31.August.2000

絶不調のまま、ノンキー・プロジェクトの練習へ。

アンサンブルをずっとやってきていますが、今までに欠席した記憶があるのは、
子供の運動会と重なった時一度だけ・・という高出席率を誇る私。
頑丈です。精神的に参って倒れた・・なんて話を聞くと羨ましいくらい。
今日も精神的に不調とはいえ、身体はピンピン元気そのもの。悲しいくらい健康です。貧血になってみたい・・
と思って練習室に行くと、昨日の日記を見て、皆さんが心配してくれていました。
今日は珍しく夜の練習で、お仕事が終わってからはるばる駆けつけてきた、疲れた御様子のメンバーも多く、
それこそとても大変だったでしょうに、そういう人達から逆に優しい声をかけられて、「面目ない。」の一言でした。
私に気持ちのゆとりがなく、練習の間中、きつい口調で説明してしまっていたのですが、
他のメンバー同士も、あれこれお互いに突っ込み合い・・の繰り返しでした。
そして、それを笑いに転換しておさめていく様は、「お見事」で、
良いムードのグループになってきたなと思えました。

色々事件があればあるほど、思い出も増えるし、親近感も生まれてくるし、
お互いのことが分かり、信頼関係も出来てくるのではないかと思います。
また、今日、改めて感じたのは、ここのメンバー達、全員のやる気は半端じゃないということ。
そういうメンバー達に、リコーダー・イヤイヤ病のことを打ち明けてしまって、
「まずかったかなぁ。」と思った始まりでしたが、
機嫌の悪い私、のっていない私をさらけ出したことが、それはそれで良かったかもしれません。
だって、皆さんに心配して頂き、アドバイスを頂き、そういう優しさに触れることができ、
それが一番の薬になっているからです。






30.August.2000

リコーダー・イヤイヤ病、発症です。
最近手に入れたCDにヒットが多く、「やっぱり、バンドはいい!ポップスはいい!」と思っていたところに、
手帳の予定表を見てしまったら、も〜うダメ!(私は視覚的に判断することが多い)
だって、リコーダー関係の練習枠がズラーっと入ってしまっていて、真っ黒。
それに、最近真面目に練習しても上手にならなかったお陰で、リコーダーの音自体も嫌いになっている。
なのに、今日は朝一番から「マーブル」(発表会のための臨時アンサンブル)の練習だったのです。あぁぁあ。

苦手な早起きも手伝ってだらだらしている私を見かねて、出勤前の夫が車で運んでくれて、なんとか・・
練習が始まれば楽しいし、それなりに頑張るのですが、吹いている最中に何回も意識がどこか遠くへ行ってしまいました。
間違えようのないところで、間違えてばかりいて、みんなに迷惑をかけてしまいました。

そして、練習が終わって「次回の練習日を決めましょう。」となった時、手帳を開いてまたうんざり。重症です!

気分転換をしないと、とんでもないことになりそうなので、その後、を誘って買い物に行きました。
自由が丘のお気に入りのショップで久しぶりに洋服を買いまくり、二子玉川でリッチなティータイム。
セタガヤンもどきを満喫し、家に帰っても、リコーダーは見ないようにして、
ピアノを弾いたり、歌ったり・・といつもと違う人になりきることにしてみました。
少しよくなったような気がするけれど、明日の夜はノンキー・プロジェクトの練習。
その前にもう少し気分転換をしたいな。明日の昼間、何をすればいいのかなぁ。






26.August.2000

久しぶりにコンソート青葉の練習でした。
10月末に東京のホテルで催される某女子校の同窓会パーティで演奏させて頂くことになったので、
今日から、そのプログラム用の曲の練習です。
そのうちの何曲かは、リコーダーアンサンブルのための楽譜集から使わせて頂いています。
管理人のさんたろうさんが手書きした楽譜を、見知らぬ愛好者のためにアップロードして下さっているのですが、
売っている楽譜とは違ったラインナップですし、「人の愛情と労力」を感じるし・・有り難いページです。
インターネットを始めて、このような人のために作っているページがあることを知り、本当に嬉しかったです。
「日本人ってエコノミックアニマル!」の汚名返上ですよね。
(余談ですが、そのページの入り口へ戻って、ネコのページの7月の看板のにゃじを見て下さい。惚れました。)

さて、今日は、その中の、Kyrie(BWV672) Kyrie(BWV674)
O Jesu, wie ist dein Gestalt(BWV1094)を練習しました。
バッハは、本当に素敵な曲ばかりで大好きなのですが、やってみるとサマになりにくいですよね。
リコーダー音楽には、幼稚な吹き方をしてもおかしくない曲もあるのですが、バッハは違うと思いました。
拍の取り方も、タンギングも、フレージングも、かなり大人っぽく表現しないといけないようでした。

今日は、先生にフレージングやノリ、隠れテーマ、節目、タンギングなど、沢山のことを教えて頂きましたが、
まだまだ、みんな音を追っていくのが精一杯で、その場ではあまり解決できなくて、宿題がどっさり。
その日に向けての自主練習日も沢山入ったし、ノンキー・プロジェクトのレコーディング(10/14)、
このホテルでの演奏(10/29)個人レッスンの発表会(11/4)、地区センター祭(11/11)とイベント続き。
それら用の自宅練習も勿論しなくちゃいけないし、課題は山のようにあるし、
うわっ、目の前がクラクラしてきました。
「リコーダー練習の秋」





24.August.2000

19歳の時からの親友Eちゃんのお宅へお邪魔しました。

Eちゃんは、のう天気で、わがままで、「〜したい」と思ったら後先考えずに踏み出してしまう。
そのかわり、宣言したことは、全身全霊で成し遂げる努力を惜しみません。
そうなんです、私とよく似ているのです。しかも、他人とは思えないくらい馬が合う。
けれど、わがままの方向が違うので、それがかえってよかったのか、
本当に色々なことをお互いに助け合って、沢山の夢を実現させてきました。

昨冬「子供を産む。」と宣言された時も、最初は唖然としましたが、
みんなが「二人目とはいえ、高齢出産・・しかも、大活躍しているキャリア組」なので反対しているなか、
「私が守るから。」と、全面協力を約束しました。
大変な時期もありましたが、今日は無事に生まれた可愛い赤ちゃんに対面し、第二母としては大満足!
幸せを絵に描いたような彼女のお宅で、その子を抱きながら、「もう、欲しい物無いよね?」と声をかけると、
彼女は、もうすでに、その幸せだけにどっぷり浸っていなかった・・

もともと、モデル体型で超美人の彼女は、もう、体型復元に取りかかっていたのです。
「みおり、美への執着は、芸術への執着と同じなのよ!諦めた途端にダメになるの。
一生、努力し続けなくちゃだめよ。頑張りましょう!」と発破をかけられ、その助けとなる化粧品も頂き、
「よし!」と気合いを入れた途端、美味しそうなバラ寿司が出てきました。
すぐに頭はリセットされ、ワシワシと口に運ぶ私の前で、
同じくワシワシと口に運ぶ彼女・・
私達って、やっぱり、かなり、のう天気でわがままだわ。






22.August.2000

レッスンでした。
うーむ・・難しいなぁ・・テレマン、もういや!
今日は、根本から直されてしまいました。持ち方です。
左手にどうしても力が入ってしまうからです。トホホ。
力が入った途端、それによって音色が悪くなるらしいのです。
確かに自分でも力が入っていくのが分かるのですが、もう、吹き始めてしまったら、頭で命令しても抜けないの。

そういえば、何をするにも柔らかくて美しい姿勢や動作は、上手い人特有のものですよね。
スポーツも、芸術も、プロとアマの決定的違いは、そこにあるのかもしれません。
余分な力が入りにくい持ち方を教えて頂いたから、明日から試してみよう。
発表会までには、間に合いそうもないけれど・・・
いいの、いいの、ゴールはそこじゃないもの。階段、階段!

その後、なんとなく呼ばれている気がしたので、友人のお見舞いに行きました。
昨夜、成田空港からバスに乗って来る私の夢をみたそうで、なるほど、それで呼ばれた気がしてたのね。
学生時代、留学する彼女たちを見送りに成田まで行った私の姿が印象的だったらしく、
良き時代だったよね・・というような話から始まり、年寄りのように思い出話を延々としました。
そして、すっかり元気になって退院間近の彼女が、スタスタ歩いて外まで送ってきてくれたので、
安心して帰りかけ、手を振ろうと振り返ったら、涙を流した彼女が立っていたのです。
神様、仏様、なんとかならないの?

なんだかやるせない気分で灼熱地獄の都会を歩き、満員電車に乗って・・
久しぶりに、口も聞きたくないくらい疲れた日でした。






18.August.2000

ネコさんに、「この頃、栄養取りすぎですよ!放出しないと。」と言われ、
「では、今週は、ため込んであったエネルギー放出する週にしましょう。」と決めました。
が、まず月曜日、私もアレンジをしたことのある曲の、ネコ編曲版を聴かせて頂いて、脳天を殴られました。
かなり触発され、やる気満々でキーボードに向かう・・も、興奮状態で作曲は不可・・。吸収のみ。うぅ。

火曜日の放出作戦第二弾は、陶芸・・でも、BGMのXTCのアルバムがあまりにもカッコよくて、
つい、そちらに意識が・・結局、小作品のみの放出。うぅ。

水曜日は、Oさんとメソポタミア文明展+食事会で、気分は最高!でも、頭も身体も栄養過多で重いなぁ。うぅ。

木曜日は、清美さんとテープ編集。多方面の話をあれこれしたのですが、
サインを送る毎に、剛速直球、変化球など多種類の球を投げてくる彼女に吃驚。
あらら、笛だけじゃないのね・・かなり守備範囲が広いピッチャーとみた!吸収のみです。うぅ。

そして、今日は益子の炎まつりに持っていく作品をCさんの工房まで届け、ついでに釉がけ。
ヨーロッパ遠征前のクライマーのDちゃんと、Cさん、Iちゃんとノンキーのジャケットの相談もしたけれど、
この集団も異常です!・・またまた触発されて、超興奮状態で帰宅。吸収多、放出少です。うぅ。

結局、毎日魅力的な人達ばかりと触れあってしまった一週間、
吸収することが多すぎて、放出にエネルギーを使えませんでした。
頭も、身体も、心も、肥満で鈍くなっているみたいです。
いや、肥沃。うん、肥沃にしておきましょう!
来週こそは、いい芽が出ると思います。






12.August.2000

ノンキー・プロジェクトの練習でした。
演奏会を経験して、メンバー同士の絆も深まってきたし、
次なる課題が欲しい時期かな・・と思い、以前からやりたかった練習をすることにしました。
楽譜には書かれていない事柄の練習です。
作曲者の側から言うと、楽譜に書かれていることは最低限のことで、
「楽譜に書けない事柄」の方が多く、それこそが重要だったりします。

例えば、8分音符が二つ並んでいるから「タタ」と吹いても、それが作曲者の目指すことではない場合もあるのです。
「ダーダッ」という風に、明らかに1個目と2個目の8分音符は違う音=行って帰ってくる音だったり、
また、「このフレーズは一息で吹いて」とか、「この音は歌で言うと裏声で抜く音で」とか、
「走っている様子が出るように・・だけど、慌てないで」、「4分音符一つだけど、シャッフルなのよ」とか・・
とくに、ノリ、グルーヴ関係は楽譜に書けないどころか、言葉で説明するのも難しい。
同じ種類の音楽をやってきた人達ばかりの集まりだったら「あの曲のようなノリで・・」で分かったりするのですが、
皆さんそれぞれ違った土壌で音楽をやってきたので、正直、私の目指すところが伝わるか不安いっぱいでした。

それ以前に、「縦が揃っているんだからいいじゃない。そんなことやってどうするの?」
と言われたらどうしようかと・・・でも、結果は大成功だったようです。

タッカの取り方を改善してひとりづつ聴く側にまわってもらったら、「こんないい曲だったんだ。」という感想もあったし、
終わってから「こうゆう練習は、初めてだった。これから練習する課題がいっぱいできて嬉しい。」とか、
「ダーダッが新鮮だった。もっと、ずっとずっとやっていたかった。」という感想も。
不安がっていた私も、メンバーの皆さんの理解力と学習能力の高さに驚きました。
私は「ノリ中毒」って呼んでいるのですけれど、一旦ノリがあったメンバーは、もう離れられないもの。
それほど、「ノリが合う」って快感なんですよねー。
メンバーの皆さん、それを目指して、もう一踏ん張り頑張りましょう!






10.August.2000

ノンキー・プロジェクトの次なる目標の一つが「お試し録音」です。
今、それに適した場所を探しているのですが、結構苦労しています。
首都圏に住んでいるわけですから、録音出来るスタジオ、ホールは星の数ほどあります。
けれど、録音初心者のメンバーが多いことから、最初だけは、どうしてもこだわりたいことがあるのです。
それは、緊張しないで、リラックスして気持ちよく吹ける環境・ムードです。

私がディレクタのお仕事を始めたばかりの頃、見学に行ったジャケット撮影を思い出します。
都内のスタジオで、デビューしたてのアイドルが可愛いドレスを着て撮影していたのですが、
15歳の子が、次々に可愛いポーズを決めるので、最初、私は感心して見学していたのです。
ところが、何枚かドレスで撮影した後、水着に着替えさせたら、急に表情がなくなり、ついには泣き出してしまいました。
無理もありません。海やプールでなら、水着も平気で可愛い表情を作れるでしょう。
でも、おじさん達がまわりで見ている室内のスタジオでは、そりゃ、不機嫌になりますよね。
その時、「おかしいなぁ。この間、海では平気だったんですよ。」と私達に言った後、
本人に「後で海の画像と合成してあげるから、仕上がりは大丈夫だから。」と説得しているスタッフがいました。
私は見習いの分際でしたが、「ここでは無理ですよ。水着撮影をするムードではないでしょう。」と言ってしまいました。
だって、人間は感情の動物でしょう。そして、エンターテイメントも芸術も、その感情が「大本」なのに・・
そんな、計算通りにはいきませんよ!

私は、創作活動は、深夜か、家族のいない時間にすることに決めています。
生活感のあるムードでは、何も浮かんでこないからです。

また、あるアレンジャーが、先日「赤とんぼ」をアレンジするのに、
朝日が仕事部屋に差し込んでくるから出来ない・・と訴えていました。
「そうかなぁ?」と思う方もいらっしゃると思いますが、ほんと、ムードはとっても大切なことなのですよ!

前置きが長くなりましたが、今日は、Key-Mamaさんにお願いして、T大学のホールを見学させて頂きました。
森に囲まれた古い建物、窓一面から見える外の景色は、羊がいそうな芝生のグラウンド・・
ピーッッッッポーッッッッ。残響もいい感じ。気に入った!
蝉の音が中まで聴こえるくらいだから、録音に最適とは言えないかもしれませんが、まぁ、最初はお試しだもの。
秋には蝉の声もなくなるでしょうし、とにかく環境・ムード共に抜群。
いい所、みつけた!ヤッホーッッッッ!






7.August.2000

今、世界中で一番好きなグループ、Corrsのアコースティックライブに行って参りました。
Corrsは、アイルランドの3姉妹+兄のバンドなのですが、
曲良し、演奏上手し、歌上手し、超美人で、天は何物も与えたな!としか思えない・・
いつもお目出度い私でさえ、「ああゆうふうに、なりたかったのよー。」と叫びっぱなしでした。
「母よ、どうして私を才能豊かで、美人に生んでくれなかったの?」と思っていたら、
娘に同じことを言われてしまいました。うーむ、リセット出来ないし・・

一枚目のアルバムは、アイルランド色が濃かったのですが、だんだん薄れてきて、今度のアルバムはとてもポップ。
それを、やいのやいの言われるそうですが、
本人達が「自分たちがやりたいことをやって、自分たちが満足しているのです。」とキッパリ。
思わず、拍手をしたくなりました。

だいたい出身地で括られるなんてナンセンス!
沖縄出身の人はずっと沖縄民謡風でなければいけないの?
彼らのルーツにアイリッシュがあるのは、ずっと変わらないのだし、
ダブリンの環境のいいスタジオで録音して、周囲の景色にインスパイアされたこと、
メンバー同士、それからプロデューサーにインスパイアされて曲を作ったことなどを語っていましたが、
「ルーツがしっかりあって、その上にいろいろな新しい触発があって、いいものが出来ていく」
私も、これが、全てのもの作りの基本形だと思います。
Corrsは、今日のようにアンプラグドでもライブが出来るし(バイオリンやボーラン、アコギなど)
レコーディングやコンサートは、様々なロック仕様の楽器も使う・・
これも、私の理想形。
ノンキーも、アコースティックライブとオケ入りコンサート、両方をやりたいなぁ。
ということで、うらやましい、うらやましい、うらやましい・・連発のライブでした。






4.August.2000

夏休みモードで、アンサンブルの練習もこのところしていなかったのですが、
今日は、久しぶりにHさん、Oさん、Mさんと4人でアンサンブルの練習。
「渡辺先生門下生の発表会に4人で出ませんか?」とお誘い頂き、今日はその初練習だったのです。
・・と言っても、気心の知れたコンソート青葉のメンバーばかりですので、おしゃべりが半分以上の楽しい練習でした。
曲は「愛しのロビン」に決め、私は、ソプラノ2の担当になりました。
去年まではバス担当が多く、今年は青葉でテナー、ノンキー・プロジェクトではアルト・・とだんだん高音になってきて、
ついにソプラノだ!・・鳥のように、吹けるかなぁ?

「愛しのロビン」は、リチェルカーレなので、それぞれのパートがかけ合いになっていく面白さがある反面、
落ちたら最後・・「私は、どこ?」状態に陥ってしまいます。
そういう意味でも難しい曲なので、シーケンサで全体像とカラオケを作って事前に皆に届けておきましたが、
「あれがとても役に立った。」とみなさんに感謝されて、今日、私は一日得意顔でした。
でも、ほんと、最後まで落ちることもなく、テーマを誰が吹いているのかも、皆把握出来ていたようでした。

その後、食事をしながら、Hさんが見学してきた講習会の様子や、
皆さんが所属している他のグループの練習の様子やコンサートなどの話を聞いていて、ハッと気がつきました。
講習会も、古楽祭も行ったことがないし、コンサートに行くのも圧倒的にリコーダー以外・・
私って、本当に皆さんに比べて不勉強だし、熱心じゃないのだわ。
楽器も、実はプラ管すらソプラニーノ以外は持っていなく、使える楽器は、各パート木製が1本づつのみ。
だいたい、昔から「もう終わっちゃったことを習う歴史」は嫌いだったし、収集癖なんて、ゼロ。
あらら、やはり古楽のヒーローのリコーダーには、向いていないのかも・・
でも、この間「なんで?と思う美織さんがやっているからいい!」って言ってもらえたし、
リコーダーを学校教材と古楽だけのものにしたくないという願いで曲を作っているのだし、
えーい、こうなったらリコーダー革命じゃ、革命!






1.August.2000

レッスンでした。
シュテープスの「漸進的毎日の練習」は、半音階。
8分音符の音階があって、その後に3連符の半音階の上り下りが各調全てあるのですが、
なぜか頭が大混乱で、本当に、全く思い通りにいかないのです。
指が固まって動かなくなり困惑しながら披露している私を見て、先生は「???」
そうなんです、そんなに難しいことじゃないはずなのに・・
ミからでも、ファ#からでも、半音を順番にやっていくのは同じことなのに、次の調に移る毎にパニック。
「私の指、私の頭とは思えないほど言うことを聞かなくて、拷問のようです。」と訴えると、
先生が、原因をあれこれ真剣に考えて下さいました。
「もしかしたら、音楽と思って吹いていないから、やりにくいのでは?」
と言って、試しに伴奏を付けて下さったら、とても吹きやすくなり、大正解のようでした。

コード感がでると、苦痛だった音階が「イヤ!」ではなく、「きれい!」と思って出来るってことは、
私は、やっぱり「和音」が好きなんだなぁと感じた事件でした。
事件と言えば、「発表会の曲は、テレマンのデュエットソナタの4番と5番をやってみて選びましょう。」
と言っていたのに、そんなことは出来ない状態になりました。
5番だけでも、ヒ〜〜ッ!ピーンチ!
あんな速い曲をあれこれ工夫して吹くなんて神業としか思えないし、しかも緊張したら・・
あ〜〜!想像するだけで身の毛がよだつ。

救いは、一曲全部やると長くなってしまうので、カットしなければならないこと。
Largo以外は全部カットだぁ!!!





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