2004_02/29 (sun)

イルの初パフォーマンス。

2/29が日曜日になることは、なかなかないことだそうですね。
それに相応しい劇的な日だったなぁ。

先日、久しぶりに女性誌を読んでいたら、「イイ女になるために・・」
美術館へ行こうとか、習い事をしようとか、お洒落をしようというようなことが書かれてありました。
私は、目的など考える間もなく、気づいたら無我夢中で好きなことをやっている人間なので、
「ほぅ、頭で考えたり計算して人生を送っている人もいるのねぇ。」と感心してしまいました。
と同時に、だからはまれないし、結果を出せないのじゃないかな・・とも。

イルも、今までやってきたこと・・は、今やっていることのために・・やってきたわけではなく、
その時々出会ったものに対し、無我夢中、我武者羅にぶつかってきただけ・・と言っていました。
けど、その結果がしっかり出ているのよねぇ、そこかしこに。

今日は、特にそれを感じました。
身体中のすべての機能を使い、今持っているすべてのエネルギーを使い、
心の奥深くにあるものを吐き出す姿・・
音楽だけやってきた人には、絶対に敵わない表現方法でした。






2004_02/28 (sat)

イルと制作。

といっても、今日は音楽は作らないで、明日の準備。
ケーブル、ラジカセ、電池、マイク、リキテックス、などで、部屋の中はアジトのよう。
そして、畑の真ん中で練習もしました。
(犬の散歩のおじさん、、、目を合わせないでくれて、ありがと。)
あー、楽しい。自分の本番じゃないと、こんなに楽しいのね!

そうそう、↓のケーブルを使った歌入れもしたのでした。
子音やニュアンスを綺麗に拾ってくれるので、歌詞の伝導率が高い!
たかがケーブル、されどケーブル・・・
スゴイよ、感動的だよ!!!






2004_02/27 (fri)

Emiちゃんのレコーディング。

夫が、例の1本30万円のマイクを借りてきた上、 なにやら派手なケーブルも借りてきました。
昨夜「使ってみて良かったら買おうか、2本で96000円だけど。」と言うので、
「そんなもの、いらないよぉ。」と答えておいたものの、
今日、使ってみてびっくり仰天!!!
「抜け」が、素晴らしく良いのです。 うーむ、悩むなぁ。欲しい・・。

ケーブルに触発されてか、Emiちゃんも絶好調!
いろいろな人が、いろいろなことを必死で考え生み出していて、
そういういろいろに触発されて、他の誰かも素敵な何かを生んでゆく。
素晴らしいですね。


ケーブル

左=48000円、手前=3000円位、右=8000円位。音質は値段に比例(きっぱり)






2004_02/26 (thu)

コンソート野ばらの練習〜イルと制作。

あと2回で本番なので、今日は、まとめ。
のつもりだったのですが、「ノンキー」でつまずいてしまいました。
「ノンキー」は、簡単そうに聴こえて結構難しい曲だと思います。
眠りから覚めてまだ動いていない羊、
それから歩き始めて、仲間が寄ってきて、会話があって、
夜空を見上げて悩む場面があって、
そして、「そんなことないよ、あなただって素敵だよ」というフィナーレ・・
細部の出来不出来より、そんな場面展開が上手く出せるといいだろうと思うのだけれど、
やっぱり、皆さん、上手く吹けないところが気になるご様子・・
木を見て森を見ずにならないように気をつけたいですよね。

イルとは、作り終えた5曲を聴いて、直して・・の作業と、5曲めのミックスダウン。
出会ってから5ヶ月、制作日数50日、制作時間500時間弱、で、目標だった5曲成就。
もう本当に、いろいろな箇所に沢山の思い出があって、
二人で、「あー、この時、○○だったよねー!」と言い合っては、うるうる・・
「ここ、ここ、ここが好きなのよー!」と言い合っては大騒ぎ・・ の繰り返し。
そういう意味でも感動的でしたが、詞曲のクオリティが高い!
5曲繋げて聴くとよりドラマティックで、さらにイルの解説が良くて、
「 やっぱり天才だー!」
なんて感動していたら、またまた(最近多い)終電に乗り遅れそうになって、
ありえない速度で運転した私と、ありえない速度でホームまでダッシュしたイル・・

音楽も終電もなんとか間に合わせちゃったから凄い、というか、笑える。






2004_02/25 (wed)

俊輔君のレコーディング。

というわけで、今日は、真面目にやりました。
私がうつした風邪(ははは、みんなにうつしてしまったのでした)も良くなったし、
歌入れも久しぶりだったので、嬉しかったのかな?絶好調のようでした。
なかなかに良い歌が録れたと思います。
去年の夏頃録音した歌と聴き比べたら、別人!
人を変えたい・・と思っているわけではありませんが、
私に出会ってから良い方向に向かっている人が目の前にいると、
ちょっと、いや、かなり嬉しいです。

でも、彼は、能力的に言っても性格的に言っても、もっともっと伸びていく人だろうなと思う。
来年の今頃、どんな風になっているか、本当に楽しみです。






2004_02/23 (mon)

俊輔君と制作。

あー、最低。今日も自己嫌悪。
有意義な話もしたけど、まったり・・。
ぼけーっと工事現場を眺めては、まったり・・。
結局、なんにもしないで終わってしまった。

私、頭が相当疲れているのだ、と思う。
そして、癒し系俊輔君は、それを感じてくれているのだ、と思う。
ごめんよー!!
次回はびしびしやるからね。



ところで、その工事中の家ですが、半日でここまで建ちました。
夕方には屋根も出来ていました。
なんかねぇ、
こっちは何百時間もかけて1曲作っているのに・・






2004_02/22(sun)

イルと制作。

どうしても今日までに5曲めを完成させたかったので、
徹夜してベースとギターを入れておきました。
頭がおかしくなるほど、考えに考え抜いて。
なのに、ボツになりそうになったので、つい・・

音楽の制作に慣れていないイルは、時々「もっと早く言ってくれればよかったのに」
と思うコトを言って私を困惑させるのですが、
今までは、知らないのだから仕方ないと思って、快くやり直してきました。
けど、今日は疲れがピークに達していたので、
かなり強い口調で抗議してしまったのです。
あー、自己嫌悪。
イルも私も、しばし、じみ〜になってしまいました。

でも、「ベストの状態で、この曲を世に出したい。」というイルに賛同、
歩み寄って、解決策を考え・・なんとか今日中に完成させることが出来ました。

美しく切なく激しく渾沌した、映画のようなこの曲は、
イルが高校生の時に作った曲だそうです。
すごいなぁ。






2004_02/19(thu)

コンソート野ばらの練習〜イルと制作。

野ばらの練習は、3/13の本番まであと3回。
「野ばららしさ」が出せればいいとは思っているのですけれど、
その前に立ちはだかるリズムの壁・・
音楽は体感するものだと思っている私は(動物的だ〜)、
いくらハーモニーが合っていても、うねりがない音楽はどうも・・
なので、結局リズムに関する練習ばかりやってしまうのですが、 その甲斐は確実にあると思う。
ノリが良くなると、命を吹き込まれたように、曲が動き出すもの!

そして、イルとは、まず歌の練習。

イルの曲は、音楽というより映画的な作品なので、
歌うことによって気持ち(詩)を伝えられるかどうかが、カギだと思っています。
今、私が彼にしていることは、
作品を愛すること、自信を持たせること、背中を押すこと、
そして、歌や詩を通して、私が感じたかどうかを伝えること。
技術的なことは、「伝えられない」と思った時に、自分で所望してくると思うから、
あえて改良していません。

人を育てるにも、教えるにも、助けるにも、マニュアルなんてないと思う。
その人にとって、今、何が必要か・・だ。
そして、「育てる、教える」ことは、命令では出来ないと思うし、
与えること・・ではないと思う。
引き出すこと・・じゃないのかなぁ。






2004_02/18 (wed)

ニュージーランド人の友人Robが、転勤先のシンガポールからやってきました。

シンガポールの英語は、最後に「ら」が付くのだそうです。
「あーゆー、おーるらいと、ら〜?」のように。
「それって、静岡県人と同じよ!暖かいところだからなのかなぁ。」とか、
「関西人はラテン系性格だから、『たべたりーな!』(イタリア語っぽい)って言うのじゃないか。」とか、
久しぶりに会ったのに、そんな百済ない話で、盛り上がってしまいました。
音楽という共通語があると(外国人のバンドマンって、半端じゃなく盛り上げ上手ですし!)
何を話しても可笑しいし、話が尽きないのよねー。

ついでに・・
中国人は電話に出る時「はろー、いっつ みおり ひあ〜」と言わないで
「はろー、あいむ みおり」と出るそうです。
日本人も「私は・・」で始めるの、好きですよね。
「飲み物、何にしますか?」と尋ねられて、「あいむ カプチーノ」と言ってしまったり・・ははは。
さらに、 シングリッシュの文法は、中国語の影響を受けているから、
語順が違ったり、in や to などが省略されていたりするとか。
そして、英語にも田舎系、オバサン系、オジサン系があるそうで・・

うーむ、老人夫妻にお世話になっているRIOは大丈夫でしょうか?
帰ってくるなり、「yes yes yes yes yes yes yes yesyes yes!」なーんて、
田舎のオバサン口調で喋り出したら、どーしましょ。

さて、世界といえば、小山田大ちゃんが、ワールドランキング1位になりました。
この人なら絶対に可能だなとは思っていましたが、
嬉しくて、嬉しくて・・ 飛び上がっちゃった!






2004_02/17 (tue)

アルモニーアンティークの皆さんとのCD試聴会。

私(録音係)としては、ベストを尽くせたと思います。
けど、 録音は、自分の作品を生むために必要だからやっていることで、
得意分野ではないし、知識も技術も半端なので、
私のベストは、アルモニー・アンティークにとってのベストではなかったと思います。
曲間、レベル・・など、いろいろ改良の余地がありました。
なので、プロのエンジニアによるマスタリングを薦めました。
餅は餅屋なのです!
それに、私はもう限界・・これ以上やれと言われても無理です。
編集作業は「辛い」のひとことですし、
さらに、一週間のうち数日しかベッドで寝ていない老体に鞭打って、
レベル合わせのような努力し甲斐のない、
単純な作業を深夜に何時間もやっていると、眠気で何度も失敗してしまう。
ポタポタ・・何度自分の失敗に涙したことか。
そういう仕事に向いてないのです。
私は、私の色が出せる、私に似合っていることをやらせて頂こう。

というわけで、熟練エンジニアがマスタリングすることになったので、ほっ。
演奏はとても素敵なので、良かったら聴いてみてくださいませ。
ラブリコーダーのページで販売するそうです。






2004_02/16 (mon)

俊輔君と制作。

俊輔君が、自作詩を英訳したいというので、RIOに頼みました。
第一稿が出来上がってきたので、まずはその検討。
英訳は、完璧・・だと思いました。
けど、 もとの詞の壮大さ、音にのせた時の言葉のリズムなどを考慮すると、
対訳するより、RIOが英詞を書いた方がいいのじゃないかなぁという案が浮上。
いろいろな難題に向き合う度、「良いものを作るためには、妥協も遠慮もしないようにしよう!」
と誓い合うのだけど、本当にいろいろ大変です。

その後、リズムやベースの直しをしたのですが、その時、
ふと、私は俊輔君に必要なのかなぁ・・と思い始めて・・
珍しく考え込んでしまいました。
マイナスを補い合う、凹凸を埋め合える相手となら、役に立つこともあるかもしれないけれど、
俊輔君と私はあまりにも似すぎているので、私が参加する意味があるのか、、
というか、成長の邪魔をしてしまうのじゃないか、、と思えてきたのです。

今日は、私の方が背中を押されたり、気持ちを盛り上げてもらっちゃったなぁ。






2004_02/15 (sun)

アイリッシュ・トラッド・フェスティバル。

K岡さんが帰京されているのでどうしても会いたかったし、
年越しセッションにお付き合い頂いたKさんがギグに登場するというので、
それも見たかったし、セッションにも参加したかったので、
昼過ぎから出かけて、、、のつもりだったのですが、身体が動かない!
最近、自分ひとりでやる仕事もたまっていて、
それを制作後の大深夜にやっているものだから、体力の消耗が激しいのです。
病み上がりですし。
でも、なんとか夕方回復したので、
お目当てのギグもちょこっと見させて頂き(スゴイ混み様でした!)、
K岡さんご夫妻と、楽しいひとときを過ごさせて頂きました。
う〜ん、騒いでいたら元気になってきたゾ。
私に効く薬は、音楽と仲間・・かな?

またアイルランドに行きたくなってきました。
やりたいことも沢山、行きたいところも沢山、欲しいものも沢山・・






2004_02/14 (sat)

イルと制作。

あらら・・やっぱり風邪をうつしてしまっていました。
歌の練習をしていたら、どんどん、どんどん衰弱していくイル・・
それが私と全く同じような症状で進行していくのだもの、
「ほんとーに、ごめんなさい!!!!!」でした。

なるべくソファで休んでもらっておいて(なのに歌詞を打つ真面目さ!) 、
私だけで出来る作業をやったり
私に任せてくれた部分のフレーズを試行錯誤しながら考えていたら、
「美織さんの考えるフレーズやピアノのファンになった」 とエールを送ってくれました。
そう言われれば、最近の私、冴えているかも。
3曲めはピアノとベースのみで仕上げたのだけれど、これがいいピアノなのだ〜。
(自分で、ほめちゃうよん!)
イルの才能に触発され、イルの気合に引き出されたピアノ・・です。
深謝。






2004_02/13 (fri)

俊輔君と制作&歌のレッスン。

俊輔君も、ちょっと沈んでて・・
この二日間、青年達を励まし続けていたような・・
ま、二人とも半端じゃなく前向きな人達なので、すぐに元気になってくれましたけど。

曲を書く、フレーズを考えるということは、人々が想像する以上に大変なことだと思う。
ちょっとしたことで書けなくなるし、モティベーションを維持するのにも、
相当のエネルギーが必要なのです。

でも、書けない時は無理に書かないで、待つ。
そして、その間に基礎練習をしたり、過去のデータの修正をするのが私流。
沢山、課題があるものね。
水面下で大変な苦労をしながら、
水面上では、涼しげに微笑んで美しいシナを作る、
シンクロ・・のような音楽を目指そう!

そうそう、途中でぴぽぴぽの皆さんがノンキーを演奏するのを、
電話で聴かせて頂きました。
自分の曲を心を込めて素敵に演奏して頂ける幸せ・・
これは、言葉では到底説明できません。
実は、和歌山の小学校で子供達がノンキー組曲を演奏してくれた時、
どんな思いでそれを聴いたか、日記に記そうと思ったのに未だ書けないでいます。
私は、どうやってその感動を伝えたらいいのでしょう。






2004_02/12 (thu)

イルと制作。

風邪でお休みさせてもらったので、一週間ぶり。
そしたら、距離を感じるっていうのかなぁ、
近くに居るのに遠いところに居るような、殻の中に入ってしまったような・・
「音楽を作っている時に、生きているなぁって思う。」
と言っていた言葉が思い出されました。

というわけで、いつも以上に頑張って、頑張って・・
これ以上無理というくらい頑張って・・・4曲め、完成。
この曲も、すごーーーく好きです。
中枢神経系を興奮させる曲です。
血液が沸騰してきて、心臓パクパク!

帰る頃には、いつものイルに戻っていたので、良かった〜。
けど、風邪をうつしてしまったかも。あーあー。






2004_02/10 (tue)

清美さんアルモニーアンティークの編集・ミックスダウン。

連続4日間もお休みを頂いてしまったので、
風邪もすっきり、元気一杯、耳も頭もクリアで、絶好調!

編集の残りと、前回バランスの悪かったところの修正などをしたのですが、
EQとエフェクタ類を絶妙なバランスで組み合わせてみたら、
い〜〜〜じゃない!
通奏低音が小さめに録れていたのでどうしようかなぁと思っていたのですが、
良い感じで出せたし、それによって、笛類の音色も艶やかになって・・
音楽は、相対的なものなのだなぁと改めて思いました。
そして、素が上手で良い音だど、化粧する甲斐がある・・とも。

Telemann特集・・ とても上品なアルバムに仕上がったと思います。
清美さんが大喜びしてくれたので、鼻が膨らみっぱなしでした。
あとは、来週試聴会をして修正して出来上がり!






2004_02/05 (thu)

コンソート野ばらの練習〜イルと制作。

先日、野ばらのメンバー達が
「練習の日はすごく疲れるので、終わってから何も出来ない。」と言っていたので、
「私はその後、9時間半制作しているのよ。」と言うと、目を白黒させていました。
確かに自分でも、よく持つなぁと思います。
23歳のイルでさえ、帰りは放心状態で電車から降りるエネルギーも余ってない・・
と言っているくらいですもの。

なのに、なのに、そんな日に貫徹してしまいました。トロくさっ!
で、遅刻確実だったので、全力疾走してしまいました。アホ!
さらに、 演奏会間近なので、いつもより熱心にやってしまいました。無謀!
イルとも、わけあって、かな〜り頑張ってしまいました。大馬鹿!

野ばらの練習中から感じていた寒気はどんどんひどくなり、
綿シャツの上にセーター3枚カイロ2枚でもブルブル、
耳もよく聞こえない、目もよく見えない、意識も朦朧。
なのに、どーして続けてしまったのでしょう。

必要としてくれているということが一番大きいけれど、、、
極限状態で気づきました、
彼女達と、そして彼と、音楽を一緒に作り上げていることが好きなんだなぁと。
"恋は闇"ですね。






2004_02/04 (wed)

いくこちゃん宅へ。

前を走るトラックの荷台の豚達があんまり可愛いくて(耳が振動で舞うのだもの)
釘付けになっていたら、高速をおりそこなってしまった。あーあー。
けど、いいお天気だったから、無駄なドライブがかえって嬉しかったデス。

今日は小山田大ちゃんのHPの更新作業の伝授。
現在、私ひとりで更新作業をしているのですが、
いくこちゃんが一緒にやってくれると、遠征先からも更新出来るし、
のろまの私のせいで更新が滞る心配もなくなる!万々歳〜。

それにしても、寝る間もないくらい忙しいいくこちゃんや私に、
なんとか頑張る・・と思わせちゃう大ちゃんて、やっぱりスーパースターだと思う。
そして、それによって授かる「成長」を有り難く受け止める私達も、素晴らしい・・でしょ?

良い意味で、人を巻き込める人、人に巻き込まれる人であり続けたいな。






2004_02/03 (tue)

節分。

ナビ1 -- ナビ2

鬼のお面をつけた(つい食べてしまった)ナビの、豆を狙う真剣な眼差し。





2004_02/02 (mon)

俊輔君と制作。

ボイストレーニングをしてから、コーラスの試し録り・・と、今日は歌三昧。
今月下旬に、また"素晴らしい"マイクを借りられることになったので、
それまでにロングトーンの練習をしなくちゃいけないのです。

私は、音は「生む」ものだと思っているので、
出す前までに、身体の中で作っておくべきだと思っています。
どういう音色で、どういう響きで、どういう波形の、どういう速さの音を出すか、
まず、その設計図のようなものを描き、それからそのイメージ通りの音になるように、
身体のそこかしこを使っていろいろ工夫してみる。
そして、 それが確実に100%の確率で生めるように、トレーニングする。
大変だぁ。
今日は、その地味なトレーニングをたっぷりしてから、
実践練習を「砂時計」の間奏でやってみました。
俊輔君@コーラス若葉マーク3声+私@枯葉マーク3声+夫@一応現役のフルート・・
他の音との幅や響きも合わせなくちゃいけなくて大変でしたが、
よい!かな〜りよいです!
やっぱり生声と生楽器は、素晴らしいです。





2004_02/01 (sun)

イルと制作。

頭の中で鳴っている音・・と言っても、彼が伝えてくれるのは、その目立つ部分のみ。
あとは私が想像して、コードやベースラインをつけています。
「そうです、その通りです!」と言ってもらえることもあるし、
「全然違います・・」と言われてやり直すこともあるし、
その前に全くコードが思いつかないこともあります。

今日も、ギターソロ51小節を含む65小節分のギターのメロ部分をイルが入れてくれたので、
それの下をつけようとしたのですが、
それが音の羅列にしか聴こえなくて、困惑。
「音楽に聴こえないから、出来ない。」と訴えると、
「でも、僕の頭には、このメロディが鳴っているのです。」 と言う。
泣きたい気分でした。
けど、頑張って2時間半独りで隠ってやりましたヨ〜、
4分音符=240の速さの曲なのに、一拍毎にコードを変えたりしながら、
あらゆる可能性を駆使し、 辻褄を合わせましたヨ〜。

そしたら、びっくり!
なにがどうなってそうなるのか分からないけど、
覚醒効果がある、怪しげな、アバンギャルドな、カッコ良い間奏が出来上がりました。
イル、大喜び。





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