30. January. 2002

コンソート野ばらの練習でした。
今月から2本にしたバスパートのMさんとKさんの息がピッタリ合って、いい感じです。
他のメンバーの上達速度も、目を見張るものがあって、
指揮を執っている私がこんなことを言うのもなんですが、
結成して2年にならないグループとは思えない上手さなのですよー!ほんと、吃驚しますよー!
でもね、その裏には、一人一人の涙ぐましい努力があるようなのです。
以下は、今日やむを得ず欠席した2人のメンバーのエピソード・・
Kさんは、終了10分前に「少しでも皆さんと合わせたいの」と言いながら、ハァハァ走って現れました。
そして、もう一人の欠席者のTさんは、私がいつも寄るスーパーの店先に立っていて、
「お手本を録音して欲しいので、待っていました。」と、テープを差し出すのでした。
見習わなくちゃ!





29. January. 2002

湘南山猫代表のとちさんと、ご近所にお住まいの"歌姫"うさぎ♪さんとケーキバイキングデート!
お二人とも、それぞれやっていることは違っても、本当に音楽を愛し、情熱を持ち、
ひたむきに「見せる(魅せる)音楽」を追求していらっしゃる方達なので、
お話を伺うのがとっても楽しかったです。
音楽って、凄いなぁ!いろいろなところでいろいろな人達にこんなに大事にされているのね!

凄いなぁと思ったことが、もう二つ・・
一つは、私の胃の大きさ。す、素晴らしい収納力です!
もう一つは、広いフロアが女性ばかりで満席だったこと。
久しぶりに女性の塊を見て、圧倒されてしまいました。
なーんて書いている私も、一応性別は「女」なのですけれどね。
実は、丁度頂いたメールに「美織さんも女なのでは?」という文があったので、
「そうかそうか、私は、女だったのか。」と再認識させられていたところでしたので、
思わずニヤニヤ笑ってしまいました。
でも、確かにその人達と同じ形をしていたし、ケーキも沢山食べられたけれど、
私はやっぱり自分が「女」という意識は無いなぁ。
というか、本物の男になりたい!
私が男であれば、私に関わる全てが上手くいくのよ、きっと。





28. January. 2002

レッスンでした。
最初のロングトーン練習は、4度ハモリでやってみたのですが、
今までの中で一番差音が大きく聴こえたのはなぜでしょう???
その後、溜息が出るほど良く出来ているなぁと思うシュテープスの音階シリーズをやり、
バルサンティのソナタC-Durの3.4で、通奏低音を想像しながら譜読みする重要性を教わりました。
実は、4とか6などが書かれてあるバロックの伴奏譜を読むのは、苦手なのです。
最初、コードのテンションと勘違いしたのが、トラウマになってしまって・・
つい、「一例」として書いてあるだけの右手部分も、真剣に読んでしまうのですよね。
それから、♪タララ、ラン・・というような箇所も、
ポップスとは大きく解釈が違うので、大混乱。
またまた、「バロックはわからん病」発症ですね。
とくに、バルサンティの3は、読んでも聴いても、どうしていいのかわからない・・
うーむ、本当にわからない。
どうしよう。





27. January. 2002

アイリッシュ・セッション潜入第2弾!
Village Greenという素敵なお店での、KANAK周辺のお仲間達による集いに参加させて頂きました。
ボタンアコーディオンの数々、手回しオルガン、オルゴール、フィドル、バウロン、
ブズーキ、ティン、美味しい料理、ギネスなどの、日常をすっかり忘れられるグッズ・・
それらに囲まれ、メンバー達は、ゆっくり流れる時を堪能している・・
それはそれは居心地の良い空間でした。

まずは、絵描き兼ボタンアコーディオン弾きでもあるという、ダンディなオーナーの演奏を聴かせて頂き、
その後は、皆でセッションしたり、お喋りしたり、食べたり、飲んだり・・
前回は、何がなんだか分からないまま「観察」で終始した私も、
今度は思い切って楽譜を広げ、いろいろ教えて頂きながら、まずは、リコーダーで参加してみました。
でも、すぐに「やっぱりティンを吹いてみたいなぁ・・」という気持ちになったので、ある曲を待っていたら、
やった〜!その唯一吹ける「Si beag and Si mor」の番が来ました。
で、ティンホィッスルを構え、一人でニンマリしながら、
密かにアイリッシュ・デビューを果たしたのでした。うふふ。

でも、間近で聴いたり見たりしていると、ティン以外の楽器にも、気移りしちゃうのよね。
今回は、ボタンアコーディオン、フィドル、バウロンに注目・・
うずうず、うずうず・・




25. January. 2002

DVD用の音楽の直し分を渡す日です。
ネコ師匠に教えを仰いで、生ピアノを録り直したり、シンセのメロをテナーで入れ直したりしたのです。
ピアノは、ネコさんが電話で説明してくれた通りやってみたら、ほんと、前より数段良く録れました。
ネコさんの説明は、的確で、簡単で、相手のことを考えてくれていて・・、やっぱりいいわぁ。
テナーリコーダーのメロは、酸欠との戦いでしたが、2000m泳いだ後のような爽快感と疲労感!

で、完成したマスターテープをTさんに渡したら、大きな袋を代わりに渡されました。
中味は、Tさんが種から育てているという花の苗。
あー、そうだった、そうだった!この間、園芸の話でも盛り上がったのでした。
自分のセンス、趣味、心がけていることなどを分かってもらった瞬間って、
照れくさいけれど、実は一番嬉しい時なのですが、
今日は、この度のレコーディングで心がけていたことも褒めてもらっちゃったし、
私の花の趣味まで当ててもらっちゃって・・うーん、最高!

その後、Tさんが、若くして亡くなってしまった同僚のご両親を訪ねると仰るので、
そこまで車で送っていくと、ご婦人が道路まで迎えに出ていらっしゃいました。
ご自分の息子さんと再会するような錯覚を起こしていらっしゃるのでしょうか、
本当に嬉しそうな顔のご婦人に、和菓子の袋を提げて近寄るTさん・・
胸の奥がジーンと熱くなる光景でした。




21. January. 2002

コンソート野ばらの練習でした。
3月に区役所主催の「サークルのつどい」に出演することになったので、
またまたハードな練習期間に突入。
演奏曲7曲中2曲が新曲なので、休まず吹き続け・・・ふぅ、疲れた。
でも、この度、Kさんをバスに抜擢したのが大ヒットのようで、助かりました。
とーってもノリよく、引っ張っていかれるタイプの上手さなので、
他の皆さんも、今日は、随分吹きやすかったのではないかと思います。
やっぱり、ポップスのバスは、つけてくれるタイプより、ぐいぐい引っ張ってくれるタイプがいい!
地域のイベントに参加するのは、面倒だなぁと思うことも多いけれど、
外との交渉をしているうちに、リーダーも、段々と自信をつけてきているようですし、
色々なスタッフ、色々な会場、色々な観客と接することによって
学ばせて頂くことが多いと思いますので、頑張りましょう!

さて、午後は、小山田大ちゃん達が遊びに来てくれることになっていたのだけれど、
ハードな日々を送っていたせいで体調を崩してしまったらしく、キャンセル。残念〜。
で、用意しておいた「ゆずチーズケーキ」(くー、たまらない!)を、
一人で3カットも食べてしまった・・嗚呼。




18. January. 2002

一ヶ月ぶりのレッスンでした。
バルサンティのソナタC-durの1〜2をみて頂いたのですが、
先生がチラッと吹いてくれたのを聴いた瞬間、
装飾は、慣れと経験を経てこそ様になって聴こえるもので、
経験が浅いと「借り物」を着ているような雰囲気になってしまう・・ということがよくわかりました。
こういうことは、地道に経験していくしかないですね!
それから、以前から気になっていたのですが、
やはり速いパッセージになると左親指の動きが悪いことを指摘されました。
これもテレビを見ている時などにぐりぐり動かして、地道にリハビリ(!?)しなくては。

さて、今度のレッスンの課題は、バルサンティの3〜4と、しばらく休んでいたシュテープスのエチュード、
それから発表会候補曲のビバルディ「忠実な羊飼い」と、テレマン「メトーディッシュソナタ」・・
えぇ?帰ってから我に返って気が付いたのですが、そんなに出来るわけないですよね!
そういえば、先生も私も、久しぶりのレッスンで、気分がとてもハイになっていたのでした。うふふ。

「ハイ」と言えば、レッスンの後、車を出そうとしたら、先生が追いかけていらっしゃって、
「ちょっと手伝って!」と仰るので、『棚でも動かしたいのかな』と思って「ハイ」とよいお返事をしたら、
なんと、先生と一緒に吹く×2回で4声の曲を次々に録音していくというお手伝いでした。しかも、初見・・
冷や汗のおかげで、1kg痩せていましたよー。




17. January. 2002

Nクンが、若きサウンドクリエーターの恵美ちゃんを連れて来ました。
今度、彼女の音楽のお手伝いをさせて頂くことになったからなのですが、
Massive AttackBjorkが好きだと言う恵美ちゃんは、とっても個性的!
私もこういう不思議サウンドは大好きですし、彼女は元々高い能力を持っていると思いますので、
その個性を殺さないよう、上手に+αしてあげたいなぁと思っています。
で、その為には・・と、人と会話するのが苦手という彼女に質問攻撃してしまったのですが、
彼女は、「何を思ってどう音楽を作っているか」などを、真摯に一生懸命答えてくれました。
きっと、とても疲れたと思います。でも、やっぱり聞いてよかった。
だって、それによって彼女のことを理解できたし、もっともっと好きになれたからです。
音楽も文章も絵や陶器も、みんな、その人自身が投影されるものだと思うので、
相手を理解し、好きにならないと、一緒に制作出来ないですよね。




14. January. 2002

車は、苦労してでも"趣味"で選ぶか、"足"になってくれる便利な車を選ぶか・・
いつも悩むところですが、今は、お犬様との軽快な生活のために、"足"の車に乗っています。
四輪駆動、俊足、故障知らずで、自分の意のままに動いてくれるとてもとても優秀な車です。
でも、犬や子供(妻も?)と同じで、あまりにも手の掛からない優秀なヤツだと、なんかこう、かえって物足りない・・
手の焼ける車に乗って、あれこれの事件を「あ〜あ〜」と言いながら楽しむのも好きだったので、
(過去の車の苦労話を語り始めたら、犬同様、数十時間かかります・・)
「次は、ALFA ROMEOを候補にしたいね!」なんて夫と話しながら車を出したら、
なんと、家から15分運転する間に十数台のALFA ROMEOを見てしまったのです。
あら、皆さんも同じ気持ちでイタリア車を選んだのでしょうか?
それとも、美人な奥さんを選んだものの、結婚したら、うーむ・・のパターンでしょうか?
ま、他の人のことはどうでもいいですけれど、
私がこんなふうに考えるようになったのは、イギリス人の影響を受けたからなのです。
数字に操られる生活がダメなのも、急かされるのがダメなのも、じっくり型なのもそうでしょうね。
だって、これでも、かなり厳格な家で、「早く○○しなさい!」と急かされて育てられたのですよ。
だから、ある時点まで「出来る、速い、新しい=好まれること」だと思っていました。
古いものを大事にするイギリス人、不便不足を「創造の母」と有り難がるイギリス人、
あれこれの「Oh, my God!」事件を楽しみ、おもしろおかしく語ってくれるイギリス人・・刺激的でした。
さて、そんなことを思い出していたら、丁度、ハリーポッターの特番が始まりました。
私も、まさにあんな感じの学校に行っていたので、なつかし〜い!
うふふ、でも、最後のまとめが一番良かった。「ゆっくり、じっくり」
で、この際、便乗して告白しますが、私が寝ないのは、何事もゆっくりじっくりやっているからで、
人より沢山やっているわけではありませんです・・




10. January. 2002

コンソート野ばらの練習日。
数日前までやっていた音楽とのギャップもあったし、久しぶりの練習だったせいか、
どこをどうしていいものか、どこまでで許容するか、で悩んでしまいました。
特に音程は、ずっと正しい音程の音を聴き続けていたので、耳がシビアになっていたし・・

そういえば、先日のレコーディングでリコーダーの5重奏を2曲やったのですが、
最初の頃に録っておいた曲の音程、その時点ではそれなりに満足していたのです。
が、ミックスダウンを始めると、後の方になって録音した曲に比べると、音程がとっても悪く聴こえたのです。
で、最終日、つまり徹夜明けの朝8時頃からソプラノ〜バスまで5本、一気に録り直す決意をしたのでした。
寝ていないし、リコーダーも全然練習していないので、無理かなぁと思いつつ・・
でもね、結果は、前よりずっといいテイクが録れたのです。
なぜか・・それは、「こう吹こう」と思う音程が以前よりシビアになっていたからだと思います。
「吹こう」と思っている音像、音程こそが、その人の演奏を左右するのでしょうね、きっと。

さて、野ばらのメンバーにも、まずは「こんな音程でこう吹きたい」という気持ちを持って頂こうと、
今日は、メロディ対自分のパートのみで吹く時間を作り、メロに合うよう、それぞれ工夫して吹いてもらいました。
最初はノーヒント、次に2〜3のヒントで・・
すると、「ああ、ここはあいのてだな」とか、「ここは、優しく吹いた方がいいかな」とか、
「ここは切った方が合うな」などと、だんだん皆さんが思うことが増えていっているのが分かりました。
どうも誰かに「こう吹きなさい」と言われたことは忘れてしまいがちですが、
そうやって、自分で思ったり工夫したことは、なかなか忘れないようですので、
これからも、そんな練習を続けていきたいと思っています。




7. January. 2002

2回ゴロニャ〜ンして延ばしてもらった締め切り日も、今日が限界。
で、丸2日寝ないまま、今年初めて電車に乗り、マスターテープを、夜、届けに行きました。
普段23分かかる渋谷に、3秒で到着。うーむ、寝ていないとテレポート出来る!?
で、Tさんが、祝杯をあげて下さるというので、「徹夜明けなので、ちょっとだけ」なんて宣言しながらも、
気が付けば、3時間半も喋りまくりでした。あ〜あ。
でも、映像、音楽、本の話になると、キリがないし、Tさん、一緒にいて居心地の良いタイプなので、つい。
そういえば、仕事もやりやすかったなぁ。感謝。

さて、今回初めて挑戦したミックスダウン、結構楽しくて、はまってしまいました。
朝起きてボーッとしている顔を洗って、お化粧をして、見た目も気分もピシッとさせるような感じかなぁ。
作り過ぎはダメ、ノーメークもちょっと・・、程良く本来の顔を引き立てるのがコツでしょうか。
私の理想は、ナチュラルで、立体的・・、これもお化粧と同じです!
といっても、とても大変で、難しい作業・・本来は、私なんかに出来るはずがないことなのです。
が、今回、フルオートメーションミキシングを修得したおかげで、やる気になれたのでした。
やはり「責任を持つ」と、人間、大きく成長できるような気がします。
趣味で使う用だけだったら、こんなに頑張らなかったと思うもの。
ということで、今年は、仕事にも燃えようっと。

いやー、しかし、立派な売り物DVDのミキシングまで調子に乗ってやってしまいましたが、いいのでしょうか。
でも、Tさんも夫も褒めてくれたし、
リコーダー5重奏を全パート自分で吹いてしまったのに比べたら、なんのその・・




4. January. 2002

食べず、飲まず、騒がず、出かけず、遊ばず、寝ず・・の三が日が過ぎ、
今日は、陣次郎サン石崎光クンのレコーディング@my house。
次郎サンは親友なので、お正月に自宅に呼び出して演奏させても「アハハハ、ゴメン」ですませられるのですが、
お初にお目にかかる売れっ子ギタリスト(しかも遠路遙々)の光クンには、申し訳ない・・
緊張し、低調にお出迎え・・のはずだったのですが、会った途端、お互いに「あれぇ、会ったことあるよね?」
記憶を辿ってみたところ、実際には会っていなかったようですが、(世代が違う・・ウルウル)
ま、要するに、同じ穴のむじな(犬かな?)ということが解ったので、ホッとしました。
で、その光クン・・大注目株ですよ〜、ギターの腕も良いけれど人間も良い!
しかも、私と同じ「寝ない族」で、「やりたいことが沢山あるから、寝るのは後回しだよね〜。」で盛り上がれたし。
そうそう、今回のレコーディングに参加してくれた同じく脳天気ミュージシャンのあっちゃんによると、
万年躁(そう)状態の人って、ストレスが溜まらない→疲れない→寝なくても大丈夫なのだそうです。
そういえば、10日間のうち十数時間しか寝ていないけれど、すこぶる元気だもの・・私。

その後、次郎サンのステップワゴンに乗り込んで、ちょっとしたお出かけ気分も味わえたし、
次郎サンと、突っ込み上手の奥さんが大いに笑わせてくれたし、
久しぶりにたらふく食べて、飲んで、楽しかった〜。




1. January. 2002

クリスマスから年末にかけ、本当に本当に頑張ってみたのですが、
気軽に引き受けたお仕事・・全然はかどりませんでした。とほほ。
で、どうしてかなぁと考えてみたところ、
1)この時期・・ということもあるけれど、多分トシのせいで能率悪く、ポカが多い。
2)ピアノ・キーボードの腕が、思っていたよりナマっていた。
3)新しい機材(MOTIFAW4416)に、まだ謎の部分が多かった。
4)単音色のリコーダーコンソートばかりやっていたこともあると思うけれど、
多分、モニタスピーカーのせいで、音色選びに時間がかかる。
5)18曲45分の選曲、作編曲、演奏、録音、ミックスまでを、無謀にも一人でやろうとしていた。
・・ことに、原因があるとみた!

で、(1〜3)は、致し方ないのでこのまま頑張るにしても、
(4)は、スピーカーを買うことで、(5)は、人の助けをお借りすることで善処することにしました。
とは言え、その決意をしたのが30日夜・・世間は、もうすでにホリデ一まっただ中。
頼み所のネコ師匠はホテルで休暇満喫中、映像プロデューサーT氏も帰省中、
買おうと決めたスピーカーの在庫も無いではないか!
今度という今度は、もっと早くに決断しなかった自分の「グズさ」がつくづく嫌になってしまいました。
でもね、でもね、ウルウル・・
エンジニアの飯尾さんが、探しているスピーカーFostex NF-1をチューンナップしたものを貸して下さり、
友人のミュージシャン達が、大晦日〜お正月だというのに、都合をつけて助けに来てくれることになりました。

ということで、いい仲間達に恵まれた仕合わせを、改めてひしひしと感じている今日、2002年元旦。
今年は、私も、友人をもっともっと大切にすることを、ここに誓います!



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