2005_01/30 (sun)

母の言葉。

老人ホームに入ることを決める前に、「やっぱりもう一度・・」
と、両親がやってきました。
近所の候補にあがっていた家を一緒に見に行きながら、
「ここが本当に良いと思うならここに住んだらいいけど、
この辺は坂も多いし、病院事情が悪いからね、、」と話しかけたら、
「あなた達に少しでも多く財産を残してあげたかったのに。」と母がポツリ。
そうだったのか、それで家に執着していたのか・・

母は、昔からそうでした。
自分がわがままを言うふりをして、私達のために何かをしてくれていたことを、
私は知っている。

こみ上げてくる感情を抑えて、
「そんなことすると、駄目駄目人間になっちゃうよ。」と言うと、
うんうん・・と頷いていました。

大事にしなくちゃ。





2005_01/29 (sat)

小山田大ちゃんのDVDの打ち合わせ&宴会。

今までのは、クライミングをやっている人達に向けての映像が主だったのですが、
今回は、普通の人が見ても楽しめるようなアングルや景色が多く、
「小山田大さんて素敵!」と思えるDVDになるらしいですよ。
楽しみです。

で、いつもトランス系正君が音楽を担当しているのですが、
今回は、映像が綺麗なので、歌曲も入れてみたいとのことで、
ノンキー組曲で唯一歌の入っていた「私だけの故郷」@大ちゃんのお気に入りが、
エンドロールに使われることになりました。いえぃ!
詩がね、大ちゃんにぴったりなのだとか。
で、その他のところにも、正君がRIOの声を使いたいとのことなので、
今日は、その候補曲を決めました。
カプリオール組曲のPieds-en-l'airと、私が以前、大ちゃんをイメージして書いた曲をね、
映像に当てはめて聴いてみたら、ばっちりじゃない!
(なぜかサイズまでピッタリだった。・・おぉ、こわっ)
あっという間に打ち合わせが終了、即宴会へと流れたのでした。

今日のメンバーは、大ちゃん、正君、千恵さん、Pump映像担当のAさん、
大ちゃんが深夜に呼び出した俊輔君。
究極のアホだね、私達・・・






2005_01/28 (fri)

「城」@新国立劇場、鑑賞。

頭を使う、身体を使う、気を遣う、五感を使う・・
これがどんなに大変で、どんなに素敵なことかを、
久しぶりに思い知らされたお芝居でした。
「ただ観ているだけ」というわけにはいかないような作りになっていて、
気づけば 物語の中に居る、というか、劇に参加しているような錯覚をおこしていて、
幕間に掲示されるカフカの言葉に、うんうん唸っている。。。

松本修さんの演出は、素晴しい。
役者さん達の機能の全て、お客さんの機能の全てを、
知らず知らずのうちに起動させ、
滑らかに動くようにしてくれた・・と思う。
ただ与えるのではなく、巻き込んで育てる・・素敵ですよね。

そして、もう一人の奇才、斎藤ネコさんの音楽も、
これまた非常に素晴しかったです。
作編曲の能力、演奏する能力の高さは、もう言うまでもありません。
今回、私が声を大にして言いたいのは、
こういう音楽を、ここまで突き詰めて作ろうと思った人が居てくれたことの素晴しさです。
解釈・・という点で、頭の良さも必要ですし、
演出家やスタッフへ対しての思い遣り・・という点で人間性も必要ですし、
この世界を表現するためには、分析・研究も、エゴを捨てる必要もあったはず。
さらに、「こういう感じで。」と考えついたとしても、
それを形に出来る技術や根気や人脈がなければ、こうはならなかったと思う。
要するに、「人間の大きさ」がものを言った感じの音楽だったのでした。

「上手に演奏しないでね。」
レコーディングの時に言われた言葉の意味が、
お芝居を観て、ようやく分かりました。
まだまだ全然だめですね。
ネコさん式音楽制作法を目指し、また明日から、修行じゃ、修行じゃ〜。






2005_01/27 (thu)

コンソート野ばらの練習〜俊輔君のボーカル・トレーニング〜Seanのウェルカム・セッション

野ばらは、レコーディングのための最終仕上げ。
レコーディングといっても、「2005年春の野ばらのアルバム」なので、
仲間についていこうと頑張っていたら、いつのまにか難しい曲も演奏できるようになってて、
でも、とにかく、和気藹々、皆と楽しく演奏出来ることが一番嬉しくて・・
という今の気持ちを記録しておこうというのが目的。
なので、モーツアルトの「何という喜び」は、
あえて野ばらの皆さん全員にストーリーを考えてもらい、
その世界、情景を表現していくことにしてみました。
なかなかに素敵なストーリーが完成したので、楽しみです。


俊輔君は、次なるステップ、スタジオでのライブ審査に向けて準備を開始しました。
楽器の上手な人は楽器が似合うように、歌の上手な人はマイクが似合うので、
「あなたも似合っててくれ。」と祈るような気持ちで歌ってもらったら、
あれま、、、
「こんな姿勢で歌っていたの〜〜〜っ?せっかくのルックスが台無しじゃない。」
でした。
ジロジロ見てたら歌い難いかなぁと思って、
見ないようにしていたのがいけなかった。
でも、逆に考えると、姿勢を直せば、もっと上手になるってことですよね?
期待しよう。


それから、ショーンをピックアップして、四谷モリガンズへ走る。
(自分の体力に惚れ惚れする毎日です。ちなみに5時就寝7時起床。)
K岡さんが、ショーンのウェルカムセッションを企画して下さったのです。感謝。
よくセッションに顔を出していらっしゃるらしい若者達を中心に集めて下さったので、ノリノリ!
ショーンも汗だくになりながら、楽しそうに、ずーっと演奏なさっていました。
そんな様子をバウロンのおさむさんがイラストにして下さったのですが、
それにも大喜び。
世界に広がる友達の輪!良いね、良いね。

いやぁ、それにしても上手です、ショーンは。
おかげさまで、アイリッシュ熱再燃の兆し。
でも、笛人口は多そうだから、ボタンアコでもやってみようかなー。


セッション風景

やっぱりパブの方が似合う

-
イラスト

クリックすると・・





2005_01/25 (tue)

Sean Whelanを迎えて。

アイルランド旅行中、ダブリンでお世話になった、
優しく、面白く、お茶目でスゴ腕のギタリスト、ショーン。
たった数時間一緒に過ごしただけなのに、また絶対に会いたいと思わせてくれたショーン。
そして、その願いを叶えてくれたショーン。
縁て不思議ですね。
(次の晩のセッションでお世話になったジョンも一昨年再会出来ましたし・・)
そして、今回、奥様にはお初にお目にかかったのですが、
これまた私の好きなタイプの方で、お会いできてとっても嬉しかったです。

今回はプライベートの来日で、コンサートなどはなかったのですが、
しっかり愛用ギターを抱えていらっしゃってて・・
ならば、我が家で友人達を誘ってセッションしましょう・・ということになり、
8時間も盛り上がっちゃいましたよぉ。

アイリッシュは勿論、ジャズやラテンも弾いて下さったのですが、
ヴォイシングも、リズムも、カッティングも、めちゃくちゃ素敵〜。
どーして、そんなにセンスが良いの?どうして、そんなに高度なことが出来るの?
世界は広いな。。。と思いました。

でも、それよりびっくりしたのが、
ギターケースにノンキー組曲の楽譜を入れて下さっていたこと。
一緒に「憧れ」や「スピニング・ダンス」を演奏して下さった上、
「とってもいい曲ばかりだ。」と何度も褒めて下さって。
もうもうもう、うるうるうるうる・・でした。

ノンキー組曲の楽譜

ノンキー組曲の楽譜

- 
ショーン

ショーンご夫妻です







2005_01/23 (sun)

父母姉と老人ホーム見学。

「美織のそばで暮らすことにした」と、我が家の近所の家を物色していた両親が、
急に、浜松の有料老人ホームのとても良い条件の部屋が空いたので、
見に来て欲しいと言ってきました。

順番を待っていらっしゃる方が多く、すぐにお返事しなくちゃいけないらしいので、
急いで駆けつけてみると、マジメで理想論者の姉はカンカン。
「どーして、老人ホームなどに入るの?」と、まるで老人ホーム=姨捨山のような発言。
母も、姉と同じような意見で、しかも、今住んでいる家を売ることも、
今持っている思い出の品々を処分することもイヤだと言う。
反対に、父は「目に見えないもの=安心、安全こそが大事」と主張する。
同じ家で暮らし、同じご飯を食べて生きてきた家族なのに、
いろいろな考え方があるものですね。
私は、父母が選んだ生き方を、出来る範囲で応援していくつもりですが、
父に近い意見かな、物質的なことより精神的なことを優先します。
変なプライドや見栄や遠慮は捨てて、
自分が一番気持ち良く暮らせる場所を選んだらいいのに・・と思います。

で、行ってきました。
凄いです、進化してます!完璧です!
費用も驚くほど高いですが、広くて綺麗でよく考えられていて、吃驚。
これなら家族も安心、当人達も楽しく暮らせる・・と、全員が太鼓判を押しました。
けど、どーなるのかな、結論は。





2005_01/22 (sat)

スティング@武道館。

きゃ〜、

やっぱりあなたが

世界で一番好き。

どれだけ感動したか・・表現できる言葉が見つかりません。





2005_01/21 (fri)

俊輔君と、GENさんのレコーディング。

今回で3回目なので、もうすっかり慣れたご様子。
若い頃の良き思い出を、歌にして残しておきたいと仰るGENさんは、
明るく前向き、そして、柔らか頭の持ち主です。
「つい愚痴、文句&ため息ばかり出ちゃって・・」というオジサマ方に、
是非見習って頂きたいです。

さて、歌入れ終了後、
なんとなくなりゆきで、かなーり飲んでしまいました。
でも、ちゃんと「飲み」をエネルギーに転換し、
5時まで粘って編集を終わらせましたけどね、 は。
エライでしょ。(鼻が膨らんでいます)
何でも味方にしなくちゃ〜。>眠り王、俊輔君。

ということで、 次は、
飲んでも眠らないようにする特訓です。
歌の訓練より厳しいよ、きっと。いひひ。





2005_01/20 (thu)

スタジオライフ公演「ホテル・ボルティモア」鑑賞。

イル、じゃなくて青木君(役者の時はこちらの名前なのです)が、
ムードメーカーの女性役で出演するというので、楽しみにしていたのですが、、、
ス、スゴイ。。。テンション、高っ!
いつも彼には驚かされてばかりですが、今回も度肝を抜かれました。
「また違った面を見せちゃいましたね。」って恥ずかしがっていましたが、
「面」じゃなくて別「人」でしたよぉ。
でも、かなーり笑えるキャラだったので、嬉しかったけど。
それに、とってもイキイキしてて、水を得た魚のよう。
「表現すること」が、本当に好きなんだなと感じました。

それから、今回も、親友のIさんを走って呼びにいってくれて・・ありがと。
自分の大切にしている人や店や物を紹介してもらうと、
テリトリーに入れてもらえたような気がして、なんか感動しちゃうのよ。
しかも、そのIさん、演技も人間性も素晴しい方で、、、
心が洗われました。

あー、スタジオライフに、すっかりはまってしまったようです。
次も絶対に行くぞ!
そうそう、「OZ」は全国でやるそうですよ。





2005_01/18 (tue)

アンサンブル・プラネタ
の演奏会@紀尾井ホール。

とーっても素敵でした。
以前より、ノリが良いというか抑揚がついたのかな、 ドラマティックになったような気がします。
より良くしたい、もっと楽しんで頂きたい・・という気持ちがびんびん伝わってきたので、
ますますファンになりました。
ホールとの相性も良かったです。
ああいう音楽は、音が上へ上へ上っていく所の方がいいですね、やっぱり。
人工リバーブの力も借りてはいましたが。
また是非紀尾井でやって欲しいです。

終わってから、匠君お薦めの四谷のアジア料理屋さんに行き、
夫から六本木で車を受け取って、タクシーの波を切りながら運転している途中、
気づいてしまった、また徹夜明けで運転していることを。
あー、きつかった。
帰ってコートを着たままソファに倒れ込み、意識を失う。
夫に「風邪を引くよ。」と起こされたのが、午前4時半でした。とほほ。





2005_01/17 (mon)

俊輔君と編集&ミックスダウン。

明日が締め切りというのに、例の、気を失うほどの腹痛がやってきてしまいました。
さらに、間に合わないかもしれないと思うと、イライラはピークに。
相当機嫌が悪かったと思います。
なのに、俊輔君(@明日、大学の試験日)たら、、、
穏やかなスマイルで、下らない冗談や楽しい話をしながら「あはは〜」と笑ってばかり。
この人、バカか大物かどっちかだな・・と思いました。

さてさて、そんなこんなで、また今日も徹夜。
イルくんの時にもそうだったけど、ずっと使い続けていると、
機材がストを起こしてしまうようです。人間より弱いのね。
今日もまた同期ミスに悩まされました。
仕方なく、ポン出し。原始的な方法を知っていて良かったわ。
で、ようやく朝9時半に完成しました。ギリギリ・・・。
はあ。。。心臓に悪いです。
でも、特訓の甲斐あって、めちゃくちゃ良くなったと思いますよ。
でもでも、実は、これからが本当の本番なのよね。
3月末のスタジオでの2次審査用に、もっともっと練習しなくちゃね。





2005_01/16 (sun)

S君のレコーディング〜吉川忠英さんのスタジオ。

S君を心から応援しているらしいKさんから「お願いします。」と頼まれたので、
「じゃ、デモテープ作りのお手伝いなら。」ということで、ご本人に来て頂いた・・ら、
またまた美しい人。
とっても優しそうで、人気があるのが分かる。そして、私の好きなロックの似合う声。
「みおりって、イケメンに縁があるよねー。」とよく言われますが、本当ですねー。
私と似たような性格で相性も良さそうですし、お話してて楽しかったけど、
男の人三人を同時にプロデュース・・は、どう考えてもきついので、
「応援はしますけど・・」としか言えませんでした。うぅ。
歌も上手なので、頑張って欲しいな。


夜は、F山雅治さんのレコーディング。
忠英さんの基本アレンジにネコさんが弦アレンジを加えたという大ヒット曲のリメイク版に、
リコーダー3重奏で参加させて頂きました。光栄。

私の前にネコかるが演っていて、もうもうもう、すご〜く素敵になっていたので、
「う、、、私のリコーダーが、この世界を台無しにしてしまったらどうしよう」
と、コンソールルームに居る時は地味になっていたのですが、
土壇場に強い毛の生えた心臓の持ち主なのでね、レコーディングが始まったら、
思い切り楽しませて頂いちゃいました。
このようなポップなサウンドに、もっともっとリコーダーが登場できるようになるといいなと思います。

忠英さん、ネコさん、グーフィーさん、、、etc
頭の回転の良い人生謳歌型かつ天才達の醸し出す独特の空気感と駄洒落の数々・・・
やっぱり本物のスタジオはいいなー。刺激的だわ。


そうそう、その時、先日参加させて頂いた「」のサウンドトラックをもらいました。
ボツになったと信じていたテナーリコーダーでのソロ曲が、 いいところで出てくるとか。
で、帰ってから即確認したら、、、なんじゃい、この音程の悪さ、このアドリブは。
がーん。
テナーリコーダー、やっぱり買い直そうっと。
でも、それ以外の曲は、本当に素敵です!(その曲も、曲は素敵なのにぃ)
ネコさん、スゴ〜イ!日本人じゃないですよ、このセンス、この暗さは。
30日まで新国立劇場でやっているそうです。良かったらぜひ。


帰ってからもう一つ、小山田大ちゃんが紹介された「情熱大陸」を見ました。
私は、大ちゃんの強さより、生き方というか、論理、美学、感性に惚れているのです。
それがもう少し描かれていたらなぁ・・・とは思いましたが、それでも満足。
二月は、大ちゃんDVDの音楽制作のお手伝いをする予定。
はりきっちゃうよん!





2005_01/14-15 (fri-sat)

俊輔君とレコーディング&編集。

18日締め切りに間に合わせるため、頑張りました。
機材の前に36時間。。。
順番で、後方に用意した椅子で仮眠。
相当疲れているはずなのに、二人とも超ハイテンション。
イカレタかな?

二日目の昼食に、人生で二度目のチキンラーメン。
以前は完食出来なかったチキンラーメンを「美味しい☆」と思ってしまった。
やっぱりイカレタかな?





2005_01/13 (thu)

コンソート野ばらの練習。

今日は、ソプラノパートのお二人がお休みだったので、
全曲代わりに吹きつつ、説明もしていたら、途中で目の前が真っ暗になってしまいました。
でも、最後までやり続けましたよぉ。
だって、やっぱり合奏は楽しいもの!
分身の術を身につけて、指導する私、と、吹く私・・に分かれることが出来ればいいのになー。

今日の会場は狭くて皆さんとの距離が近かったし、響きが無いところだったので、
一人一人の音がくっきりはっきり分かったのですが、
もうもうもう、全員、とても素敵に上手に吹けてて・・・
思わず、うるっ。
成り行きで仕方なく引き受けた指導役だったので、
テキストも慌てて自分で作って、全く我流で教えてきてしまったのでね、
感慨深いわけですよ。
ドレミの押さえ方から一緒に始めた人達が、
8分音符が出てくるだけで大騒ぎしていた人達が、
32分音符満載の「カノン」を、全員で素敵に吹いているのだもの、目の前で。
皆さんの根気に感謝です。





2005_01/11-12 (tue-wed)

俊輔君のレコーディング・・を二日続けて。

私が思いっきりリセットしちゃった「サクラ舞い」の歌い方を、
戸惑いつつも、一生懸命、真摯に受け入れようとする俊輔君・・
「この曲を作った時の周りの景色やシチュエーションが見えてくるように」
と注文したら、わざわざ「その場所」まで行ってきた俊輔君・・
どんなに厳しいことを言っても、嫌な顔ひとつしないどころか、
楽しい話をして、その場の雰囲気が悪くならないようにしてくれる俊輔君・・
数日続けて会っても疲れない、というか、
会えば会うほど疲れを吸い取ってくれるような俊輔君・・
・・・・etc

俊輔君の魅力を語れと言われたら、多分一日中語っていられるほど、
いろいろな魅力的を持った人だなぁと思います。
けど、「これこそが・・という分かりやすい特徴や長所は?」
と聞かれたら、言えないのよね。
一言で表せるような魅力より、噛めば噛むほど、一緒に居れば居るほど分かる良さ、
体感してこそ味わえる魅力の方が大きいと思うので。


さて、2日かかってレコーディングした歌を聴きながら、
「どう?」と聞くと、「素直で、感じは良いけど、インパクトがなくなった。」と。
あはは、それを聞いて、私が俊輔君に望んできたことが、やっと分かりました。
俊輔君自身と俊輔君の歌のキャラクタを、一致させたかったのよね。
(自分でもよく分からないまま、そういう衝動にかられてやっていました・・)

出合った頃は、そのインパクトの弱さが気になっていたのですが、
今は、「だからこそ良いのよ」と、はっきり言えます。

ゆっくり、じっくり、噛み締めて味わう歌、
ずっと傍に置いておくと良さがにじみ出てくる歌、
聴く度、疲れやイライラが少なくなっていく歌、
「もうちょっと頑張ってみようかな」と思わせてもらえる歌、
何回聴いても飽きない歌・・
どうでしょ?そういう歌もいいでしょ?欲しいでしょ?





2005_01/09 (sun)

ありふれた日のような、そうでないような・・日。

川沿いの道を、てくてく、愛犬ナビと長散歩。
カモの赤ちゃんがヨチヨチ歩く姿、雲の動き、空の色、木の芽、
すれ違う人々、犬、路地で野菜を売っているおじさん、花の苗、たんぼ・・
ほんの数年前、同じ道を歩きながら、
「こんな毎日でいいのか?」と自問自答していたことを思い出しちゃった。
不思議、、、
あの頃と全然変わってない「ありふれた」モノ達が、
こんなに愛しく感じられるなんて。

情緒豊か・・が、究極の「豊か」だと思う今日この頃。





2005_01/08 (sat)

横浜ワーグナー祭〜アップルストア。

墓碑に「音楽愛好家」と書いたもらったというフルート演奏家だったワーグナーさん、
数々のサロン風コンサートを開催し、音楽を日常的、直接的に紹介していたとか。
その彼の業績をしのんだ演奏会が、開港記念館であったのですが、
場所が場所だけに、その頃にタイムスリップしたような気分になりました。
良い建物、良い思想は、頑張って残していきたいですよねー。
演奏会が終わってから寄った私の好きな「山手」でも、同じことを思いました。

今回は、前半が笛特集だったのですが、理恵子さんのトラベルソ、とっても素敵でした。
前後がモダンのフルートだったので、地味に聴こえちゃうかなと思いきや、
逆でした!
耳を澄ます・・・って素敵なことですよね。
小さいからこそ受動態でなく能動態で聴こうと思う→から余計に響いてくるのかな?

さて、その後、Power Bookを買おうと思ってアップルストアに行ったのですが、
買った途端、新しいのが出そうな気がしてきて・・・
今のうちにいろいろ整理&準備しておきたいのだけど、、、うー、迷うなぁ。





2005_01/06 (thu)

俊輔君のボーカル・トレーニング。

一応、子守歌風の曲は完成・・ということで、
今日から「サクラ舞い」へ。

これは、もう何度も練習した曲ですが、もう一度、「どう歌うか」を考え直し、
新しい設計図を作ろうじゃないかということで、オールリセット。

曲によって、伝えたいことの内容も優先順位も変わりますよね。
サクラ舞いは、ある場所で、まさに歌の内容と同じ状況で作った詩なので、
ドラマティックに歌わないで、淡々とナチュラルに、語るように歌った方が、
情景や気持ちが伝わりやすいように感じます。
考え過ぎ、サービス過剰は、時と場合によっては、かえって事態を悪くしますからね、
気をつけないと。

いろいろな歌い方をしてもらいつつ、録音して、一緒に聴いて・・を繰り返していると、
いろいろなことが発見できます。
面白いなぁ。何事も実際にやってみるものですね。





2005_01/04 (tue)

俊輔君のレコーディング。

一応、年末に録音した歌もとっておきつつ、
気持ちも新たに、新春の「声」もレコーディングしてみました。

お正月はバイト三昧だったという俊輔君・・
ちょっとお疲れ気味のようでしたが、相変わらず爽やかな笑顔で、
笑いを振りまいてくれました。
可笑し過ぎる。

今年は、飛躍の年にしようね。
それまでもう少しの辛抱・・・
頑張ろう、おー!





2005_01/03 (mon)

故郷の高校の同窓会〜帰宅〜千恵さん宅でパーティ。

1クラス62名、三年間同じメンバー&担任という、今では考えられない高密度な教室で、
異常な厳しさの校則と戦いながら結束を固めていった私達・・
濃厚で活気のある、そして、苦しく楽しい高校生活でした。

恩師の「おきん」ことK先生は71歳になり、教え子は1000人を越えたとか。
私のことなどお忘れだろうなと思っていたのに、
「(私と同じ名前の)歯医者に行く度、あなたのことを思い出しているのよぉ。」と仰り、
数々のエピソード(あはは〜)も、詳細にわたって憶えていて下さった。
友人も口々に「みおりと、○○したよねー。」などと語ってくれる。
そうか、自分は、いろいろな人の記憶の中に住み続けていたのね。
なんか、感動的だなぁ。
でも、 嬉しい反面、恐しいような、恥ずかしいような・・
清く正しく美しく生きなくちゃ。

--

それから東名をひた走って千恵さん宅へ。

大ちゃん、若江さん、しょう君、郁子ちゃん、りお、で新年会。
大ちゃんのスイス・フランス遠征時の美しい映像を見せてもらったり、
やっと会うことが出来た噂のしょう君(from沖縄)とお話したり、
「誰が一番」ゲームをしたりして、遊びました。
「誰が一番」ゲームは、「生まれ変わったら誰になりたいか?」とか
「一番幸せそうな人は?」とか「一番キチガイは?」「いい人は?」などというお題に対し、
それぞれが紙に順番をつけて集計していくだけのものなのですが、
なぜか異常に盛り上がってしまいました!

で、総合1位が若江さん、2位が私、3位が大ちゃん。
まあ、それは光栄なのだけど、
どーして私がキチガイの2位なのよ〜?
しかも、男三人とも、私に最高点を入れたって・・・
解せない。

そうそう、小山田大ちゃん、1/16(sun) 23:15〜TBS「情熱大陸」に出演します。
美しいヨーローッパの映像入りですし、
クライミングがどんなものか、大ちゃんがいかにスゴイ人なのか、を、
この機会に是非見てみて下さいね。





2005_01/01 (sat)

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。


今、「人間嫌いの言い分」という本を読んでいます。
「そんなに毎日沢山の人と会ってて、どうして?」と言われそうですが、
電話になかなか出られない、メールを書けない、
人が多いところには行きたくない、1人になりたい・・・日が続いていて、
結構自分では心配していたのでした。
が、この本を読んで、社会性は足りないにしても、
決して「人間が嫌い」なのではなく、
「集団になってつるむことを強要されるのが苦手」
「適当に繋がる、とりあえず繋がっていることが苦痛」
「損得感情がある付き合いをしたくない」
のだということが分かって、少しほっとしました。


知らず知らずのうちに、実生活でもネット上でも交際範囲がどんどん広がっていて、
必要とされることも増えてきて、
それはとっても有難いことなのですが、
多分、私は、超のろまで、じっくり型なので、
「適当に」とか「とりあえず」とか「口先だけ」が出来ない上、
1人で考える時間や頭を真っ白にする時間がないと生きていけなくて、
なので、なかなか皆様のいろいろにお返事出来ないことになってしまって・・・
さらに、その不義理がプレッシャーとなって・・・
嗚呼、本当に申し訳なく思っております。

けど、今、私にとって、何が一番大事かは、
私自身が行方不明にならないことだと思うのです。
自分が、自分らしく、自分の力で生きていないと、私が私でなくなってしまうし、
周りの人を大事にすることも出来なくなる。

なので、思い切って、しばらく、必要以上に頑張るのはやめて、
なるべく身体が自然に動いたり反応するままに暮らしてみようかなと思っています。
そうすれば、私の今年の目標、
「本当に好きなモノ」「本当にやりたいコト」を見つける・・・
が、可能になるかもしれないから。

皆様には、さらに不快な思いをさせてしまうかもしれませんが、
しばらくの間、私のわがままをどうぞお許し下さいませ。




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