29-30 August 2003 [Fri]

成田のホテルで娘の留学のための研修〜出国。

イギリス行きは8名。うち男の子5名。
なんでもサッカーの流行と共に男の子が増えているとか。
なるほど、いかにもサッカー少年が4人、そして、バイオリンを抱えた少年が1人・・
「英語を勉強するために」オンリーの子はいないのね。
他にちゃんと目的があるなんて・・偉いなぁ。

さて、研修も終わって部屋で寛いでいると、停電。ひゃ〜!
で、真っ暗の中、なんとか電話を探し出して、
他の部屋へ遊びに行っていた娘に電話をすると、
「停電なんかしてないよ」と言う。むむっ、この部屋だけ?
今度は、フロントに電話してみると、
「お客さま、1009号室は、センサーが、人を感知していないようですねぇ」ですって。
「あのー、私、ずーーっとここに居るのですけれど・・」

さらに、国際電話を10分以上したのに、電話料金が68円?!
「あのー、 国際電話をしたのですけれど・・」と言うと、
「ですから、電話料金は68円です。」って。そんな訳ないでしょ。

さらにさらに、チェックアウト後すぐ忘れ物に気がついたので、
部屋に戻らせてもらうと、
なんと、 浴室に鍵がかかっているではないか!
フロントのお兄さんに言うと、「ええっ?」
一体誰が?だって、5分も経っていなかったのよ〜!ぶるぶるっ。

さらにさらにさらに、 空港でフリーズ。
だって、夫がニヤニヤしながら、
「ひひひひひ、あのホテルさぁ、
死体を生きているって言い張って保存してた事件があったところだよ。」って、
・・・ がーん・・・

**

娘は、幼稚園へ初めて行った日とまったく同じ、嬉しそうな顔で、
大きく手を振って旅立っていきました。
よしよし、さすが我が子だ。




27 August 2003 [Wed]

RIOと共に 斎藤ネコさん宅へ。

ネコさんちには赤ちゃんが居るので、とーっても楽しみにしていたのですが、
いやー、まぁ、本当に可愛い!!
私は、小さい頃から赤ちゃんが大好きでしたが、
今、もしかしたら世の中で一番好きなモノかもしれません。
ずーっと見ていても飽きないし、だっこした時の幸せな気分ったら・・
あーあー、すでに孫を持ったおばあちゃんのようです。

さて、RIOが小さい頃も、たまに音楽制作のお仕事をさせて頂いていたのですが、
子連れで仕事するのは大変で・・
特に、スタジオ仕事の時、小さい子連れは迷惑なんですよね。
でも、 ネコさんはRIOがスタジオに行くのを歓迎して下さった上、
いろいろなことを教えてくれました。
おかげで、RIOは、「おおきくなったら、なにになるの?」の質問に、
「ネコさんのようなさっきょくかになるの〜。」と答えていたのですよ。

小さい頃から、魅力的な大人に出会い、可愛がってもらったことは、
彼女の財産だと思います。本当にラッキーよね。
こ の恩は、「それを活かして素敵な大人になる」ことで、返してね!!




26 August 2003 [Tue]

俊輔君のレッスン。

「人間の能力はEQ」と言われるのが分かるような気がしてきた今日この頃・・
俊輔君は、いろいろな面で恵まれた子だなぁと思うけれど、
何より性格が素晴らしいと思う。
おっとり優しく素直なのに、「これは」ということは譲らない強さも持ち合わせています。
そして、そのピントが外れていないところがスゴイ。

実は今日、私が俊輔君にしてあげられることを提示しつつ、
これから何をしていきたいかを聞いてみたのですが、その選び方にびっくり。
しっかりしたビジョンを持っていて、骨もある。そして、裏切るような発言をしない。
本当に20才か〜?!

と思った瞬間、コテッとソファに横たわり、
ソファーカバーをお腹に掛けて、スヤスヤ寝てしまいました。
大物の風格だわぁ。





24 August 2003 [Sun]

父と母が娘にお別れを言いに、浜松から車で、しかも、日帰りでやってきました。
この間、送別会をやってもらったばかりなのに・・
我が両親は、昔から「子供命」「孫命」なのよね。
有り難いことですが、トシなのだから、夕飯を食べてから帰るのはやめて欲しいです。もーっ。

母は、私がイギリスに行った後、海を泳いで追い掛ける夢を何度もみて、
気が狂いそうだったとか。
で、「一人っ子なのに、よく留学させる気になったわねぇ」と何百回も言う。
でも、私は「自由」をこの上なく愛しているので、誰をも束縛したくない。
したくないって言うのは嘘かな・・、絶対にしないって決めているの!

**

さて、今日は、吃驚したことがありました。
メールボックスを開けたら、ノンキー組曲の注文がどどどっと入ってきたのですよ!
「一体どうして?」と思ったら、ほとんどのメールに
「24日の東京新聞を見ました」と書かれてあったのです。
早速東京新聞を買いに行って、記事を探してみると、
「言いたい放談」のコラムに「ノンキー」の文字が。うぅ、感動・・
しかも、私が大事にしてきたこと、伝えたかったことが120%盛り込まれてある、
とーっても素晴らしい文章で、感動と共に甚く感心してしまいました。

先日、「説得力について考えちゃった」ことをこの日記にも書きましたが、
私も、こういう風に人に影響を与えるモノを発信してみたいものです。

筆者の方・・どんな方なのかしら?是非、お会いしてみたいなー。





23 August 2003 [Sat]

小山田大ちゃんの誕生日。

今日までに、どうしても大ちゃんのホームページの枠組を作ってプレゼントしたかったので、
出かける用事も家での作業も目一杯の中、もう死ぬ気で頑張っていました!

大ちゃんHPは、5月中旬に立ち上げることを決めて、
それからすぐ、若江さんからデザインを頂いていたのですが、
自分が簡単に出来る範囲でやっているいい加減なページとは違って、
とんでもなく賢く、とんでもなくセンスの良い若江さんがデザインした、
カッコ良い&仕掛けのあるページを前にして、気持ちが萎えていたのでした。

いやー、ほんと、若江和男は、スゴイわ!
皆がベタ褒めするわけですね。
デザインを分解しながらいろいろ勉強させてもらって、光栄でした。
・・って、まだ、半分位しか出来ていませんが・・
でも、もう枠は出来たので、これからは、 3人でやり取りしながら
楽しくやるのだ〜。やっほー!
近日中に、オープンできると思いま・・、いや、しましょうね。

夜、誕生会にお邪魔して、乾杯。
大ちゃんが嬉しそうに何回も何回も見てくれていたので、
泣きそうでした。





21 August 2003 [Thu]

コンソート野ばらの練習〜観劇〜Aクンと対面。

野ばらでは、「ノンキー」と「旅立ち」の練習。
「旅立ち」は、技術的に難しいところはないので、"気持ち"で吹いてみよう・・
ということで、どんなことを思いながら吹いているか聞いてみると、
「皆についていけるかどうか不安に感じながら、リコーダーを吹いていること」
と仰りながら涙ぐんだ方がいらっしゃいました。
最近、周りに有能な若者達が増えてきたので、
つい、私の要求が無意識のうちに高くなってしまっていたのかも・・と反省。
野ばらのペースを、きちっと守ってあげなくちゃ!

その後、藤原紀香さん主演の劇を観に行き、
終了後、その劇で異彩を放っていたAクンと所属事務所の社長さん達と会食。

その場から逃げ出したくなるような、でも、釘付けになってしまって動けなくなるような強烈な個性!
ギュッと私の目を見据えて、私の質問に即答する鋭さで、
今まで私の周りには居なかったタイプの青年でした。
一週間前に、彼の書いた分厚い詩集と歌ったMDが届いたのですが、それもそうでした。
私とは180度逆の、景色など全く浮かばない暗黒の世界での叫び、呟き。
しかも、楽器は全く出来ないらしく、クリックと歌のみ。
なのに、すっかりハマってしまったほど魅力的な歌なのよね。

「教えて下さい」ではなく、「助けて下さい」って言われちゃったけれど、
私に何ができるのかなぁ。どきどき。

その後、さえ子さんと会う約束をしていたのに、時間がなくなってしまって行けず、
そして、作業中の明け方、ついに脂汗と腹痛と共に倒れてしまいました。
本当にほんとーーーに身辺整理をしないと!
こんな生活をしていたら、そこら中にご迷惑をかけてしまうわ・・

*というわけで、メールのお返事もずっと出せてなくて、ごめんなさいです。





19-20 August 2003 [Tue]

ちえさん、いくこちゃん、大ちゃん、若江さん、K岡さん、yasuyoさん、
俊輔君、RIO、私・・で「RIOちゃんを送るキャンプ」@王様ロッジ/道志川。

「一体何の集団だ?」とお思いでしょうが、私も「?」でした。
強いて言えば、個性派「オンリーワン」達の集まりでしょうか。
ま、とにかく友達の友達はみな友達、いえぃ。

初日は飲み&食。17時頃から、ずーーーーーっと朝4時頃まで11時間。
帰らなくてもいい、いつもとは違う空間、楽しい仲間と一緒、屋外・・
こういう状況下での飲食は、本当に美味しいですよね!
それから、蒲団の取り合いやら、妙なしり取りやらをしながら少し寝て、
次の日は、河原で大騒ぎ〜前ノ岳(1400mもあった!)登山。

あの大ちゃんも筋肉痛になった・・という激しい水のかけ合いは、
水鉄砲のみならず、フライパンや鍋まで登場して、スゴイものがありました。
俊輔君、RIOはいいとしても、大ちゃん、いくこちゃん、若江さんは、はしゃぎ過ぎ!
目が、悪戯っ子・・いや、猛獣になっていたヨン。

だがしかし、本当に楽しかった!爽快!





17 August 2003 [Sun]

Waiyalaのレコーディング。

Waiyalaは、バンブーサックスを中心とした、
ときゆうじさんと森下寿一さんのユニット。
以前から、とても興味があったユニットだったのですが・・
いや〜参った! またまた素敵なものに出会ってしまいました。

バンブーサックスは、竹筒にリードをつけただけの、
想像していた以上にシンプルな笛でした。
指穴がリコーダーより一個多くて、左小指も使います。
そして、その音色は、オーボエやサックスに似ているようでちょっと違って、
「これぞ自然の音だなぁ」と思える、柔らかくて、温かくて、素朴な音。
それがね、ときさんも森下さんも、そんな感じの方達だから、
ヘッドフォンから聴こえてくるオケの音も、まったりで・・気持ちよかった〜!
やっぱり、性格って音に出ますよね。うふふ。

ミキサーの方がこだわり派で、HDRなのに、吹いてないところの環境音も録音していたし、
パンチイン・アウトもしたくないナチュラル志向の方だったので緊張しましたが、
楽しかった〜! 出来上がりが楽しみです。

そうそう、次にいらしたバイオリンの方が、私のリコーダーを見て、
「昔、リコーダーアンサンブルをやっていた」と仰るので、
ひとしきり盛り上がっていたら、なんと、森下さんも!
この間も 、ミュージシャンでそんなことを仰った方がいたので、
ミュージシャンを集めてリコーダーアンサンブル・・も、夢じゃないかも。
なんてったって音楽性は、ばっちりですからねー、
かなーり面白いことが出来るでしょうねー。





16 August 2003 [Sat]

Failsworthの打ち上げ@さえ子さん宅。

ノンキー青空市でデビューしたFailsworthですが、
個々のメンバーの芸歴はかな〜り長いし、皆、真面目で、サービス精神旺盛で・・
その上、本体ノンキー・プロジェクトを上回る練習時間でしたからね、
とっても楽しくてとっても良いライブが出来たと思います。
メンバー全員の満足度も滅茶苦茶高かったし。万歳!

というわけで、早速打ち上げの話が出たと思ったら、
あっと言う間に詳細まで決まってて、即開催。
忙しい人達ばかりなのに、素晴らしいチームワークでしょ?

人間的にも実力的にも、ゆとりがあるからかなぁ、
このバンドのメンバーといると、私は諸々から解放され、リラックスできます。
私の「抱え過ぎ」を心配してくれたさえちゃんが、
「一回、全部ざるに入れて、ざざざぁ〜っと振ってごらん」と言っていたけれど、
Failsworthは、間違いなくざるの中に残るでしょうね!

とっても素敵なものがここから生まれていく予感がします。





13-15 August 2003 [Wed-Fri]

実家での3日間。
寝ないと死ぬ・・という疲労度だったのに、
初日、高速運転2時間半担当→料亭でフルコース、
二日目、峠4〜5個を越える山道ローリング運転9時間担当で信州往復→山の幸、
三日目、早起きして知多半島諸崎で伊勢海老料理フルコース。運転4時間担当。
→帰ってからすぐ料理・食事→食べてからすぐ帰横浜。

結局、運転しているか食べているかでした。
美味しい伊勢海老を食べるためだけに、300km走るアホな親子。
食に対する情熱というか執着心は、親譲りだと再確認。
まぁ、食べているから元気なのでしょう・・けれどねぇ・・





11 August 2003 [Mon]

やっと、お休み〜。
と思ったら、清美さん宅にチェンバロを返しにいかなくちゃでした。
ところが、ぼーっとしてて、助っ人を連れていくのをすっかり忘れて・・うーむ、どうしよう。
と思っていたら、いつもおとなしい感じのKOKI君が、
ニコニコ笑って大きく手を振りながら寄ってきてくれ、
「青空市、すっごく楽しかった。ありがとうございました。」と言ってから
「僕、手伝います!」と弟君と一緒に手を差し伸べてくれたのですよー。嬉しかったなー。
今度、俊輔クンのレコーディングに参加してもらう「指きり」もしました。

で、お疲れの清美さんにも手伝ってもらい、なんとか運び入れたのですが、
電源コードを持っていくのを忘れたことを発見。がーん。
というわけで、もう一往復。ふぅ。

そして、夕方、犬の散歩に行って○ンの始末をしようとしたら、
間違えて45Lのビニール袋を持ってきたことを発見し、またまた、がーん。
さらに、夜になったら、痛いも悲しいも悔しいもないのに、ダーダー涙が溢れ出てきて・・
神経が5〜6本、切れてしまっているのかも。

でも、まぁ、どうせ涙が出てしまっているのなら・・
「絶対泣いちゃうから」という理由で、見るのを渋っていた皆さんからの寄せ書きを、
ついに見てしまった。
打ち上げの時、大ちゃんからもらった二ヶ月半遅れの誕生日プレゼントも。
うるうるうるうるうるるううるうるううる・・うわ〜ん・・




千恵さんといくこちゃん作。素敵でしょう?この裏に皆さんの寄せ書きが・・






10 August 2003 [Sun]

「青空市の次の日に本番?どーしてそんな無謀なこと!」
と、何人に言われたことか・・
そうなのです。私も通常は無謀だと思って断ります。
でも、愛する夢笛のライブ in YOKOHAMAですもの!
高熱でも大怪我でも、そりゃあ行きますよ〜。

というわけで、朝早く起きて、衣装のアオザイを用意して、
夕べそんなわけ(↓参照)で練習できなかったので、バスリコの練習をしようと思った瞬間、
「美織さ〜ん、私達、高島屋でお昼食べるのー。」という電話。
「じゃ、今から行く〜。」と答えたものの、
むむっ、リハから逆算すると、11時半には食べ始めないと間に合わないじゃない!
で、その辺にあった洋服を着て、とにかく横浜高島屋へダッシュー。

で、捜索しようとしたその時、大混雑の店内にキラキラ光るものが。
まさかねぇ・・と思ったけど、やっぱりそれは、アオザイ、チャイナ姿の夢笛のメンバーでした。
「まったく、ここは和歌山とちゃうで〜。」
思わず、Uターンしてしまいましたよ。

さて、お店(KIHACHI)に入って、さらに吃驚仰天!
本番前だというのに、コース料理を予約していたのよ〜。
しかも一時間でデザートまで食べさせろと言って・・。恐るべし。
さらに、「前菜と主菜の間の時間を短縮しますので、お皿が重なってしまうかもしれませんが・・」
という店員さんの心配をよそに、「ペロっと平らげては、じーっと待つ」の繰り返し。
でも、その間に、笑えて笑えて、お腹が痛くて死にそうになるほど面白い話!
この人達と知り合えて、本当に良かったわと思いました。

その後、トイレで私もアオザイに着替えさせられて・・
ダッ、ダッ、ダッ・・と皆で高島屋の店内を闊歩し、エレベーターガールまでやって、
(皆、上から下までじーっと見て、さらに振返っていましたよ〜)
大混雑の横浜西口をラクラク歩いて(皆、退いてくれたの)、会場のメーテルリンクへ。

夢笛とのコラボは、やっぱり最高!!
私は、今回、メンバーのshigeさんのピンチヒッター役だったので、
本物のメンバーみたいにやらせてもらっちゃって・・幸せでした。

オフ会風のライブだったので、本来はお客様のはずの「夢笛の仲間達」
の演奏や歌もいっぱいありました。
カラオケ・プリクラの流行でも感じていたけれど、一億総スターの時代よね。
演ずる側と観る側の垣根がなくなってきているような気がします。





9 August 2003 [Fri]

これ以下の天気はないと思われる悪天候の中での「青空市」でした。

横なぐりの暴風雨で、メンバー達の傘は折れ、衣装は中までびっしょり。
イギリス館でもエリスマン邸でも、雨漏り発生〜。

そんな中、沢山の方々に遠路はるばるお越し頂きまして、
本当にありがとうございました。
客席を廻って、1人1人を抱き締めて、「ごめんなさい&ありがとう」
と言いたい気持ちでいっぱいでした。

が、そんな気持ちとは裏腹に、
実は、本当に観たいと思って下さっていた方に座って観て頂くことが出来ましたし、
ノンキー・プロジェクトの歩みを象徴しているかのような一日だったので、
私は、「相応しい日になったなぁ」なんて思っていました。(ごめんなさい。)


**

現実とは一線を画したノンキーの世界・・
これは、私がメンバーに主張し続けたノンキー組曲のキーワードでした。
窓の外の荒れ狂う世界と、窓の内側の牧歌的な世界
そして、牧歌的な世界に入り込もうとする嵐の悪戯・・
それを蹴散らし、ノンキーワールドを守っていくうちに、
バラバラだった皆の息がだんだんだんだん合ってきて、
最後の最後に、ひとつになった!
御褒美は、七色の虹・・

そういう演出でやるはずだったと思えるような、
この4年半を凝縮したような、
神がかったような、
ドラマティックな一日でした。

とにかくノンキー・フィナーレは、嵐の中、無事、終了致しました。
ノンキー組曲制作プロジェクトは、今日で解散です。
メンバーの皆様、3年半の間、私のわがままにおつき合い頂きまして、
本当にありがとうございました。
私達を見守り、応援し続けて下さった皆様にも、厚く御礼申し上げます。

**

さて、皆には「楽しもうねー!」と声をかけてきたのですが、
私自身はどうだったかというと、
やっぱり楽しさより苦しさの方が大きかったかな。
そうそう、最後のステージでは、意識が遠のくこと数回、
その度に、娘を産んだ時(ひどい難産でしたので)のことを思い出していました。
産みの苦しみみたいなものでしょうね。
だから、大丈夫。一週間も経てば、癒える・・と思います。

**

でも、打ち上げは、楽しかったな〜。
私の財産と言える素敵な素敵な仲間達と、美酒美味を堪能しました。
いろいろなところでいろいろな輪が出来上がって、大盛り上がり!
ノンキーを「いろいろな世界の人が出会う交差点」にしたかった私の願いが、
叶ったみたいです。
そして、ノンキーを通して自分が得たものについて
熱く語ってくれる人が多かったのが、一番嬉しかったです。
「次は何をやるの?」という質問も多かったです。
これから何をどんな人とやっていきたいか・・
なんとなく見えてきているので、
少し休んだら、また、楽しいことを始めますね〜!

*

さて、おまけ。

やっとのことで 家に辿り着いて、
「とりあえず機材と楽器だけは家の中に入れてから寝ようね」
と言いながら玄関ドアを開けたら・・
ぎゃ〜〜〜〜〜〜!
二日間放ったらかしだったナビが家中で大暴れした模様。
「嵐の一日」の締めくくりは、深夜の大掃除でした。とほほ。





8 August 2003 [Fri]

ノンキー・プロジェクト、最終リハ〜チェンバロ搬送〜Failsworth、最終リハ。

朝6時起床、座ることなく、喋りっぱなし&吹き続け・・で、
もう午前中から、時々意識が遠のいていました。
機材の搬入搬出を繰り返しているので、筋肉痛、腰痛も・・
なのに、帰ってからも、連絡の電話をかけなくちゃいけなかったり、もらったりで、
あっという間に時は過ぎていく・・
よせばいいのにピアノの練習をしちゃったり、
アンケート用紙とプログラムのプリントアウトなどもしていたら、あーあー、もう4時。
2時間睡眠で、明日、持つだろうか。





7 August 2003 [Thu]

俊輔君・KOKI君の合わせ〜ノンキー・プロジェクト・リハ&司会の打ち合わせ。

まずは、清美さん宅で俊輔君とKOKI君とご対面〜。
俊輔君、レッスン中の清美さんの目の真剣さにびびって、足が震えたそうです。
よしよし、計画通り! これで本番中にあがることはないでしょう。

それから、JINさんを拾って、エリスマン邸へ。
ノンキー・プロジェクトのメンバー達が朝から練習しているところへ合流し、
出入りをスムースにするための画期的な方法を考えついたので、
それをメンバーの皆さんに準備してもらいつつ、横で司会の打ち合わせ。

俊輔君は、このチャンスを活かして司会も出来るようになってもらいたいと思う親心で、
JINさんは、彼に任せれば絶対になんとかしてくれるという信頼感で・・の人選でした。

青空市は、「音楽は、仲間と一緒に楽しくやるもの!」という基本を思い出すために企画したもので、
お仕事のイベントではないし、入場料も取らないので、
自分が楽しみたいのならそれ相応分働こうよ、
だがしかし、「誰かの仕切りで動く」のは辛いから無しにしようね・・と思っています。

なので、司会も、最低限のお願いを言っただけで、後は彼等に任せました。
他の係も同じくです。
自分で工夫したり、自分からすすんでやるお仕事には、
「やらされる」時には感じられない
「満足感」や「喜び」を感じられますからね。





5 August 2003 [Tue]

俊輔君のレッスン。

最初に、チェロ入りのMDを聞かせると、思った通り、
すご〜く感動して、すご〜く喜んでくれました。
才能ある人でも、感謝できない人、感動できない人、素直に喜べない人は勘弁なので、
俊輔君がそうじゃなくて、本当に良かったわ。

「レイン」は、歌用に作った曲ではないので、非常に難しそうです。音域も広いし・・
でも、私は、技術的なことより、世界観を伝えることを、今は、優先すべきだと思っています。
技術は、長い時間コツコツ努力して、やっと手に入れられることですもの、
たった数カ月で出来るようになってしまったら、皆、怒ります。
けれど、音楽性は、ある日突然ぐわ〜〜っと上がることがあるのですよね。
綺麗な夕日を見たからとか、素敵な人に出会ったからとか、
人前で演奏する緊張感から、素晴らしいコンサートに居合わせたから・・で。
なので、今は、音程などを気にするより、とにかく
「自分で書いた詩なのだから、その世界を伝えよう!」と言い続けています。
で、うふふ、なかなか、良くなってきていますよ〜!

しかし、知れば知るほど、俊輔君は、私に似ている・・
行動パターンや、考えていること、やっていることが、そっくりなの。
いろいろ判明する度に、「わー、同じだ〜」と、大爆笑です。





3 August 2003 [Sun]

フルートとの合わせ〜イギリス館でノンキー・プロジェクトのリハーサル。

理恵子さんの伴奏・・嗚呼、これが、今、一番心配だなぁ。
私は、ほとんど暗譜しないと、上手に演奏できないタチなので、
なるべく憶えようとしているのだけれど、なかなか練習時間がとれなくて、憶え方が半端なのです。
でも、半端が、一番危険なのよねぇ。
それに、加齢と疲労のせいで、集中できる時間が短くなっているし。
でも、とにかく、もう、私がどうのこうのじゃない!
理恵子さんがやりやすくて、フルートが美しく響くような伴奏が一番なので、
そういう演奏ができるように心掛けることにします。

それから、イギリス館で、ノンキー・プロジェクトのリハーサルをしました。
全曲演奏は、 きつかった・・しかも、便利屋美織は、お休みが3曲のみ。
これを3公演やるの?!ひ〜。

でも、実は、演奏はそんなに大変ではないのですよね。
何が大変かって、交通整理。出演者が計18名ですもの!
CDの録音の時もそうでしたが、演奏は数分、けど、その数分を支える裏仕事には、
その100倍の労力と神経を費やさなくちゃいけないのよね。

今回の練習からプロのメンバーが加わったので、
アマチュアのメンバーは、自分のダメさにうなだれていました。
そして、自分の演奏のことをしきりに気にし始めていました。
が、「木を見て森を見ず」にならないようにしましょうよ!
今さら、個々の演奏の技術云々を言っても、どうにもならないと思います。
全体的にどうか、全員がスマートにスムースに動けるか・・
もう課題は、その裏仕事のみだと思います。




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