31. May. 2000

前回のノンキープロジェクトの練習を見学にいらっしゃた3人が、
「プロジェクト参加」を決めたので、今日、我家に遊びがてら説明を聞きにいらっしゃいました。
今まで「やる気のある人、手をあげて!」形式でメンバーを募って参りましたが、
「やりたいし頑張れるけれど、手はあげられない。」タイプの人達がこの世には結構多いことを知り、
そういう人達の気配を感じた時にどうしたらいいのか、自分の中でかなり葛藤がありました。
そしたら丁度、「みおりは絶対に自分から愛情表現をしないよね。」と友人に言われたのでハッとしました。
そういえば、何度も「もう嫌われたと思ってた。」と言われたことがあるし、
「好き」なんていう言葉は、日記には書けても言ったことがないし、
子供に「お母さん、私のこと好き?」と聞かれてさえも、答えたことがないではないか。
私って実は愛想悪かったんだなぁ。いや、愛想はいいけど、愛情不足なのかなぁ。ガーン。
もしかしたら、知らず知らずのうちにみんなを傷つけたり、不安にさせたりしているのかなぁ。
それでは困るなぁ。じゃ、少し意識改革をしてみようかな・・ということで、
さり気なく「今度、見学に来ます?」・・ようやく先日言ってみました。精一杯・・
その言葉を「あの時『入っても大丈夫だよ』と言われたみたいで、嬉しかった。」と今日言われました。
そして、ノンキー組曲のCD録音についてや、「作曲しよう!」ということをお話していたら、
「いやん、私がそんなことできたら、親戚中に配っちゃう。」と目を輝かせていました。
「不安もあるけれど、勇気がわいてきた。」と明るいトーンでお話されていました。
私のあの一言が、彼女達の人生を左右するかもしれないと思いました。
言って良かったのかなぁ・・
背中をポンと叩いた。それだけで今の私は精一杯・・
あとは彼女達が頑張るのを、ひたすら祈りましょう。






29. May. 2000

我家には、ラブラドールという賢くて優しくて大人しいはずの犬がいます。
育て方を間違えたのか、もともとそういう犬に当りついてしまったのかは知りませんが、
うちのラブラドールは、とにかくやんちゃで、騒々しく、
自分が大きい(35kg)ことを知らないのか動きが激しいので、手がかかります。
芸もできず、「あーあ、こんなにしてしまって・・」と父が呆れるほど。
さらに、人と一緒にいるのが大好きなので、うっとうしいくらい懐くし、ハート目で家族を見つめるのです。
結局そういう目に負けたことと、こちらの近所迷惑にならないように、という希望もあって、
特大ログハウスを購入したにもかかわらず、
ナビには「玄関がテリトリー、時々庭に出て遊ぶ」という生活基盤を与えてしまったのです。
ところが、犬は自分のテリトリーは汚したくないらしく、用足しは外でする。
結果、結局私がナビ様のためにドアの開閉をしなければならなくなってしまったのです。
必要最低限なら、私も我慢をします。けれど・・
私が家の中を移動するには、必ずナビの前を通るのですが、それを待っているかのように、
熟睡していてもサッと起きて、一生懸命に可愛い顔で愛想をふりまいてきます。
そうすると、私もいろんな面倒臭いことをすっかり忘れてしまい、ついつい・・?
でも、そうして可愛がってしまったら最後、それから私は駄犬の召し使いになるのです。
ワン!(外の風にあたりたい)
ワン!(昼寝をするから玄関の中に入れろ)
ワン!(ボールで遊んでおくれ)
ワン!(暑いから空気を入れ替えて)
けど、こっちも忙しいので、この間、もう頭にきて「自分で開けなさいよ!!」と言い捨てて無視してやった。
ガタガタと何度か音がしていたけれど、それでも無視!
それ以来わがままをあまり言わなくなったので、「よしよし、無視に限るな。」と思っていたら、
昨日、見てしまった!ナビが、器用に前足と鼻先を使って、慣れた様子でドアを開けているのを・・
この際、鍵もかけてくれると助かるなぁと思い、
「ナビ、カギ、カギ!ここ回して!ここ、カギ、カギ!ここ、カギッ!・・・・」
ちょっと期待できそうだなと思った瞬間、母は「教育ママゴン化」するのね。






24. May. 2000

レッスンでした。
このところ忙しくて練習もさぼりがちだったのをしっかり見破られ、
「前回の方が、上手く出来ていましたよねぇ。」と言われてしまいました。
ダブルタンギングなどの運動系は、さぼれませんね!
でも、おまけして頂き、テレマン/デュエットのF-durが終わりました。達成感!
さて、今日はレッスン後、先生が最近はまっているというガーデニングを見せて頂きました。
家の東側、南側、屋上といろんな環境のところに、種々様々な植物の苗が、70種以上あるらしいのです。
ガーデニングは大流行していますが、私は、花の育て方で人間性って出るなぁと以前から思っていました。
例えば、割と見栄を張りたい人たちは、外に向けて花を飾ってありますし、
待つことが嫌いなタイプの方は、プランタに苗をパンパンにつめて植えてあります。
逆に育てるのが好きな方の庭には、種が蒔かれていたり、貧弱な挿し芽が大事そうに置かれています。
そして本当の花好きは、人目につかないところや不便な所でも、わざわざ行って育てられるのだそうです。
「この分析によると、渡辺先生は間違いなく、かなりの花好き、育て好きだなぁ。
いやいや、そういえば花にだけではなく、動物や子供や弟子に対しても、愛情深いよなぁ。」
などと考えていたら、植物の一つ一つが、お弟子さん達の顔と重なってきました。
種々さまざまの植物は、勿論、育てられ方も好む環境も違うし、楚々としたものも華やかなものもあります。
生徒達も、植物のように個性が違うから、その個性に応じて育てて頂いているのかもしれません。
薬、肥料が沢山必要なタイプ、結構カラカラに飢えさせておいてからたっぷり水をあげると良いタイプ、
ツルの方向を導いてあげると、後は自分でどんどん伸びていくタイプ、
理由もなく枯れてしまうけれど、時が経つとまた元気になるタイプ・・など。
「これはね、枯れてたんだけど、諦めずに水をあげ続けていたら、こんなに綺麗に咲いたの。」
「これはね、日向に置いてたらダメだったから、ここの半日陰に持ってきてあげたら花が咲いたの。」
などと先生が説明して下さるのを聞きながら、先生に出会えた幸せを、またまた、感じてしまいました。
たっぷり愛情を注がれた植物達は、ほーんとにみんな綺麗でしたし、いきいきとしていました。






20. May. 2000

午前=コンソート青葉の練習。
青葉所有のコントラバスを、ノンキープロジェクトで使わせて頂けるようお願いしてあったのですが、
リーダーのOさんが、「吹いて頂いた方が、楽器のためにもなりますし・・」など、
本当に優しく愛情溢れる説明をして下さったので、メンバーの皆さんも快諾して下さいました。感謝!
午後=ノンキープロジェクト合同練習
平日グループと休日グループの全員(8名)で、アレンジを「6〜8声に書き直した編」で練習。
難産曲「ラン」もなんとか間に合って全員で全編の演奏まで漕ぎ着けられたので、ホッ。
しかし、何といっても清美さん初作品を演奏できたことが印象的でした。
産みの苦しみや喜びを分かちあえたことは、私にとってリコーダーを一緒に吹くことより興奮致しました。
リコーダーチーム全体の雰囲気もよくなり、まとまって演奏できるようになりました。
斎藤ネコさんに来て頂きアドバイスして頂いたのも、大きい収穫でした。
ネコさんのアドバイスは、私が最初に出会って感動した頃とちっとも変わっていなくて、嬉しかった!
どんな風かと言うと、私がポケットから差し出したガラクタを、「どれどれ・・」と観た後、
「いーじゃない。」と言って、その中の泥んこまみれの瓶のかけらをひょいと摘み、
「こうやってこすると・・・ほらね、綺麗になるでしょう!」とニコニコ顔で言うような感じなのです。
ネコさんは、ガラクタもゴミもバカにせず、工夫して上手に活かしてくれます。
ガラス片をダイヤモンドのように輝かせる魔法を知っているからです。いいなぁ。
勿論、誰にでもできる技術ではないし、ガラクタを集めておけばいいものが出来るとは申しません。
けれど、ガラクタにも輝くチャンスがあるってことは忘れずに、大事にしていきたいと思いました。
背伸びし過ぎて「いいもの」を求めるつもりが、つい「高級なもの」を目指してしまう時があります。
私は私らしく、ノンキープロジェクトはノンキープロジェクトらしく、自然体でいかなくっちゃね。
夜=ノンキープロジェクト合同親睦宴会。
アートチームの作品(すっごーくかわいい羊達)を見せて頂いたり、物語の途中経過を話してもらったり・・
あとは、もうもうとのぼる煙りの中で、飛び交うビールジョッキとお話の輪。
みんなとても、とても楽しそうでした。
朝から、心の中で「みんな大好き!」と叫び続けた至福の日でした。






17. May. 2000

私は今朝、パニック状態でした。
次の土曜に「ノンキープロジェクト」の練習とリコーダー以外のメンバーも集結の大イベントを抱え、
このところ、その準備に追われていました。
準備のなかには、作編曲も含まれていたので、日夜かなり頑張ってきました。
それが、一昨日に完成し、昨日はその完成と誕生日のお祝、家の片付け、大物の洗濯、
そしてちょっとだけ休養をとらせてもらってるうちに、一日が終わってしまいました。
そして今朝、やらなければいけないことのリストを作ってみたら、大変なことに気付いたのです。
20日(土)午前=青葉の練習、午後=ノンキープロジェクト、夜=その宴会。
21日(日)なんと甲府での娘のピアノの発表会のため、朝8時に出発、戻りは当然夜。
22日(月)娘の担任の先生の家庭訪問。
23日(火)は、近所のお友達とランチの約束をし、24日(水)は、レッスンです。
難航していた作曲のため、掃除は短縮バージョンで済ませてきたので、大掃除が必要。
ソファーカバーを作ろうとしていたのも手付かず。
娘の衣装の裾上げもまだ出来ていない。
それに、あの靴を食べる犬を留守中どうするかも、考えていない。
レッスン用の曲は、はずかしながら前回から一度も練習をしていない。
青葉用のパート譜も書いていない。
難題をいっぱい抱え、絶壁の縁に追い込まれたような気分で、真っ青・・パニック状態!
でも、今日はOさんと一緒に「アルモニーアンティーク」を見に行く約束なのです。
「そのあと、美味しいものを食べに行こうね!」とお誘いして楽しみにしていたので、
とにかくもう、今日は考えるのを止めることにしました。
アルモニーアンティークは、とても優雅で素敵でした。
区役所のロビーコンサートでしたので、大勢のお客さんたちがいらしていたのですが、
これぞ「非日常の世界」といえる古楽を、美しい衣装を纏った女性演奏家達が演奏するのを、
皆さん、うっとりと眺め、聴き惚れていました。私も嫌なことをすっかり忘れさせて頂きました。
そしてその後、約束通り、Oさんとお目当ての博多ラーメン屋さんへ。
半分外になったような所で、楽しくおしゃべりしながらラーメンと餃子を食べていたら、
気持ちよくて、楽しくて、絶望感など何処かへいってしまい、「よし、頑張ろう!」と思えてきました。
本当に不思議!彼女には何も伝えなかったし、愚痴も言わなかったし・・
でも、彼女に会う度に、私は生き返ったように元気になるのです。
行って良かったし、会って良かった!






13. May. 2000

コンソート青葉、久しぶりの練習でした。
新しい楽譜を一杯頂いたのに、6月にある「神奈川笛の会」(県内の笛のグループの合同発表会)
のための練習をしなければならなく、手付かずでした。
けれど、メンバーが入れ替わったり、パートも入れ替わったりで、今までの曲でも新鮮でした。
私が今度加わったテナーパートは、なんと4人。
4本で息を合わせるのは大変だろうなぁ・・と想像していましたが、
心配をよそに、みんなと一緒にとても楽しく、気持ちよく、まとまって吹けたと思います。
バスを担当していた時は、「バスっていいなぁ。」とずっと思っていたけれど、
テナーになってみると「テナーっていいなぁ。」と思える私は、本当にお目出度い性格です!
そういえば昔から、「どんな環境でも与えられた中で、いつも満足そうに楽しく生きていかれるのね。」
と言われ続けてきました。その環境の魅力を肌で感じ、順応していくのが得意なのかもしれません。
先日新聞に「嫉妬はやめよう!」という投稿がありました。
「嫉妬をすると相手を傷つけ、さらに自分をもっと傷つけることになり、いいことは何もない。」と。
それを見て「あぁ、そういえば私はあまり人に嫉妬を感じないなぁ。」とつぶやいたら、
家族に「だって、いつもお目出度いもん。自分はいつも幸せだと思っているんでしょ。」と言われました。
否定出来ないお言葉です。きっとマイペースだから、そう感じるのでしょう。
人と自分を比較することなど、まずないので、人に嫉妬を感じないのですよ。
勝負の相手は、いつも自分の「こうしたいと思う気持ち」で、これが半端じゃないのですけれどね!
そうそう、スポーツも自分の記録との戦い系は大好きだけど、対戦相手との勝負系は苦手、
T.V.ゲームも、自分との戦い系に限ります!
そういえばネットの性格判断で、私は「春の小川を流れる蛇」でした。
季節はいつも春、天真爛漫に、流れに身を任せておけば大海に着くと思って、
こつこつと、ほのぼのと、いつも個性的で新しいものを探し求めながら、飄々と流れていくそうです。






10. May. 2000

レッスンの日が、あっという間にきました。
今日はロングトーンの練習や音程合わせを端折って、シューテプスから始めました。
スケール練習は、「きちっと出来るようになってきたら、テンポをあげてやってみてね。」
と言われ、テンポを調べてみると、練習してきた倍以上の速さでやるようでした。
うわぁ、修行じゃ、修行じゃ!私の舌は、そのうち筋肉隆々になるかもしれないなぁ。
そういえば、このシュテープスのエチュードは、やり始めの頃に説明がありました。
「指定されたテンポで吹くと全部で30分。準備体操と思って毎日やれば、驚くほど上手になりますよ。」
そりゃぁ「漸進的な毎日の練習」という題だから、そうに違いない・・けど、
あの量をあの速さで毎日30分?! 信じられない・・
でもでも、確かにこの練習は、本当にいい練習になっているとは思います。
毎日少しでも吹いている時は、指の動きやタンギングが滑らかになるけれど、サボると急にダメになるもの。
「継続は力なり」か。とりあえず今までやった分を、少しテンポアップして頑張ってみようかな。
さて、テレマンF-durは、さらに、深い、深い、深いところまで来ました。
リコーダーを小中学校でやっただけ・・という人には信じられないかもしれませんが、
リコーダーのテクニックには、あの小さな穴に指をかざして音程を調節したり(シェーディング)、
音を小さくしながら、音程が下がらないように、穴を少しづつ開けていく(スライディング)・・
というような、超絶技巧的、かつ、神経をすり減らしそうな厄介なものがいっぱいあるのです。
ダブルタンギングに続き、今日は「これを取り入れましょう。」と言われてしまいました。
「がーん。そんな余裕・・あるかなぁ。」と最初は思いました。
でも、確かに下のパートを吹いて下さっている先生の音を聴いてみると、
「ここはきれいに減衰させてから渡さないと、邪魔になってしまう。」という箇所が一杯あり、
それにはやはり前述のテクニックが必要だということがよくわかりました。
工夫したやり方と工夫のないやり方の比較もやってくださったので、さらによくわかりました。
意識するのとしないのでは、雲泥の差なんですね。
木をみて森を見ず・・になっては困るけれど、
木をじっくり観察するべき時期が来たようです。






7. May. 2000

ついに連休も終わりです。
今日は日常生活へのリハビリも兼ねて、ホームページを点検しました。
先日、新聞で誰かが「インターネットは、双方向だから意味があるのであって・・」の発言をしていました。
確かにそう言われればそうだなぁ・・と思い、あまり使われていなかったゲストブックを変え、
皆さんのいろいろな情報、独り言など、ゲストの方々が参加しやすいページになおしてみました。
コンサート情報なども大歓迎ですので、どうぞ、御利用下さいませ。
また、「お気軽」と思っていたメールがだんだんお手軽でなくなってきて、メール無精になりつつある私・・
もっと気軽にゲストの方と対話がしたいと思い、BBSも作ってみました。
こちらは一行掲示板で、どんどん発言が消えていってしまいますので、お手軽に参加できると思います。
私の寝る前のささやかな楽しみ、煮詰まった時の気分転換のために設けましたので、是非おつき合い下さいね!
毎晩寝る前にチェックして発言、お返事も書くつもりです。
さて、夕方、テレマンのデュエット(私の練習しているソナタ)をやるというので、
Yさん(Nonky Project)と夫がフルートの練習をしているところをのぞきに行きました。
いやぁYさん、ノンキーの時は慣れないリコーダーを、汗をかきかき吹いているのですが、フルートを吹くと別人!
素晴らしい!!若さ溢れ、華があって、推進力があって、ダイナミック。いいなぁ、うらやましい。
・・ということで、ゴールデンウィーク・・最後の乾杯は、Yさんとでした。
家事もさぼり、節操なく毎日そこら中で食べて、飲んで、体重計にのるのが恐い・・。
遅寝遅起きも定着し、明日からの生活が不安です。
いっそのこと、朝まで起きていて、皆を送り出してから寝ようかなぁと真剣に考えています。







2. May. 2000

連休は、草取りや庭木草花の手入れから始まりました。
実は私、草花いじりが大好きなのに、それをする度にひどくかぶれてしまうのです。
今日も、腕が赤く腫れ上がって、とーってもかゆいのですが、我慢しつつネコかるのライブへ。
ネコかる(斎藤ネコストリングスカルテット) のライブは、私が一年間に行くライブの中で最多です。
スケジュールがあえば必ず行くし、毎度待ち遠しいので、「かゆい」くらいでは諦めません。
いつも自然に足が向くのですが、先日「そんなにいいの?」と聞かれたので、今回はその魅力を分析してみました。
軽快なおしゃべりも演奏も、実に和やかにリラックス(全員パジャマ)して進行していきます。
ステージ場でアレンジしたり、煙草あり、飲酒あり、休憩あり、エンディングが本編より長かったり・・
とにかく「だらけたライブ」なのですが、それでも、観客は皆夢中で大喜びするのです。(私も)
先日から「だらけた脱力」と「覇気のある脱力」について考えていたのですが、
ネコかるは「だらけた脱力」も「覇気のある脱力」も兼ね備えているような気がします。
要するに「だらけた脱力」は遊びの部分であり、「覇気のある脱力」は余裕の部分だとすると、
両方兼ね備えている人達がやるライブだから、「魅力的で、だらけたライブ」になっているのではないでしょうか。
とにかく全員半端でなく上手なのに、「どうだ!」と訴えるところがまるで無い演奏。
ナチュラルで、自分達も楽しんでいる様子なのです。
そして誰かが道を外れると、みんなとても嬉しそうな顔をして、どんどんついて行っちゃう。
そのついて行き方に、さりげなく超絶技巧が挟まれたり、ジョークが入ったりするのも特徴。
技術的にも人間性にも余裕のない人、遊び心のない人は、ネコかるのメンバーにはなれませんね。
もし、ネコかるのライブが真面目にきちっと力が入って執り行われたらどうだろう?
きっと「凄いね、感心した、さすが、上手い!」と叫ぶだろうけど、
今日のようにリラックスしたいい気分で帰れるかどうか・・
実は、私が切羽詰まった時はいつも、ネコさんにSOSを出しています。
だって、必ず肩の荷をおろして、スッキリらくにしてくれる。
そういえば、ライブが終わって帰る人達の顔もスッキリだったなぁ。
ネコかるのライブ、超満員なのが納得できる・・分析でした。






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