31. July. 2002 [Wed]

狛江の花火大会に行ってきました。

閉所が苦手な私は、人込みも当然苦手なわけで、
花火大会から、すっかり遠ざかってしまっていました。
が、「郊外だから、きっとそんなに人出は多くないでしょう!」
と高を括って出かけていったら、すご〜い人!
前にも後ろにも進めなくて、一時は気が遠くなりそうでしたが、
諦めて人の波に身を任せていたら、すぅっと運ばれて川原に到着。
無事、ネコさん一家にも会え、「お〜!」「ひゃ〜!」と叫びながら、
ビール片手に綺麗な花火を鑑賞することが出来ました。
やっぱり、花火はいいわ。人込みを我慢するに価します!素敵でした。

その後、ネコさん宅で、ブランデンブルグのDVDや、
ネコさん作・編の映像を鑑賞し、超美味な焼酎を御馳走になっていたら、
あっという間に深夜。
またまた酔っぱらって、タクシーに乗って、意識が無くなって・・
あ〜あ〜、オヤジ化してる!




30. July. 2002 [Tue]

ああ、またやってしまった・・

8/3に和歌山に6人で行くのですが、そのメンバーのおせつさんから電話。
「ねーねー、のぞみのチケットに8/4って書いてあるけど、違ってるよね?」
「・・ん?・・何だって?・・」と、あまりのことに言葉を失っている私とは対照的に、
「キャハハハハハハハハハハハハハハ・・・」と大笑いで喜ぶおせつさん。
笑っている場合じゃないでしょ!
「いろいろな所から乗り込むけど、席は近くで」というやっかいな注文だったので、
一ヶ月前の発売日に苦労してとったチケット、しかも、のぞみには自由席が無いのです!
これは、一大事ですよ!なのに・・大笑い?!
まぁ、おせつさんの感覚がちょっと変なのは、昔から知っていましたけれど、
よりによって、ゆりりさんまで「うひゃひゃひゃひゃひゃひゃ〜〜!」と笑い転げるとは・・
皆さん、怒って下さいよー。動揺して下さいよー。批難して下さいよー。
しかも、次に電話したえり姉さんなんて、1オクターブ声があがっちゃって、
「待ってました!ビンゴ〜!」と言わんばかりの大爆笑。
その喜び方は、尋常ではありませんでした。
・・とそこへ、和歌山のkeiにゃんから、嗅ぎ付けたとしか思えないグッドタイミングで初携帯メール。
仕方なく、ことの顛末を送ったら、「にゃ〜♪」と大喜びしている顔文字付きでお返事到着。
後で知ったのですが、その私の動揺メールは、メンバーに転送されて、
各地で、大笑いになっていたらしいのです。

うーむ、よくもまぁ、脳天気な人達が集まったものです。
でも、実は、私に負担をかけないように、一生懸命笑ってくれているのよね。
みんな優しい・・・ありがと!

さて、列車の旅と言えば、
以前、東京から三島に向かう時、「熱海〜」のアナウンスを聞いて、
「えっ、もう熱海?ねー、どーしよ〜!」と叫んだら、
連れが全員、慌てて荷物をまとめて下車しちゃった事件を引き起こしています。
(熱海は、三島より手前です・・)
皆さん、どうぞお気を付け下さいまし。




29. July. 2002 [Mon]

夢笛演奏会に向けての練習のため(?!)、念願だったカラオケボックス初体験!

ヤンキーな感じのお兄さんが受け付けにいて、タバコの匂いがしみついてて、
歌詞の色が変わっていく画面のモニタがあって、
妙にギラギラ光っているマイクがあって・・
ミラーボールとか、照明装置もついていると思っていたので、
そこがちょっと残念だったけれど、ほぼ想像していた通りでした。

で、一応、まず、目的の練習を。
隣の部屋から吠える(ように聴こえました)お兄さんの声が聴こえる中、
格調高い「今こそ別れ」などをリコーダー1本と歌で。
うーむ、場違い・・・とはこういうことですね。
なので早々に終わらせ、一緒に行ったゆりりさんに「何か歌って〜。」と、おねだり。
で、ゆりりさんが気持ちよく歌ってくれている傍で、
機材オタクの私は、キーを変えてみたり、テンポを変えてみたり、
あっちのボタンいじったり、こっちのボタンいじったりで大はしゃぎ。た、楽しい・・

それから次は、インデックスの本の熟読にかかりました。
私の制作した歌もいっぱい入っていたし、「こんなのもあるの?」というくらい懐かしい曲、
韓国や中国の歌もあるし、童謡や軍歌、校歌まであるし、
「一体、何に使うのでしょうね?」と不思議に思うBGM集もあったので、
それをバックに、デートごっこ。あー、面白かった!
(ゆりりさん、動揺して、目が泳いでいましたが・・)

場所によってもお店によっても雰囲気が少しづつ違うそうですので、
また探検してみようっと。




25. July. 2002 [Thu]

陣次郎さんが、最高のおもちゃを持ってきてくれました。
明日から、ずーっと徹夜になること間違いなしです。
それほど、つぼにハマるものでした。
ああ、本当に、世の中には魅力的なものがいっぱいあるのね。
あれもこれもやりたいことが沢山になっちゃって、嬉しい悲鳴・・

貰ったから誉めるわけではありませんが、今日、いろいろ話している時、
次郎さん、来年あたり、弾けるのじゃないかなぁという予感がしました。
才能豊かなのに欲がないタイプの人が、なぜか私の周りには多くて、
次郎さんは、まさにその筆頭なのですが、
そういう人には、待っているとチャンスの方が近寄ってくるのよね!




24. July. 2002 [Wed]

ぐるぐる目が回るのを堪え、朝からコンソート野ばらの練習へ。
今日は、夏休みに入る前ということで、初見大会+今までの曲のおさらい。
自分の吹いている音はメインの音か、それともエコーか、または伴奏か・・
「自分がどのポジションを受け持っているか」を考えながら、
美しいハーモニーを作っていく練習をしました。

終了後、「夏休みの宿題は?」と聞かれたので、簡単な楽譜を指差したら、皆、不満げ。
それではと、前に挫折した難曲をあげてみたらニコニコ。
野ばらの面々ったら、真面目を通り越してマゾ化しちゃったのかなぁ。

その後、よしえさん宅でパソコン講座。
ど素人の私にパソコンを習おうなんて・・全く大笑いでしょう?
でもこれが「難しいことを言わない、やらない。」という理由で結構人気高くてですね、
今やかなりの数のパソコンのお世話をさせて頂いているのですよ。
美味しいおやつと交換で・・

さて、今日の課題は、楽譜作成ソフトで4段譜を作ること。
私の母とほぼ同じ年頃のよしえさんですし、ソフトのインストールから始めたので、
1日でそこまで出来るようになるとは思っていなかったのですが、
すぐに使いこなされたので吃驚。
やっぱり、凄い女性です。母に一度会わせたい!




23. July. 2002 [Tue]

南青山マンダラでのネコかるライブに行って参りました。

今日のライブは、最もネコかるらしい、ネコかるならではのライブだったと思います。
楽譜通りにきちっと演奏するより、メンバー同士が触発し合って、
遊び心たっぷりで会話している感じで演奏する方が、見ている方としても楽しいのよね。
「これぞアンサンブルの醍醐味!」を篤と見せて下さいました。さすが!

さて、今日は、娘は合宿で居ないし、車も置いてきたしで、
久しぶりに「とことん飲むチャンス」だったので、
打ち上げで飲み、さらに、その後遠征した木舞家でもガンガン飲み続けたら、
ウン十年ぶりに意識がなくなってしまいました。
そして、意識がなくなる前に、ネコさんを撃沈させた模様・・
魔性のお酒だったのかな?!




21. July. 2002 [Sun]

アイリッシュバンド、KANAKのライブでした。
アイリッシュセッションの時に、いつも御一緒させて頂いてはいるのですが、
まだ一度も、「KANAK」として演奏するのを聴いたことがなかったので、
疲れた身体にむち打って、出かけていきましたよ〜。
でも、その甲斐あって、とても楽しいひとときを過ごすことが出来ました。

最近のアマチュアバンドって、侮れませんねー。
下手すれば、プロなんかより、ずっと楽しいステージを見せてくれます。
今日のKANAKも素晴らしいステージワークでした。
私が今夢中になっているアイリッシュの曲ばかりということもあるのでしょうが、
なんといっても、構成が良かった!
楽器紹介と演奏の絡みも良かったし、ギターのHさんがお話上手で・・
観客の興味をそそる話し方には、本当に感心!
それに、センス良く分かりやすいプログラムや、
アイルランドに関わる本や写真などを並べたコーナーもあって、
この日のために準備したメンバーの皆さんの一生懸命な気持ちが伝わってきました。

しかし、最後に敷いていた座布団を強制的にとられ、
「さ、踊りましょう!」となった時には、青ざめましたよー。
「私、今日は疲れているので〜。」って言ったのにぃ。
隣に座っていたバアさんが元気良くポルカを踊ったのには、さらに青ざめましたけど。




20. July. 2002 [Sat]

3ヶ月にわたって練習してきたリコーダーの発表会でした。

曲に対する思い、清美先生に対する思い、Hopiさんに対する思い、切ない思い、
それプラス、一つ一つの音をどういう方向に出してみようとか、この色合いで吹こうとか、
8分の3のグルーブをいかに出そうか、ピークはここに・・とか、
この曲を演奏するために、本当にいろいろなことを考えてきました。
でも、終わってみると、手や舌が速く動いていたとか、綺麗な音だったとか、
どうしてあそこで変な音が出ちゃったのかとか、間違えちゃったよねとか、
そういうテクニック的なことばかりが話題に・・
勿論、そういうことも、大事なことなのでしょうが、
「音楽になっていたよ」とか「美織さんらしいね」って言ってもらいたかったなぁ。
・・なんて思ったけれど、そういう演奏が出来ていなかったのよね、きっと。

私自身、今日の演奏に満足出来ましたか・・と聞かれると微妙で、
自分の中で起こっている古楽に対する気持ちの変化は、やっぱり隠せませんよねぇ。
が、私にとって大切なことは、こういうことに対して、どれだけ真摯に向き合ったか・・なので、
そういう点では、今回も花丸だったと思いますし、達成感は感じられました。
与えられたチャンスは、とにかく活かす!これに尽きますね。




18. July. 2002 [Thu]

ノンキー・プロジェクトのHopiさんのお父様の前夜葬でした。

牧師さんがお父様の思い出話を沢山して下さったのですが、
Hopiさんは、お父様によく似ていらっしゃったのだなぁと思いました。
とても賢い人なのに威張ることなど全くなく、誰に対しても優しく親切で、真面目で几帳面。
そんなHopiさんのことを、私達は夫婦して大好きなので、
本当の妹のように可愛がっている・・つもりではいるのですが、
実のところ、いつも頼ってばかり、助けられてばかりなのです。
でも、せめて、今日ぐらいは、気の利いたことを言ってあげたかった・・

白いハンカチを目に当てて立っている3人の細い女性の姿が目に入ったら、もう、だめ。
こういう時、私の頭の動きは停止し、感情のみの動物になってしまうのです。
「いつもお世話になっております」と仰って下さったお母様にも
「美織さん、演奏会用の練習しなくちゃいけなのに、すみません。」
というHopiさんにも結局一言も言ってあげられず、
ポタポタ涙だけを落として帰ってきてしまいました。
なので、今、宣言します。
彼女が2番を、私が6番を演奏することになっていた「忠実な羊飼い」・・
これから必死に練習して、お父様に捧げたいと思います。




17. July. 2002 [Wed]

大ちゃん、ちえさん、いくこちゃんがスロベニア・ドイツから帰国!
で、久しぶりに一緒にランチを食べに行ったのですが、ここは日本なのに、
ブラジル人がシュラスコを持ってくる度に、みんなして英語で応えるの。
私は、思わずニヤニヤしちゃったけれど、皆は、当たり前のよう・・
うふふ、2ヶ月間も外国暮しをしてくると、そうなっちゃうのね!

スロベニアでのサバイバルキャンプ生活とドイツでの優雅な生活、
大ちゃんが達成したプロジェクトの詳細などを聞くのは、6時間あっても足りませんでした。
写真も絵も、まだほとんど見せてもらえませんでしたので、
近日中にまた、スライドショー+お話会を開いてもらうことにしました。
でも、いくこカメラマンが一緒に岩に登りながら撮影した傑作写真を10枚ももらっちゃった!
くーっ、大ちゃん、本当にカッコ良い!!!
それに、何でも上手にやってのけちゃう、素晴らしい才能の持ち主なのです。
そして甘く優しく、なのに言う時は言うのですよ、自分の意見をビシッと。

そんな素敵な25才の男性に、ぬいぐるみとブレスレットをプレゼントされました。
きゃ〜、私は世界一幸せなオバサン!




16. July. 2002 [Tue]

演奏会前、最後の合わせ日。

私、やる時にはやるのです。
実は、この数日、外出中も密かにタンギング練習をしていたし、
帰宅後の空き時間は、勿論、ほとんど全てを練習に当てていました。
昨日なんて、右手親指がリコーダーの重みでへこんでいたし、
疲れた腕をダランとさせても、まだ筋肉がピクピク震えていたくらい・・
なのに、まだ自分で納得のいくところまで持っていけてない。
うーん・・それに、全く楽しくないのです。
正直、もうリコーダーはやめたほうがいいかな・・と思い始めていました。
が、今日、ガンバとチェンバロと合わせて頂いたら、
やっと、わくわく感が戻ってきました。
なぜって、合わせる毎に、いろいろな工夫を懲らしてくれているのが分かったからです。
私が優しく吹いた箇所は、それに似合った伴奏にしてくれる・・
私が、盛り上げようとして失敗していると、後ろで一所懸命盛り上げてくれる・・
こういうの、いいわぁ。音楽で対話している感じ!
復活できるかも・・




15. July. 2002 [Mon]

演奏会は、ソロ、アンサンブル、オケと3種類4曲で参加させて頂くのですが、
IさんがチェンバリストのNさんに頼んでおいて下さったので、
そのうちのアンサンブル曲「スカルラッティのソナタ」を
チェンバロ伴奏付きで練習することができました。
Nさん、伴奏だけでなく、良いアドバイスをいっぱいして下さったので、
とても実りの多い練習になりました。感謝。

ところで、このところいつも走っているので、
ピンヒールで全速力も、ミュールで全速力も、炎天下を全速力も、お手の物になりました。
が、犬連れの全速力は、もう懲り懲り・・
何を思ったのかナビオが急ブレーキをかけるから、
ひっくりかえってしまいましたよー。恥ずかし〜ぃ!




14. July. 2002 [Sun]

楽しみにしていたVillage Greenでのアイリッシュ・セッション。
でも、リコーダーの演奏会前にティン笛を吹いちゃうといろいろと混乱するだろうし、
このところ忙しくて、練習する時間も休息時間も全くとれてなかったので、
今日はお休みしようかなぁと思っていたのですが、その時間になると足がそっちに向きました。
「・・ねばならない」と思う前に、身体が動くのだから、よほど好きなのだと思いマス。

そうそう、オーナーの米山さんから北海道のお土産を頂きました。
竹と木のコンビの笛なのですが、音程も音色もすこぶる良くて、しかも、すっごくかわいいの!!
お気に入りに追加。

さて、夕方からは、早稲田大学内で練習している「のらねこ合奏団」へ。
「のらねこ合奏団」は、最近、斉藤ネコさんが入れ混んでいる弦楽アンサンブルなのですが、
クラシックもポップスも、スタジオミュージシャンのように
初見ですぐ仕上げられるように仕込んでいるそうなので、とても興味があったし、
「今度、一緒にリコーダーコンチェルトでもやってみれば?」と仰って下さっていたので、
「そんなの無理ですよ〜」と言いながらも、実は、内心期待して・・まずは見学。
のつもりだったのに、いきなり「一緒にアイリッシュのセッションをしましょう!」ですって。
しかも「Haste to the Wedding」という、とっても演奏し難い曲!うぅー。
でもねぇ、これがほんとーーーに気持ちよかったのですよ〜!
ネコさんが指導しているだけあって、メリハリがあって、ノリも良いし、
若いエネルギーが溢れ出てくる感じ・・
初めて弦楽アンサンブルと一緒に演奏させてもらったのですが、快感!
これは病み付きになりそうです。

ということで、ブランデンブルグの楽譜を購入しました。
新たなチャレンジの始まり・・?!




13. July. 2002 [Sat]

まず、演奏会の会場となる藤が丘教会で合奏のリハーサル。
20人以上でバッハの「Contrapunctus」を合わせるのは、やはり大変でした。
指揮者がいる合奏に慣れていない人も多いし、ワンワンと響いて音が散ってしまうしで、
最初はどうなることか・・と思いましたが、最後にはなんとか合いました。ホッ。
「ハレルヤ」の方は、オケ衆は最初から上手だったのですがねぇ・・ソロがねぇ。
目立とうと頑張ると音が汚くなってしまうし、綺麗に吹くとオケに負けてしまう。
パリンッとした音で、綺麗に吹くのって難しい!!あぁ、課題が多い・・。

それから急いで藤沢に移動し、劇団湘南山猫の「100万回生きたねこ」の公演を鑑賞。
様々な工夫を凝らして完成させた、言わば「湘南山猫版100万回生きたねこ」なのですが、
音楽もとてもよく考えられていたし、台詞、音楽、間の取り方が絶妙!
衣装、美術なども予算をカバーするようなグッドアイディア品ばかりでしたし、
役者さん達も「私達も作り手なのだ」という「意思を持った」演技で素晴らしかったです。

実は、湘南山猫に出会うまでは、アマチュアの劇団には全然興味がなかったし、
「名作」をアレンジする手法もあまり好きではなかったのですが、
前回の湘南山猫の公演を見てから、すっかり意識が変わりました。
音楽の編曲でも同じですが、切り口やセンスを変えただけのようなアレンジや、
ちょろっといじって、なんとなくまとめました・・風のにわかアレンジはイヤですが、
湘南山猫のように、作品に真剣に向き合い、深く考え、あれこれ実際にやっては没にし、
皆で丁寧に作りあげていくアレンジは本当に素敵だなぁと思いました。
湘南山猫の皆さんとは、いつか一緒に何かをやってみたい!




10. July. 2002 [Wed]

演奏会前、最後のレッスン。
まず録音して、それからそれを先生と一緒に聴くという内容でした。
たっぷりエコーをかけて、「教会ではこう聴こえますから・・」
と安心させて下さるのが、優しい清美センセらしいところ。
ここまできたら、自信を持たなくちゃいけないものね。

さてさて、私の録音を聴いた先生の感想は、
「さすが〜!ここぞというところは全部押さえているのね!あはははは・・」
そうなのです、私からそれを取ったら何も残りませんから。
「あと少ししか時間がない時、何からやったらいいのか」とか、
「一夜漬けの場合の優先順位のつけ方」とか、
「とりあえず体裁を保つためには・・」を考えるのは、得意中の得意なのです。
って、こんなこと、全然自慢にはなりませんけれど。
でも、ま、これも「術」と呼ばせて頂けるのなら、
自転車操業の毎日の賜物でしょうか?!

しかし、今回は、本当に仕上がりが悪い!
練習する時間もないけれど、何故か覇気もないのよね。




8. July. 2002 [Mon]

昨日まで、美味しいものを沢山食べ、涼しくて綺麗な空気の野山を散策し、
誰もいない森の中でティンウィッスルを吹いたりして、
「幸せ!」と思っていたのに・・
今朝早々、胃が痛くなる思い。

お出かけの時、愛犬ナビは、山奥のブリーダーさんのところで
野性味たっぷりで預って頂いているのですが、送り迎えに3時間近くかかるので、
今回、初めて近所のドッグラン付きのペットホテルに預けてみたのです。
けど、「どのようにトリミングしましょうか?」とか、
「おひげはカットしても宜しいでしょうか?」
なんて聞かれたので、「ん?」と思っていたら、やはり。
高級車に乗ってリボンをつけた犬を連れてくるマダムばかりが次々に御来店。
しまった、場違い!
でも、今さら止めるわけにもいかず、預けてしまいました。

で、今朝、迎えにいくと、案の定・・
見かけは小奇麗でお品良くグルーミングされた駄犬ナビが、
品の悪い素行はそのままで、ぴょーんと飛び出してきて、受け付け台に、チーッ。
店の人:「あー!」私:「あーっ、すみません!」
「随分興奮なさっていらっしゃいますよね。」「はぁ、すみません!」
「よくお食べになるようで、他のワンちゃんの御飯も・・」「す、すみません!」
「まぁ、本当に元気が宜しいのねー。」「はい、あぁ、すみません!」
「番犬もしてくれまして・・」「そうですか、あ、いえ、すみません!」

「すみません!」を50回以上言ったかな。
嫌味と、講釈と、説教を聞き終えて、やっとこさ外に出たら、
今出てきたドアにも外の置き物にも、チーッ。
「すみません、バケツ貸してくださいっ。」
ふぅ。

*ナビの名誉のために言っておきますが、「所構わずチーッ」は、怒った時特有の行動です。




6. July. 2002 [Sat]

父の喜寿を祝うため、父母、姉一家と共に八ヶ岳高原へ。

世間では「老いては子に従え」と言うけれど、
うちの父は、今でもなんでも出来て、お洒落で・・私達の方が、全然負けているのです。
当然、デキの悪い「3バカ姉妹」(母、姉、私のこと)は、父の言いなり。
でも、尽くして尽くして・・の母には、そろそろ自由気ままに暮らしてもらいたいので、
姉と私でいろいろ策を練っていったのですが・・
なんと、先週買い替えたというスポーツカーをブイブイ走らせて、お二人さん登場!
「すご〜い。喜寿を迎えた爺さんが運転しているとは誰も思わないよー。」
と言うと、助手席で母が、嬉しそうに、幸せそうに、「でしょう?」

あ〜あ、心配して損しちゃった。
二人で勝手に楽しく暮らしてよね、もうっ!




4. July. 2002 [Thu]

朝は、コンソート野ばらの練習。
カプリール組曲、星に願いを、ピーナッツベンダー、バッハのコラール・・
いろいろなジャンルの曲を次々にやったので、気持ちを切り替えるのが大変でした。
そんな中、今日は「今、何を思って演奏したか」を皆で言い合ってみたのですが、
発言にその人の個性が出て、面白かった!
きちっと吹きたい人、隣の人に合わせたい人、美しく演奏したい人・・
でも、ノリたい、楽しみたいと思った人は、私だけでした。皆、真面目なのね。

その後、「JR駅窓口で新幹線の指定券を買う」という初体験。
3箇所から次々に「のぞみ」に乗り込む6人分、しかも、乗り継ぎの人もいて複雑なので、
わざわざ表を作っていったのですが、
人間が間に入るということは、ややこしいことなのですね。
「その端末、貸して頂けませんか?」と思わず言いたくなったほど、こちらの意思は伝わらず・・
でも、私は、文句が言えない(言いたくない)ので、うるうる目でお兄さんに、
「あのー、せめて同じ車両に・・」
すると、お兄さん、ハッとして「あ、ごめんなさい!」
それからクレジットカードを切ってはキャンセルしてを繰り返すこと30分。
最敬礼で見送ってくれましたが、・・そんなに大変なのかなぁ?

夜になると、夫がお土産を持って帰ってきました。
私が欲しがっていたDixonの替え管付きLow D(ロウ・ウィッスル)
非常に押さえにくいという噂でしたが、テナーリコーダーとほぼ同じ長さなので、
意外とすんなり吹けました。う〜ん、なかなかいい音!
頭部管を替えるとアイリッシュフルートにもなるので、
いよいよ横笛にも進出・・?!




3. July. 2002 [Wed]

映像プロデューサーTさんと打ち合わせ。
今度、ヨーロッパ編BGVの制作を御一緒させて頂くことになりました。
現在編集中の映像は、まるで「アルプスの少女ハイジ」の世界らしいから、楽しみ〜。

前回同様、完成形までほとんどひとりでやってみるつもりですが、<
今度は、Mac本体もDigital Perfomerもバージョンアップしたし、AW4416の操作も慣れてきたし、
MacとAW4416のやりとりがスムースに出来るようになった分、
編集や機材関係の悩みが格段少なくなっているはず・・
作曲や演奏にほとんどのエネルギーを注げるのじゃないかと期待しています。
早めにシステムを組み直しておいて良かった!

そうそう、今日は植物の話で盛り上がったのですが、
「どんな花が好き?」と聞かれたので、花の名前や好きな色をズバリ答えたら、
Tさんは「瑞々しくて透明感のある花が好き」ですって!
うーん、単純明快な自分が、情けない。
複雑で曖昧で、質感も表せられるような言葉が、咄嗟に出てくるようになりたいな。
勿論、音楽でも・・




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