2006_02/28 (tue)
Iさんと打ち合わせ〜Yさんと打ち合わせ〜西口プロレス。
私は小さいなぁ、甘いなぁ。
Iさんの考え方って、大人だぁ。尊敬〜。
良かれと思ってやっていることが逆に苦しめてしまうこともあるので、
一応そこまでちゃんと考えてやっているつもりでしたが、
結局、それだって自分の価値観で考えているのよね‥
Iさんのアドバイスを参考に、自分や弟子君達の将来についても、
もう少しじっくりゆっくり考えてみなくちゃ。
と思ったその直後、Yさん(ほぼIさんと同世代同業)とお会いしたのですが、
筋道を踏んで進んでゆくIさんとは正反対で、Yさんは、奇想天外。
Iさんは、その昔、私がテレビにちらっと出ているのを見て、
テレビ局に問い合わせて探し当ててきたという人なのですが、相変わらずの奇人ぶり。
「行き着きたいと思っているところに行き着けばいいのだよ。」と言いながら、笑ってばかり。
笑う門に福来り‥ってか?
いやー、世の中には、いろいろな人や、いろいろな考え方があるものですね。
頭、大混乱です。
しかし、Yさんの元気溌剌ぶりには、本当にびっくりでした。
行動力があるから、周りに魅力的な人が沢山集まってきて、
魅力的な人達が集まるから、さらに成功していく、という図式なのでしょうね。
素晴らしいね〜。
そうそう、元HALの秋元直也さんもいらしたのですが、
これまた少年のように綺麗な瞳で、キラキラ、にこにこ‥‥
あはは〜、サウンド通りの人で、気に入っちゃいました!
で、 誘われるままに着いていったら六本木ベルファーレ!
「へぇ、ディスコでプロレスかぁ。」と感心しながら、「人生初のプロレスです。」
と言うと、二人にブワァ〜と吹き出されてしまいました。
「長州『小』力だよ。『西口』だよ。」って、『西口』って何?
テレビを全く見ない私は、もはや仙人か原始人ですね。
けど、すぐに追いついたもんねー。
小力&ポーク、最高〜っ!(黄色い声)
2006_02/27 (mon)
re:coverの練習。
朱に交われば赤くなる‥ということわざ通り、
人は、交わる友、また環境の影響を大いに受けると思います。
影響を受けるだけではなく、その人の生きる道も決まるような気がしてなりません。
私にも「専業主婦」時代があったのですが、今からは考えられない生活でした。
周りは同世代の主婦仲間ばかりで、子育てと家事と習い事とランチとテレビの日々。
一日中陶芸してたりして、優雅だったなぁ‥‥(遠い目)
でも、居心地が良い分刺激は少なく、妥協が増えた分向上心も減り、
結局、自分には合わないなぁと感じ、激動の生活にあえて首を突っ込んでしまったわけですが、
それで得たものも沢山、失ったものも沢山ですね。
さて、なぜ、そんなことを言い出したかというと、
最近、re:coverの二人に、その時嗅いでいた匂いがあると気づいたのです。
「歌のお兄さん」や「○○レンジャーのお兄さん」的な匂い。
勿論、それはそれで素敵なことだと思いますが、
「アーティスト」「クリエータ」を目指す二人にとっては、どうなのでしょうね?
淳君は、「両方は駄目ですか?」と言う。
どちらか一方だけ目指すのでも厳しいのに?
それに、二兎を追うものは一兎も得ず‥、両方失う危険だってあるのだよ。
選ぶ勇気!捨てる勇気!賭ける勇気!
2006_02/26 (sun)
スタジオライフ公演「ヴァンパイア・レジェンド」観劇〜speaklowのライヴ。
青木君(イル)のおかげで、スタジオライフと出会い、
定期的に観に行かせて頂くようになったわけですが、
観る度、いろいろ考えさせられるし、心が良い感じで動いてくれるので、
本当に出会えて良かったなぁと思っています。
そして、speaklowも、よく観に行っているものの一つですが、
こちらも、毎度必ず、私の音楽への意欲を駆り立ててくれるので、やめられません!
音楽も演劇も、芸術として感動させてくれる以外に、
生活に取り入れてこそ発揮してくれる力があるなぁと思うのですよね。
生け花を楽しむ感じ‥ではなく、プランターの花を愛でる感じですかね。
育っていく様子を観察していると、自分も頑張ろうと思えるし、
今いる世界とは違う世界に自分を誘ってもらって、浮世を忘れると、
リフレッシュできるし、エネルギー補給にもなる。
生活必需品ではないけれど、素敵に、健全に生きるための必需品かな。
2006_02/24 (fri)
七川礼位ちゃんのボーカルトレーニング〜バイバイセッションバンドのライヴ。
練習したい曲が沢山あったので、対処療法的なレッスンをしてきたのですが、
さらにステップアップするため、ボイストレーニングも平行してやっていくことにしました。
で、今日は、歌詞に頼らないで、音だけで「その世界」を表現する練習。
同じ旋律で、冷たい、温かい、嬉しい、寂しい、広い、狭い‥などを表現してもらう。
これは、楽器にも役立つ練習だと思う。
それから、義兄の所属するバイバイセッションバンドのライヴへ。
バイバイセッションバンドは、かつて坂本龍一も所属していた実力派バンドですが、
もう全員50代なので侘び寂びの世界なのだろうなぁと想像して観に行ったのですが、
いやいや、さすが一流のミュージシャンズ‥
これぞロック!これぞ音楽!これぞエンターテイメント!
久しぶりにものすごーく楽しかったライヴでした。また、絶対に行くゾ!
トークも演奏も文句なく日本一のパーカッショニスト、斎藤ノブさん、
余計なことは絶対にしないで、ロックの中枢にこだわるドラマー、上原ユカリさん、
エキゾティクスの頃のままのオーラを出しつつ饒舌なベーシスト、吉田建さん、
ハモンドB3、フェンダーローズ、スタインウェイを使いこなす、国吉良一兄、
そして、今日からもうもう大ファンになってしまった、ギターの土屋昌巳さん。
そう、あの一風堂で活躍されていた土屋さんですが、もう53才ですって!
でも、白髪の髪を素敵に立てて、体型もお顔も若い頃のまま、お洒落なソフトスーツ姿で、
めちゃめちゃカッコ良いの。演奏も、言うまでもなくめちゃめちゃカッコ良いし。
ここぞという時に切れの良いことをボソっ、ボソっと言う私好みの「間」で、
エフェクターのスイッチングも速いし、とにかく、動きが若い!シャープ!
しかも「ミュージシャンは、まずヒモになることです。」だって。あはは。
モテたいという気持ちが強いからこそ、いろいろ維持出来ているのでしょうね。
パーカッションから50cm、土屋さんから1m、ゆかりさんから2.5m、
建さんからも2.5mのところで見ちゃったので、
多分、一ヶ月はこの興奮状態のままいると思われます。いえぃ!
2006_02/23 (thu)
コンソート野ばらの練習。
どれだけ自分が疲れているか‥は、バスリコーダーを吹くと分かります。
今日は、というか、この頃、毎度全然息が続かないです。とほほ。
制作日の翌朝朝9時半から‥ですからねぇ。
あ、そのせいじゃなくて、練習不足かな。
今日は「キャプテン・ロンバルダ」を。
もつれた紐をほどくように、ひとつひとつの旋律をまずは一本にしてみて、
それから、皆とどう綾を織っていったらいいのかを考えつつ、
自分のその時その時の役割を掴んでゆく。
ただ吹けば、音は出る。皆で合わせれば、音は一応重なる。
けど、工夫すればするほど、
「音の集合」が「音楽」に変わってゆく。素敵だぁ。
2006_02/22 (wed)
あらいしゅんすけ君とwebsite制作。
締め切り地獄やら野暮用やら和歌山に行っていたりで、
なかなか始められなかったこの度のwebsite制作。
が、2月末締め切り‥。あと、一週間ちょっとだ。焦る。
締め切りに間に合いそうもなくなってしまった人が、
「明日、火事にならないかなぁ」と言うのを聞くけど、本当に「締め切り」は恐怖です。
「どうして寝られないでいられるの?」とよく聞かれますが、私だって寝たいです。
締め切りから逆算すると、そうせざるを得ないから、そうなっているのです。
睡魔に襲われる度、「強制終了して、一人で密かに見知らぬ土地に移り住み、
ゆっくりのんびり暮らしちゃおうかなぁ。」と、思ったりしています。
でも、その度、自分に言い聞かせるのです。
約束こそが、あなたを育ててくれている。
だから、チャンスは、感謝しながら生かしなさい‥と。
2006_02/21(tue)
堀内美由紀ちゃんのレッスン。
美由紀ちゃんの声、大好きなのです。うっとり。
汚れなく、優しく、甘く、涼しげで、‥水の流れのような心地良さ。
下の音から上の音まで、どこの音域でも、気持ち良く聴けます。
あー、早くコラボしたいなぁ。いろいろな曲を歌ってもらいたいです。
それにしても、本当に超癒し系の人‥‥
一緒に話していると、いや、ただ一緒に居るだけで、気持ちがらく〜になっていきます。
で、ふと思い出したのですが、
人は、声や匂いの好きな人を好きになるのですってね。
そういえば、その人のキャラクターと声や匂いは、比例しているような気がする。
2006_02/20 (mon)
re:coverのボーカルトレーニング。
今日から「蒼の子守歌」「ラストピース」「サクラ舞い」のレコーディングをする予定‥
だったのですが、ライヴの練習中、ヘッドフォンを付けないで練習していたせいか、
随分、いろいろ誤摩化して歌うようになっていたので、中止。
もう一度初心にかえって練習をしつつ、「魅力」について語り合うことにしました。
優しく、そして、丁寧に=好感度高く歌えるようになったとは思います。
でも、「好感度が高い」だけでは足りないと思うのですよ。
人は、どんなことに魅了されるのでしょうね?
「良かった」ではなく「もう一回聴きたい」と思う時は、どんな時なのでしょうね?
病み付きになる原因は?
プラスα‥の何かが、欲しいねぇ。
2006_02/19 (sun)
野崎美波さんとHさん、来たる。
我が家のピアノはスタインウェイ設計のボストン。
もうもうもうもうもう、本当にいい音で、何よりタッチが素晴らしい。
指の神経と意思がしっかりそのまま音になるのです。
でも、その子がデーンとスタジオに居座っているので、座るところも歌うところも狭く、
皆に随分と迷惑をかけてきました。
なので、もし、欲しいという方がいたら、思い切って嫁に出しちゃおうか‥と話していたら、
丁度、野崎さんがボストンを探しているとの情報。で、今日、弾きに来て頂いたのです。
そしたら、なんと、私と趣味が似てて、ジャン・コクトーや写真などもお好きらしく、
そういう話でも盛り上がってしまった‥‥。
私の大事な人やモノは、私にいつも幸せを運んで来てくれるなぁ。感謝。
本当に優しい穏やかな感じの方で、こういう人に可愛がって頂けるのなら、
もう何も言うことはないです。うぅ。
花嫁の父の気分デス。うぅ。
2006_02/18 (sat)
奥華子さんのライヴ@海老名ビナウォーク。
集客力があるとは聞いていたのですが、買い物途中の人々や、彼女のファンが、数百人!
寒い中でも、結構集まるのねー。
そして、噂通り、一生懸命、小さな身体でピアノを弾きながら切々と歌う姿には、
好感が持てました。心に響いてくるものも、ありました。
「花さん、咲いてくれてありがとう」的な(例えですよ!)
純朴な歌詞が、可愛らしい声と伴にクリアに響き渡る‥。
音楽というより、むしろ、詩の朗読にBGMが付いている感じ。
ライヴハウスで感じる音圧や、振動、ノリも、
ホールで感じる残響やハーモニー、クセになる倍音もなく、
カッコ良い‥とか、センス良い‥とか、そういう感触もない。
お客さんも、全く動かず、音楽を鑑賞している風ではない。
そして、ウィンドウシッピングの一コマのように、環境に溶けている。
間違いなく、聴いている人々を温かい気持ちにしている。
ああ、これは、生活必需品だ!と思いました。
と、同時に、最近感じていたモヤモヤが、一瞬のウチにクリアになりました。
私は、耳や心で聴く音楽より、体感出来る音楽が好きなんだ!
歌の伴奏じゃなくて、詩のBGMじゃなくて、生活必需品じゃなくて、
声と音と心と技と頭とリズムを駆使して紡いだ、織り成した、
「人間て素晴らしい生き物だ」って体感出来る創作物を作りたいんだ!
2006_02/17 (fri)
七川礼位ちゃんのボーカルトレーニング。
結果は、意地でも早く出したい派?プロセスを楽しみつつ待つ派?
と聞かれたら、私は、長期展望派、プロセスを楽しみつつ待つ派ですね。
昔、出来の悪かった(成長が遅かっただけですが)我が子に、同級生のママが、
「目の前にハードルを置いて、一つ一つ着実に超えられるようにしてあげれば?」
と助言して下さったのですが、
私は、超えても超えてもハードルが出てくる人生には、気が乗らないなぁ。
リズム良く、速い速度でゴールを目指す競技的人生より、断然、
道草したり、お弁当を食べたり、景色を眺めたり、仲間とのお喋りや失敗を楽しみながら、
神秘的な頂上に向かってゆっくり歩く山登り的人生の方がいいなぁ。
が、考え方、生き方は、人それぞれ。
なので、愛弟子君&愛弟子ちゃん達に私の考えを押し付けちゃいけない‥
とは思っているのです。
けど、ふと気づくと、なんとなく、、、洗脳してしまっているような
気が、、、しない、、、でも、ない。。なぁ。
とほほ。
2006_02/16 (thu)
あらいしゅんすけ君とINGAのwebsite制作。
気持ちをさくっと切り替えて、小山田大ちゃんのアパレルブランド
INGAのwebsiteのプログラム制作を始めました。
カートシステムも導入しようと、あれこれ調べたり、試したり‥‥。
が、昨日今日で、それは物凄く難題だということだけが分かりました。はぁ。
時の人となった大ちゃんの周りには、web制作のプロの方々も現れるようになったし、
私達も音楽にかかり切りで、なかなかそっちに時間を割けないでいたので、
「気兼ねなく、専門の方にお願いしてね。」と申し入れたのですが、
築いた和を大切にする大ちゃんや千恵さん‥‥
のみの歩みを、じっと待って下さるとのこと。うるうる。
でも、甘えてばかりはいられないし、人に必要とされている時こそがチャンス!
頑張らなくちゃね。
しかし、大ちゃんチームの、来週からの屋久島ツアーを逃した私は、
かなりブルーです。愛しの屋久島〜。く、く、悔しい〜。
2006_02/15 (wed)
秦野〜あらいしゅんすけ君と制作。
愛犬ナビを引き取りに秦野へ。
ブリーダーさんに預けた時もニコニコ、引き取りに行った時もニコニコ。
でも、車に乗せたら、死んだように眠ってしまったナビ。
もう老犬だから慣れないところで疲れたのだろうなぁ。うぅ、ごめんね。
しゅんすけ君とは、Iさんが送って下さった鳥男ライヴのビデオを鑑賞。
いろいろ感じることがありました。本当にいろいろと。
とりわけ、ピアノだけで伴奏した「サクラ舞い」には。
生演奏の「サクラ舞い」は、いつも評判が良いのですが、
実は、この曲のオケは、私の自信作なのですよ。
映像が目の前に広がるように、ストーリーが伝わるように、
細部に渡って工夫し、アレンジし、音色も工夫に工夫を重ねて録音したものなのです。
なので、そのオケで歌った時より、ピアノでコードを弾くだけの生演奏の方が評判が良いのは、
ちょっと悲しい‥。
けど、確かに、ピアノ版の方が、声も綺麗に聴こえるし、歌詞も聞き取りやすいねぇ。
うーむ。。。じゃ、アレンジなんて必要ないってこと?
センスは、無意味なの?素材の良さだけでいいの?
どれだけの人が、デザインやアレンジを必要としているのでしょうねぇ。
衣服、家具、家、食器、音楽‥‥
私は、断然、センス良くカラフルに生きたい派ですが、
質の良いものが一番、という派、便利、安い、分かりやすい、ラクが良い派も多いですよねぇ。
でも、望まれることをやることはないよねぇ。
自分のやりたいことをやればいいのよねぇ。
でも、若者達は、それで糧を得なくちゃいけないからなぁ。
うーむ、うーむ、うーむ。
2006_02/14 (tue)
和歌山の旅5日め。白浜〜奈良〜横浜。
私の大好きな魚と野菜の宝庫、とれとれ市場は、幸せを感じるところです。
マグロ、クジラ、さんま寿司、青のり、梅酒、梅干し、野菜‥‥etc
嗚呼。
それから、180度世界の違う斑鳩の里、奈良の法隆寺へ。
なんというか、、、行って、本当に良かったなぁと思いました。
静、寂、凛。そして、質素で。
何より「間」が素晴らしい。
日本の美だなぁ。
百済観音も、本当に、本当に美しかったです。
その昔、行ったことがあるのだけど、その時は、こんな風に感じなかったなぁ。
鑑賞する力が無かったのだろうなぁ。
堪能するって、素敵なことだ。
2006_02/13 (mon)
和歌山の旅4日め。白浜〜潮岬〜熊野古道。
「最」も「南」も、私が好きな言葉です。
なぜだかテンションがあがるのよね。
というわけで、「本州最南端」の地に立って吠えてきました。わぉ〜!
自生しているサボテンにも、わぉ〜!
単細胞、万歳です。
そして、ずっと行ってみたかった熊野古道。
写真で見ていたのとは違って、漂ってくる空気が素晴らしかったです。
神の領域に居るなぁと感じました。凛。。。
天国まで続いているのじゃないかと思える長い長い階段に、心臓はパクパク状態でしたが、
超お薦め場所です。浄化されますよ。
それから 「枯木灘すさみ」という可哀相な名前の海岸も、
是非、もう一度行きたいところです。
海の中まで透けて見える、とーっても綺麗な海岸で、日本とは思えない景色でした。
しかし、なぜに「枯れ木」「すさみ」なのでしょうね?
白浜に戻って、めちゃくちゃ美味い飲み物&食べ物を堪能。
和歌山の食は、レベルが高い!
が、疲労と酔いで、せっかくの温泉に入り損なってしまいました。嗚呼。
2006_02/12 (sun)
和歌山の旅3日め。re:coverライヴ@和歌山駅西口駅地下ステージ。
せっかくだから夢笛のmyuさんにギター、ももさんkeiさんにリコーダー、
夫にフルートをお願いし、生演奏で「サクラ舞い」をやろうということになったので、
朝からkeiさん宅にて練習。
が、Aちゃん作のお好み焼きが美味しかったので、本番前だというのに、つい、まったり‥
食いしん坊&のんびり屋の悪い癖が出てしまいました。
それが私の守護神、お天道様をまたまた怒らせちゃったのかな。
人々も気候も温暖な和歌山で、こんな過酷な試練に遭うとは‥
現地に着いたのが、本番1時間前。すぐに目に飛び込んで来た「故障」の文字に
いやーな予感がしたのですが、見事予感的中。
現地の機材の外部入力端子が壊れていて使えないではないですか!
この間のソレイユもそうだったけど、せっかく立派な機材があるのに、
なんというか、、、手入れが悪いですよねぇ。
せっかく高いお金を出して揃えても、宝の持ち腐れですよ。
どうして直さないのかなぁ。どうして使いこなさないのかなぁ。どうして可愛がってあげないのかなぁ。
パソコンも楽器も機材も車も、道具なのだから、使えてこそですよ。
最新とか貴重とか高級とかはどうでも良くて、快適に使えることが大事だと思う。
なんて、ぼやいている場合じゃない!
とにかく使えるパッチを探さないと…と、調べてみたところ、CDやVHSのパッチは生きている。
なので、「絶対にさわるな」という紙を払いのけ、そのパッチを使わせてもらおうと努力するが、
ネジで厳重に固定されていて、手が入らない。背面を見ることさえ出来ない。
現地のスタッフの人に、あらゆることをやってもらうが、全部ダメ。
ということは、もう、舞台袖にあるマイク入力端子から入力するしかない‥ということです。
けど、ほとんど全ての種類のケーブルを持ってきたのですが、
canonオス / phoneのケーブルは、まず、普段使うことがないので持ってきていない。
果たして、そんなケーブル、ここで手に入るのだろうか?
でも、それしか方法が無いので、手伝って下さっている夢笛の方々と夫に「なんとか調達してきて」とお願いする。
と同時に、もしもの場合は「ラジカセでキーボードを鳴らして生でやるから」と、
ラジカセも持ってきてもらうように頼む。
ふと、気付くと、もうすでに開演時間。
沢山の人達が、寒い中、簡素な椅子に座って待って下さっているのが見えました。
焦る‥。が、焦ってはいけないと自分に言い聞かせ、もう一度、全てのものをゆっくり見つめる。
すると、、、VHSに、音声入力用端子があることに気付く。これだ!!!
窮地に追い込まれるが、最後はなんとかなる‥
というのが、最近の私の運命のようです。
VHSの音声入力を経由しての音は当然モケモケで、モニターもなかったし、
スピーカーもなぜか両方外側を向いていたので真ん中が空洞状態。
音程もリズムも取り難く、歌う人・演奏する者にとっては劣悪の環境でした。
が、それでも音があるということは幸せなことだなぁと思えたし、
観客は居ないだろうと予想していたのにも関わらず、しかも、時間通りに始められなかったというのに、
沢山の方々が寒い中、温かい目で見守って下さって、感謝感激でしたし、
大変な思いをしつつ、ケーブルを調達しに走ってくれた夢笛のメンバーの優しさにも心打たれたし、
(話せば長くなるのですが、とにかく見事ケーブルをゲットしてきて下さいました。深謝。)
夢笛の皆さんと共演出来たことも、勿論、とても嬉しかったし、
会場の予約から始まって、宣伝、呼び込み、会場セッティング、後片付けまで手伝って下さった
夢笛メンバーやご家族の皆々様、そして、よここさん、
大阪から駆けつけてくれたノンキーメンバーのゆりえさんや、しゅんすけ君、淳君のお友達、
もうもうもう、書き切れないほどの方々から愛を頂き、
心も身も芯から震えました。
ただの旅行では、こんな気持ちにはなれなかっただろうと思います。
音楽をやっていて良かったです。
ただ、今回は、窮地に陥ってエネルギーを消耗してしまったこともあり、
皆さんから頂くばかりで、私達から差し出せるモノがなかったね‥と反省。
でも、だからこそ、もう一度行って、お礼をしたいというエネルギーが湧いてきました。
失敗は成功のもと。この経験を生かして、ステップアップして、
また、ご恩を返しに行こうね。>リカバーのお二人さん。
2006_02/11 (sat)
和歌山の旅2日め。夢笛のレコーディング@和歌の浦アートキューブ。
ここ、好きだなぁ。↑スタジオの窓からも少し海が見えるのですが、
ホールは、オープンにしたら海を背景にライヴや演劇も出来るらしいので、
いつか何かやりたいな。いや、やろう、、、絶対に。
夢笛は、去年から飛躍的に良くなっていたので、
やり直しを提案して良かったなぁとつくづく思いました。
レコーディングの時(演奏会の時もですが)、多くの人の気持ちは、
「迷惑をかけたくない」「足を引っ張りたくない」「恥をかきたくない」
「間違えたくない」などのマイナスを埋める方向に向かってしまうようです。
けど、大事なことは、自分らしさ、自分の良さを出すことだと思います。
その人の良さや特徴が出ていない演奏は、
たとえ技術的に体裁を保っていたとしても、魅力無いもの。
私はそういうテイクは、認めたくないのよね。
今回は、バッチリ夢笛の持つ魅力‥ノリの良さ、明るさ、温かさ、協調性、
そして、何より「人を元気にする気持ち」を収録できたと思います!
夢笛の6人の一人一人の個性も出ていたと思うし。
同じ色に染まるのではなく、違う色がくっついて一緒に弧を描く感じ‥
メンバーのももさんのお嬢ちゃんのAちゃんが、夢笛を「虹」に例えていたけれど、
「まさにそういう感じだなぁ」と思えました。
夜は、楽しいお喋りと美味しいもの!
「肉の美味しい不味いは分かるけど、魚の美味しい不味いはどうして生まれるの?」
という私の質問に、keiさんが「どれだけ新鮮かじゃない?」と応えてくれましたが、
納得出来たなぁ。
素材を生かしたシンプルな味付けのお魚と野菜、全て絶品でした。
2006_02/10 (fri)
和歌山の旅1日め。横浜〜和歌山。
和歌山のリコーダーアンサンブル「夢笛」さんのレコーディングと、
re:cover関西初のライヴ、そして、命の洗濯をしに、
家族としゅんすけ君&淳君と和歌山ツアー。
録音機材各種とキーボードと皆の着替えなど‥で満杯の上、
秦野まで体重35kgの愛犬ナビちゃんを私が助手席で抱えていくという強行‥。
隙間の無い狭い車内&ずっしり重い車体で、どうなることかと思いましたが、
各地の山、海、湖、夕日などを満喫し、サービスエリア巡りをし、
楽しいお喋りに花を咲かせ、案外楽しい600kmの旅でした。
さて、到着後、すぐに人気の和歌山ラーメンを食べに行くと、
東京の(という枕言葉がついてましたよ。あはは〜。)日本テレビの取材に遭遇。
re:coverがスターになった暁には、デビュー前の貴重な秘蔵映像として「ヤラセ」に使われるやもしれない‥
と思うと、そのシチュエーションが可笑しくて可笑しくて、一人ニヤニヤしていたのでした。
(すごく古くて狭くて庶民的なお店で、しかも、コート無しでブルブル震えながら待っていたので)
そうなるといいなぁ。面白いだろうなぁ。ニヤニヤ。
2006_02/09 (thu)
コンソート野ばらの練習〜七川礼位ちゃんのボーカルトレーニング。
メンバーのMさんに男の子が誕生したとのこと!
赤ちゃん大好きの私としては、朝からとっても嬉しいニュースでした。
そういえば、K岡さんちのO君にも会いたいなぁ。。。
今日は、オリンピックを見ながら吹いたら素敵なのじゃないかなぁと思って、
「インスブルクよさようなら」を。
ごまかしのきかないシンプルで簡単な旋律が、重量感無く重なる美しい曲‥
簡単そうで難しい曲‥
私の最も憧れているタイプの音楽なので、指導に熱が入りました。
礼位ちゃんとは、今までやった曲をもう一度丁寧に丁寧にさらい直し。
アイドル(最近は萌え系というのですね。)的存在として売り出し中ではありますが、
「そういう存在で、なおかつ、実力派シンガー‥を目指そう!」と、
目指すレベルを、かなーり上げています。
そうそう、礼位ちゃんには、私の曲を4曲提供しているのですが、
それらは、礼位ちゃんに実際に会う前に作った曲なので、今、新たに、
礼位ちゃんの歌唱力や雰囲気にぴったり合う曲を作っている最中なのです。
だがしかし、イルくんと同じで、礼位ちゃんも、
9thや6thなどのテンションの音は心地よくないらしい。
うーむ。。。悩むなぁ。
2006_02/08 (wed)
re:coverの練習。
和歌山ライヴでは、鳥男ライヴで歌った5曲に加え、
シャッフルの「I Can Be Myself」を歌うことにしたので、その練習を重点的に。
ずっとやっていなかった曲ですし、なかなかに難しいシャッフルのリズムなので、
ちゃんと歌えるかどうか心配していた曲ですが、意外と良いじゃない!
ここ数ヶ月、リズムトレーニングをしてきた成果が出てきたな。
というわけで、ついほっとしてしまい、急遽溶岩プレート焼き肉大会を敢行。
ま、このところ、ライヴや和歌山行きのために、
三人とも結構辛いスケジュールを乗り切ってきたので、元気づけってことで。
肉とニンニクとビールをたんまり摂取し、大はしゃぎの夜でした。
恒例になりつつある前夜祭‥
2006_02/04 (sat)
鳥男=イル・斎藤レノン・re:cover、合同ライヴ@渋谷。
とても温かく、楽しく、好感度の高いライヴだったのではないでしょうか。
小さなライヴハウスで楽屋もなかったし、カラオケ感が強かったと思いますが、
だからこその良さを出せたライヴだったと思います。
とどの詰まり、音楽性=人間性ですからね。
本人達も大・大満足とのこと、
お客さま方にもとっても喜んで頂けたようで、心底良かったなと思うし、
私も、こういうステキな子達と一緒にこのステージに立てたことを、
本当に幸せだなぁと思いました。
が、それと同時に、寂しさを感じてしまったライヴでもありました。
愛弟子鳥君達に餌を与え、共に必死で準備し、飛び方を教え、
飛立つのを手伝って、見送って、、、ふと気付いてみたら、
私だけ、ぽつんと陸上に残されていたような感じ。
疲れもあるからかな、一人で機材を片付けている時、
すとんとテンションが落ちて、「私、何やってるんだろ?」と泣きそうになっていたら、
仕事を抜けてきてくれたさえ子さんの姿を発見!
めちゃくちゃ救われました。
友達っていいな。
2006_02/03 (fri)
七川礼位ちゃんのボーカルトレーニング〜あらいしゅんすけ君と最終チェック。
毎度礼位ちゃんの意思や思い遣りや根性に感心しておりますが、今日も。
風呂敷を広げっぱなし、とか、三日坊主、とか言われるように、
始まりにはエネルギーを注げるけど、最後までそれを持続出来ない人が多い中、
礼位ちゃんは、違うの。ライヴ直後も、熱いの!
そして、それに感心している傍から、
「文子ちゃんは音の最後まで神経を使っていましたよね。」って。
冷静に人の歌を聴き、分析している。
うんうん、最後まで気を抜かないことが大事だよね!
夜は、明日の最終チェックのために、しゅんすけ君がやってきました。
一応、今回の鳥男ライヴは、イルpresents‥になっているのですが、
劇団のお稽古&風邪で動きが取れなかったイルに代わって、
しゅんすけ君が何から何まで、睡眠を取らずにやってくれていました。
殊勲賞と敢闘賞、両方あげちゃおう!
2006_02/02 (thu)
鳥男=イル・斎藤レノン・re:cover、合同ライヴのリハ@東神奈川。
毎度機材運搬の度、体力を消耗してしまうので、Juno-Dという
"わずか5kgしかないけど本格派"というキーボードを購入してみました。
確かに、音色も遜色ないし、ショルダー型の可愛いケース付きで運ぶのもラク。
これはヒットするのが分かります。
けど、やっぱり、タッチがね、微妙なところまで出ないので、
メインキーボードとしては使えなさそうですねぇ。ま、練習の時は便利です。
リハは順調に終わりました。皆、とても真面目で良い子達なので、
何に対しても一生懸命やってくれますし、結束も固くなっているようです。
音楽は、人との和で作り上げていく芸術なので、良い経験になったのじゃないかな。
終わってから中華街へ繰り出し、チャイハネで大騒ぎ、謝甜記で大盛り上がり。
練習の度に打ち上げをやっているような気がしないでもないです。
2006_02/01 (wed)
re:coverの練習。
鳥男ライヴの時に、レノン君作の「ぼく」という紙芝居をやろうと提案しました。
この物語は「ぼく」が死んでしまったところから始まります。
無くしてしまって気付いたいろいろな有り難み‥‥
「ぼく」は、それを知ったからこそ、もう一度チャンスを下さいと懇願し、
神に感謝して、2度目の人生を得ます。
そして、周囲の人々の愛にも感謝しながら生きていきます。
2月4日、鳥男達は、「ぼく」と同じように、願って願って、
小さな小さなライヴハウスで、アーティストとしての「生」を受けます。
そのことにも、それに立ち合って下さる70人ほどのお客さまにも、
感謝しようね‥ってことで。
と話したら、二人とも泣いてしまいました。
人が生きていくために空気や食べ物や飲み物が必要なように、
アーティストが生きていくためは、人々の応援が必要なのですものねって。
うん、そうだね、感謝しようね。
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