2006_06/30 (fri)

月の光。

ある人と話した後、「私は、死ぬ間際まで創造し続けるゾ!」と、
強く思いました。
なので、久しぶりに深海に沈み、どっぷりハマって、
この間から月を見る度に「思っていたこと」を音にしてみました。
ついでに、封印していた作詞も、してみちゃいました。
「月の光」という題名で。
「言う・伝える」のではなく「思う」歌‥
そう、月の光のような涼やかな愛‥がテーマだからです。
今まで作った曲の中で、一番好きです。
「思う」って本当に素敵ですよね!

ちなみに「思う」とは‥

ある物事について考えをもつ。考える。
判断する。信じる。決心する。決意する。
あやしむ。疑う。
眼前にない物事について、心を働かせる。
推量する。予想する。想像する。
思い出す。追想する。回顧する。
願う。希望する。
心にかける。心配する。気にする。
慕う。愛する。恋する。
ある感じを心にもつ。感じる。
表情に出す。そういう顔つきをする。

だそうです。
言ってしまえば早いことを、通じるまで思い続ける‥
その間に生まれる情緒がね、好きなのです。





2006_06/29 (thu)

七川礼位ちゃんのボーカル・トレーニング。

新しい歌い方を模索中です。
アイドルを担当していた頃を思い出すなぁ。

可愛いとカッコ良い、少女と大人、アイドルとロックスター、
交差したところが、彼女達世代のツボなのでしょうね。
いいなぁ。
もう一回、「早く大人になりたいっ!」って言ってみたいです。

でも、もう一度戻りたいとは思わないですね。
「今が、一番いい!」と、いつも思ってしまう‥脳天気。





2006_06/28 (wed)

re:coverの練習。

今週の日曜日に、イル with re:coverのライブがあるので、その練習。

「ライブの度、必ずステップアップする!」を目標に掲げ、
わざわざゼロ地点に戻ってからスタートし、じっくりゆっくり歩んできた二人、
「この方法で本当に大丈夫なのか?」と何度も疑問に思ったようですが、
私を信じてついてきてくれました。
やっとその努力が実を結び始めたようです!
ここ数週間で、吃驚するほど良くなっているです。
成長の曲線はダイエットの曲線と同じように、「45°の右上がり」ではなく、
「停滞〜急上昇」するものだということを証明してくれました。

初めて「この人達に自分の曲を歌ってもらって幸せだな」と思えました。
たぶん、今まで彼らを見たことがある人は、「別人‥でしょ?」って言うと思います。
‥‥あ、でも、まだまだ満足はしていません。60点くらいです。
でも、愛すること、信じること、一生懸命やること、で彼らが得るもの、私が得るものは、
想像以上に大きな宝物になりそうな予感がしたので、幸せな気分なのです。





2006_06/27 (tue)

買い物。

誕生日辞典によると、私は、服の色や生地、そして裁断のしかたを大切にし、
服装はその気持ちにも行動にもはっきりとした影響を与えるのだそうですが、
当たり過ぎです!
服装は「自分のセンスを表すもの」と同時に、
「自分のテンションを左右する」ものなので、
いつも、かなーり慎重に選んでいるのです。
裁断なんて、本当に細かくチェックしますよぉ。
あ、生地も。あ、色もだわ。

これは食べ物を買う時も、プレゼントを買う時も同じで、
絶対に喜んでもらえるもの、美味しいもの買おう!‥とあちこち探し歩き、
贈るタイミングを逸してしまったり、狙っていたものが無くなってしまうこともしばしば。
でも、それで後悔することはあっても、 買ったものに対して後悔することは、
ほとんど、いや、全くないです。

そうそう、「美織さん、いつも同じ洋服を着ているなぁ。」
と思っていらっしゃる方が多いのではないかと思いますが、
というわけで、吟味し過ぎて、結局いつも同じようなものを買ってしまう、か、
全く同じものを複数枚買ってしまう、ですからね、
着た切り雀ではないですからね、安心して下さい!





2006_06/26 (mon)

re:coverの練習。



ANTIK BATIKのバッグは、その辺の民芸雑貨屋さんに売ってそうな感じですが、
実は、フランス人デザイナー2人が世界中を旅し、
各国の民族衣装からインスピレーションを得て創作している高度なクラフトワーク!
持ってみると、そうやって作られたのが、よく分かります。
だからこそ「大事にしたい」と思わせてくれるのだろうと思います。
だからこそ、モノトーンの洋服にも、センス良く彩を添えられるのだろうと思います。

そして、不思議なことに、持っていると、自然と背筋が伸びてくるのです。
ちょっとしたお出かけの時でも、お洒落をしたくなります。
勿論、いつもいつでも、持ち歩きたいと思います!

本当言うと、民芸雑貨屋で同じようなバッグを買ったことがあるのですが、
私の気持ちや生活を変えてくれるどころか、箪笥の肥やしとなってしまいました。
私ね、この違いに注目しているのです。
re:coverの曲は、ANTIK BATIKのような存在であって欲しいのです。
いつも人の傍にいて、人の気持ちや生活を向上させてあげられるもの、
知らず知らずのうちに人の心を奪い、軽い中毒症状を起こさせてしまうもの。
なぜって、もしも買って頂いたとしても、箪笥の肥やしになってしまうのは、悲しいもの。
ぜひぜひ、長きに渡って可愛がってもらいたいのです。

というわけで、今日は、そんなこんなのセンスの勉強。
なかなかに大変です。滅茶苦茶疲れました。





2006_06/24 (sat)

Reminiscence archeologique de l'Angelus de Millet
ミレーの≪晩鐘≫の古代学的回想。

ずっとずっと私の頭の中に鮮明にあった
「青いる。」(制作中のイルのmaxi single)のイメージ映像を、
やっっっと見つけました!
やっぱりダリの絵でした。
私の「青いる。」は、まさにこの空間、この奥行き、この色合いなのです。



イルに会いたいなぁ。早く見せてあげたいなぁ。
そう思っていたら、イルもどうしても歌いたくなったらしい。
で、過密スケジュールの中、なんとか捻出してもらった7/2(sun)に、
re:coverとeijunちゃんにお手伝い頂き、
ソレイユの丘水上ステージでライブを行うことにしました。
良かったらぜひ。
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2006_7/2(sun)
13:00〜14:00、15:00〜16:00
イル with re:cover @ソレイユの丘水上ステージ
屋根がありますので、雨天決行、入場無料です!
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それから、9月から生誕100年記念のダリ展が始まり、
「ミレーの≪晩鐘≫の古代学的回想」の本物も、展示されるようですよ!





2006_06/23 (fri)

春夏秋冬。

うっとうしい日々にうんざりして「あー、梅雨なんて、なければいいのに。」と思うこの頃。
けど、四季が無い国には住みたくないなぁ。
桜、朧月、紫陽花、入道雲、紅葉、雪、旬の食べ物、季節の行事‥
大好きな四季のいろいろを思い浮かべると、
「快適」より「風情」を好んで生きているのだなぁとしみじみ思います。

さて、その「春夏秋冬」というタイトルのオカリナのCDを、紹介して頂きました。
オカリナは、リコーダーよりさらに不完全な楽器で、音程も悪いし、
音色も単一なので音のぶつけ方も非常に難しいし、メロディを浮かび上がらせるのも大変。
さらに、音域も狭く、ダイナミックレンジも低い。
なので、正直、アンサンブルには不向きな楽器だと思っていました。
ところが、このCDは、そんな私の考えを見事に打ち砕いてくれました。
オカリナのマイナス面を逆手に取って、それを「情緒」に変えてしまっているの。吃驚!

中でも「オカリナ四重奏のための"日本の四季"」のアレンジが、とりわけ素敵でした。
雅楽も民族音楽も、音程が合い過ぎると、かえって雰囲気が出ないと言われていますが、
そんなことも参考にされたのでしょうか、
おとなしい‥というのは、短所でもあり長所でもある、
そんなことも参考にされたのでしょうか、
この楽器だから、この音程だから、この音色だから、
そして、日本人だから感じるであろう四季の風情が、
柔らかい、心地の良い「ひらがな」のような音で綴られているのです。
でもね、これ、一聴すると柔らかくて聴きやすい優雅なアレンジなのですが、
よく聴くと、実は、大変なことをやっているのです。
オカリナの良さを十二分引き出すために、
縦の線で合わせるのではなく、フレージングの綾で、
メロディと伴奏を上手く引立たせているのです。
私と同じく、快適さより風情を愛している風‥
とにかく、こんな深く、素晴らしいアレンジに、久しぶりに出会えました。

アレンジは、高度な技術とセンスを必要とするし、作業も非常に大変なのに、
作曲に比べて軽視されがちなので、時々やる気を失うのですが、
でも、考えてみれば、その曲や楽器やアーティストを素敵に変えることが出来る
「魔法の杖」のようなものですよね。
だとしたら、私も、夏目さんが使っているような素敵な魔法を取得したいな。
そして、アレンジャーをそういう気持ちにさせた
スイートポテト オカリナ合奏団
のような演奏をしてみたいな。

癒されたと同時に、アレンジと演奏、両方の「やる気」を頂いたCDでした。






2006_06/22 (thu)

七川礼位ちゃんのボーカル・トレーニング。

「無理しないで出せる声を、上手に使っていきましょう。」
と言い合ってから間もないのに、
キーを下げたオケが、、、もう届きました。
さすが、Y氏!やりますねぇ、仕事が早いです。
さらに、前と変わらないようで微妙〜に変えてあった秋本さんのアレンジにも
「愛」を感じましたね。

礼位ちゃんは、本当にスタッフに愛されていていいなぁ。
外見だけじゃなくて、内面も可愛いし、何でも一所懸命にやってくれるし、
くしゃみも、食べる姿も、歩く姿も、話す姿も、、、
全〜部可愛いので、当然といえば当然なのですが、
ふと、考えてしまいました。
皆に愛されるから、どんどん可愛くなっていくのかな?
それとも、可愛いから、皆が愛するのかな?






2006_06/21 (wed)

あらいしゅんすけ君と制作。

しゅんすけ君は、理解できないことに対し、絶対に首を縦に振らない人です。
が、私も、自分の信念を絶対に曲げない人なので、時々、押し問答になります。
信頼し合ってないわけではないし、疑問に感じた部分をクリアにしたいだけなので、
数時間後には、必ずスッキリする‥と分かっているのですが、
トシのせいかなぁ、途中で放棄したくなることもしばしば。
「育てる」って大変だなぁ‥と、つくづく思います。

でも、ゼロからじっくりゆっくり丁寧に育てているのは、
「育てる」ことをしなくなり、「セレクトする」風潮になってきた世の中に対する
私のささやかな抵抗ですし、
彼らの将来のことを考えると、潜在能力や可能性こそ、無駄にしてはいけないものだと思うし、
そういう私の気持ちに最終的には必ず応えてくれているので、
諦めないように頑張っています。
一緒に夢をみさせてもらっていますしねー。






2006_06/20 (tue)

堀内美由紀ちゃんのボーカル・トレーニング。

美由紀ちゃんが、「美織さんの曲を歌いたい!」と、言ってくれたので、
是が非でも作ってあげたいと思っているのですが、
今日のレッスンには間に合わなかったので、
美由紀ちゃん以外の弟子達全員が、自ら歌いたいと言って歌ってくれている曲、
「早く眠らせて」(礼位ちゃん)、「蒼の子守歌」(re:cover)、
「冬眠。」(イル)、の原曲である「子守歌の代わりに」を歌ってもらいました。
愛らしい礼位ちゃんとも、切ないre:coverとも、涙腺に訴えてくるイルとも違って、
涼やかに、幸せそうに歌ってくれた美由紀ちゃん‥
初めての曲なのに、すぐに自分のモノにし、「音楽」にしてしまうセンス。
素晴らしいです。

しかし、ボーカリストに依って、随分世界観が変わるものですね。
一つの曲を、複数のボーカリスト達が、
それぞれの味で歌うアルバムっていうのも楽しいかもしれません。





2006_06/19 (mon)

re:coverのボーカル・トレーニング。



どこでどんな風に活動していこうか考え中なのですが、
「健全なお兄さん」的イメージの彼らと、
暗く狭く空気の悪い穴蔵的ライブハウス、
雑踏の中でのストリートライブ、
都会的でお洒落空間‥などが、結び付かない。
どうしても、海辺の居心地の良いテラス、空気の美味しいところ、
美味しいものを食べられるところ、スパ‥などが浮かんでしまう。
リゾートと結びつけて、リビングのような落ち着く場所で、
会話&音楽を楽しむのがいいかなぁ‥とか、
野外でパーティ形式っていうのもいいなぁ‥と思ってしまう。

そういえば、郊外に引っ越した時、
「来て下さるお客さん、減るだろうな」と思ったのに、
全然減らなかったので、
そこにわざわざ行く価値を作ってあげれば、来て下さると思うのですよ。
行き易さ、便利さだけが、サービスではないはずだもの。

うーん、もう少しで、彼らにぴったりな出口を見つけられそうです。





2006_06/17 (sat)

オリジナル・ワイン製作。

夫のホールインワン記念に、オリジナルラベルのワインを作ることにしました。

ラベルデザインには、娘が立候補してくれたので、私は、カードのデザイン担当。
材料を買ってきて、ラベルを剥がし、プリントして、カットして、1枚1枚貼ってゆく。
愛用ワインなので、味も分かっているし、予算の半分で出来上がったし、
楽しかったし、何より、夫がとても喜んでくれたので、万々歳でした。



娘が中学の時の担任の先生が、「主要5教科とは、音楽、美術、技術家庭、体育、道徳です。」
と言って、お母さん方に呆れられたのですが、私はその通りだと思います。
勉強が出来るようになって、お金儲けが上手になって、何でもお金で買っちゃう人に、
この快感は味わえないと思うもの。





2006_06/16 (fri)

Studio Life「トーマの心臓」観劇。

愛や死は、不思議です。それが、綺麗に見える時もあるし、醜くみえることもある‥
その理由を知りたい人に、ぜひ、お薦めしたい舞台です。

この物語の舞台となった寄宿舎学校のようなカトリックの学校で学び、
修道院に寝泊まりしていたことがある私も、
キリスト教の教えの影響を強く受けているので、
死生観や自己犠牲や無償の愛などについて、よく考えます。
そして、いつも必ず「貧しきものは幸いである。」に行き着くのですよね。
飢えたり、苦しんだり、失敗したり、痛い思いをしてこそ気づくいろいろ‥
それがどんなに悲しい話でも、痛々しい愛ても、、、美しいなぁと思えます。

登場人物達の心理に、すっぽりハマっていけたのは、
多分、「トーマの心臓」の世界と「スタジオライフの世界」に、
共通点がいっぱいあるからなのでしょうね。
なりきった役者さん達の真摯な演技のおかげもあるでしょう。
清らかな世界。。。これぞ本物の耽美かも。





2006_06/15 (thu)

コンソート野ばらの練習〜七川礼位ちゃんのボーカルトレーニング。

野ばらでは、ポップで易しい曲と、難しいけど名曲‥を平行してやっています。
今回からその難名曲は、「アイネクライネナハトムジーク」になりました。
この曲は、誰もが必ずどこかで聴いたことがあるはず。
なので、その時に聴いた印象と、自分達の演奏を、なるべく近づけたいと思っています。

が、まず、譜面を正しく読み、それを間違いなく音に変換できていないと、
楽しむ気にもならないし、工夫する気にもならないと思うので、
今日は、各パートの譜読みを丁寧にしました。
忙しい主婦の方の楽しみの場・息抜きの場である「野ばら」では、
なるべくその時その場で出来るようにしているのです。
そしたらね、皆の集中力が異常に発達してきたのですよ。一石二鳥!


午後からは、七川礼位ちゃんのボーカルトレーニング。
今までは、礼位ちゃんのやりたいこと、歌いたい方向性を尊重し、
それが叶うようにアドバイスしてきたのですが、
先週話し合った結果、違ったセンスの引き出しを持つことで
違う自分の魅力を発見できるかもしれないし、
それによって、表現の幅を広げられるかもしれないので、
私のセンスも取り入れてもらうことにしました。
いかようにも対応できる実力と性格の持ち主なので、
新しい「味」を必ず出してくれることでしょう。





2006_06/14 (wed)

あらいしゅんすけ君と制作。

創作意欲が湧き出ている今日この頃‥
イイ感じのオケが出来たので、それにメロディをつけてもらいました。
と同時に、私も、それにメロディをつけてみました。
面白いなぁと思ったのが、歌手のしゅんすけ君がピアノ音源でメロディを作り、
私は、迷わず歌って作ったこと。

私は、リコーダー曲はリコーダーで、ピアノ曲はピアノで、歌は歌で作編曲しています。
そうした方が、それぞれの一番美味しい音域を使うことが出来るということもあるけれど、
MIDIで鳴らした時や、他の楽器で演奏した時はOKだったけど、
「その」楽器で演奏したら、ダメだった‥ということが、とても多いからです。
この話、し始めるとキリがないほど深くて不思議な話なのですが、
例えば、レとミの音をぶつけるとします。MIDIでは、心地良く聴こえたものが、
リコーダー同士では×、 歌では○だったりもしますし、
レとミを逆にしたら解決することもありますし、
オクターブ上にしたり下にしてみたらOKになることもあります。
これがね、努力はしているのですが、その法則は、まだ見つけられていません。
なので、私は、いちいち実際にその楽器で演奏したり、歌ってみるわけです。(大変だけど)

それから、MIDIだと無機質に聴こえる白玉の音も、歌う人の上手さ・感情で意味深い音になるので、
その楽器なり歌手の実力や特色を熟知して作るようにもしています。
上手い人用の音楽は、余計な音を削ぎ落とし、上手さを活かしてあげる、
逆に、下手さをごまかしてあげるために、音を詰め込んだり、テンションを省くこともしばしば。
適材適所です!

というわけで、せっかく歌を教えてあげているのだから、
自分の声や技術を生かすメロディを作ってよね〜。>しゅんすけ君。





2006_06/13 (tue)

書上奈朋子さん宅〜イルの練習。

「ロック・ポップスをやっている人で、イヤな人って居ないよね。」と、書上さん。
そういえば、いないですねぇ。
最近、ミュージシャンが介護のバイトをしているという話をよく聞くけど、
それも分かるなぁ。サービス精神旺盛で、とっても優しい人達ばかりだもの。
私の周りも、貧乏なくせに、自分は食べないで猫にお刺身をあげちゃうような人ばかり‥
かく言う書上さんも、老猫ちゃんにソファの一番良いところを譲り、
隅っこにチョコンと座っているではないか!あはは。
でも、なぜか、世間は、ロック=不良なのよね。どうしてでしょう?
確かに寝坊・遅刻・身だしなみが悪いなど、難はいろいろとあると思う。
けど、人間として一番大切なモノは、しっかり持っていますよ、皆さん。

深夜からは、「トーマの心臓」の公演を終えたイルくんが、歌の練習をしにやってきました。
駅まで迎えにいったら、ぐったり‥、ヒドい疲れ様。
でも、一緒に話していると、段々顔色が良くなってきて、
「こうしよう、ああしよう」と相談していると、目がキラキラ輝き出す。
そして、わずか30分くらいのうちに、生まれ変わったようにパワフルになるのです。
そして、マイクの前に立ち、あの眼力の強い目でギュッと空を見据える。
真剣そのもの。。。
そして、朝6時近くまで練習した後、駅まで送っていくと、
「これからミュージカル「森は生きている」の歌を覚えなくちゃ。
午後に、初練習があるのです。」と言う。
勿論、それが終わったら「トーマの心臓。」の公演もあります。

「頑張ってね!」なんて言えませんでした。
ただただ手を振って、後ろ姿を見守って、祈ったのみ。
身体を壊しませんように、夢が叶いますように‥





2006_06/12 (mon)

re:coverの反省会&レコーディング。

実は、昨日、私、初めて観客になってre:coverのステージを観たのです。
やっぱり直に見ないとダメですね。
それで、気づいたこと、感じたことが沢山!!!

なので、撮ったビデオを皆で見つつ、良かったこと、悪かったこと、
こうしていったらいいのじゃないかと思ったことなどなどを、細かく説明してゆく。
新曲のアイデアも浮かんだので、それも相談したり。
そして、早速、その成果をレコーディングして確認。

re:cover、そろそろ地上に出て動き出しますよー。見てて下さい!
‥というわけで、ワールドカップは、見ませんでした。偉いなぁ>私達。





2006_06/11 (sun)

re:cover結成一周年記念ライブ@ソレイユの丘。

冷たい雨の日の水上ステージ。直前はこんな感じでした。



自分がやりたいことをやっていくか、それとも人に期待されることをやっていくか‥
多くの若者達がコレで悩んでいますが、こういう時、
「観て下さる人が居てこそ」の職業だということを思い知らされますね。

あ、ついでに、、、
やりたいことをやるのはアマチュア、期待されることをやれたらプロ、
期待される以上のことを差し出すのがアーティスト‥だと、私は思います。

さて、2日前、大学を休み、わざわざ電車やバスを使ってソレイユの丘まで行ってみたという俊輔君。
お客さんがどれだけ大変な思いをして来て下さっているかを体感し、
「聴いて下さった方々に満足して帰ってもらえるよう、頑張ります。」って。
うんうん、無料や路上コンサートだから適当にやっていい‥というわけではないよね。
ご足労をかけたことに感謝し、精一杯のことをしてあげなくちゃね。
そのためには、内容も技術もステップアップさせていかなくちゃね。
私達は、そういう見えないプレッシャーに、日々育ててもらっているのよね。

なんて言い合っていたら、私達の気持ちが天に届いたのかな?
だんだん人が集まってきて下さり、そして、MCにも反応して下さり、
おまけに、終わってから、直接感想を頂戴することが出来ました。

彼らが「御客様の有り難さ」に気づいた途端、御客様達が近づいてきて下さった!
温かい気持ちになれましたって。リフレッシュできましたって。

改めて、コンサートはgive&takeの場なのだなぁと思えました。





2006_06/10 (sat)

明日のライブに備えて、re:cover練習。

ソレイユの丘でのライブは、
「ライブの企画・準備・流れを勉強する場」「夢を持って頑張っている人同士が励まし合う場」
としても大事にしていますが、それと共に、
「心から音楽を楽しむ場」、「仲間や御客様達とその楽しさを共有する場」、
「リフレッシュ空間」として、大事にしています。
旅行に行ったり、美味しいものを食べたり、温泉に入ったり、飲み会をしたり‥
そういうことと同じように、re:coverの世界を
自分達も楽しみながら、御客様達にも楽しんでもらおうじゃないか‥という企画なのです。

なので、宣伝材料‥という印象の強いチラシ配布は企画に合わないなと思っていたし、
要らない人にも渡って、ゴミを増やすことになってしまってもなぁと思うと、配る気がしなかったのですが、
その楽しかった日の思い出になれば‥と、
タイムマシンの入り口のような存在のチラシを、今回、作ってみました。
「余計なものは全て削ぎおとし、彼らの笑顔と、今、彼らが思っていることと、
本日のライブのいろいろを思い出してもらえるきっかけ‥のみを載せた4ページのチラシ」です。
re:coverの二人の人間性と音楽性をシンボライズした形で‥



今回から、ライブの度、欲しいと言って下さった方だけに渡していくつもりです。
気に入って頂けますように。。。





2006_06/09 (fri)

限りあるもの。

沢山の人が地球上で生活していて、でも、地球の資源は限られていて、
土地も海も限られていて、1日は24時間しかなくて、植物も動物もすぐには育たない。
そう、地球上の全てのものには、限りがあるということですよね。
なのに、自分だけ必要以上のお金を儲けようとしたり、土地を独占したり、
必要ないものまで買い溜めたりする人がいる‥

食べ物を作り過ぎたり、買い過ぎたり、
その結果、食物を捨ててしまったり、
食べ過ぎ&病気、食べ過ぎ&ダイエットする人達に、
「10個の饅頭を10人で仲良く分け合って一緒に食べるか、
独りで10個食べてしまって肥満→病気になるか、
食べたい分だけ食べて、あとは捨ててしてしまうか、
どれがあなたにとって『幸せ』だと思いますか?」と、聞きたい。

その一方で、頑張らないで分け前を貰おうとする人にも、言いたい。
誰がどれだけ苦労して 得たものだと思っているのか‥と。

苦労も幸せも、皆と良いバランスで共有していきたいなぁ。





2006_06/08 (thu)

七川礼位ちゃんのボーカル・トレーニング〜Yさんと打ち合わせ。

キーの高い、ロックな曲のレコーディングに入ったので、
久しぶりにボイストレーニングをやってみました。

ボイストレーニングといえば、
私がボイストレーニングに付き合うのは、正直、勿体ないと思っています。
英語やパソコンでトラブった人も、その部分だけ「○○は、どうすればいいですか?」
と聞いてくるのですが、それも同じく、勿体ないと思うのですよね。
だって、対処は、その場限りのモノですもの。
その労力と時間を基礎をしっかり覚えることに使えば、
それを応用して、いろいろ自分で出来るようになるのになぁ‥と思ってしまう。

風邪をひいた時、解熱剤や咳止めなどを飲むなんてことも、私には考えられないことです。
薬が効いている時だけ、症状が良くなってもねぇ、モトがダメならダメですよ。
そのうち効かなくなってくるし。
だから、ゆっくり休んで、栄養を摂って、痛いの辛いのは我慢して、忍耐力を身につけて、
対処療法には頼らないことにしています。
…と、その前に、予防してますよ!

さて、練習後、礼位ちゃんのプロデューサーのYさんがいらして、ミーティング。
男っぽい愛し方、行動力、決断力に、ホレボレしました。
ゆっくりじっくり考えたことは、勿体なくてやめられなくなっちゃうから、
思い付いたことは、即行動に移して、即決断するらしい。
私は、ものすご〜くゆっくりじっくり型なので、対照的です。
でも、だからこそ、協力したら、いいものが出来るかもしれません。
礼位ちゃんは、本当に金の卵だと思いますから、
協力して、上手く育てていきたいと思います。





2006_06/07 (wed)

ポンペイの輝き」鑑賞〜re:coverの練習。

西暦79年8月24日、古代ローマ都市の最後の日。
「フニクリ・フニクラ」の赤い火を噴く"あの山"、ヴェスヴィオ山が噴火したから‥だったのですね。
「人は運命から逃れられない」とチラシに書いてありましたが、その通りだなぁと感じました。
人間はちっぽけな存在‥ですよねぇ。
なのに、偉そうに、自然を支配してはいけないですね、やっぱり。
与えられたものを全て受け入れ、その中でやり繰りする人生を送らなくちゃです。

それから、昔、秋山道男さんが宝石で作った楽譜を見て感動したことがあるのですが、
綺麗に残っている宝石達を見て、それを思い出しました。
そして、私も、一個でいいから、宝石(ただの石でもいいけど‥)で楽譜を作って遺したいなと思いました。
数千年後もそれが遺っている可能性がある…と思うだけで、ワクワクする!

re:coverの練習は、ボーカルトレーニングの後、
6/11ライブの時、サポートでキーボードを弾いてくれるりおとの練習。
人にサポートをお願いする時はどうしたらいいのか、
人からサポートをお願いされたらどうしたらいいのか‥を、
この機会に、お互いに学んで欲しいと思ったので。

褒めればいいってものではないし、利用し合うのは悲しい。
お互いが、お互いを高められたら良いよね。





2006_06/06 (tue)

渡辺清美さん宅〜レッド・プリーストの演奏会@千駄ヶ谷。

レッド・プリーストは、以前からとても気になっていて、一度見てみたかったのですが、
いやー、素晴らしかったです!!!
「奇想天外」という評判や、試聴ページの音で、
もしかして、奇をてらった斬新なモノなのかなと思っていたのに、 全然そうではなかったです。
曲を愛し、噛み砕き、自分の中に取り入れ、その上で、独自のフィルターを通して具象化している‥
だから、唯一無二。
表現方法は、まさに演劇のようで、内容も構成も、勿論音楽も暗記してて、
役者さんのように、舞台全部、身体全部を駆使して、演じてゆく。
素敵だなぁと思ったのが、その際に必要な技術や演出に妥協がないこと。
チームワークの良さ、記憶力の良さ、理解&分析力、高い演奏技術、
サービス精神、集中力、体力‥
「スゴイわ、化け物だわ!」と思いました。

終了後、久しぶりに、ノンキープロジェクトのToiさんと清美さんの、
熱き古楽&楽器トークを聴きながら、飲む。
愛しのスティング様も、最近古楽をやっているらしいので、
私もまた演ってみようかなぁ。。。





2006_06/05 (mon)

re:coverの練習。

6/11(日)13時からと15時からの2回、ソレイユの丘水上ステージで、
re:cover結成一周年記念ライブをやります。
記念ライブというからには、それに相応しい内容にしようと頭を捻った結果、
今までベールに包まれていた(?!)、re:coverの練習模様や、
オリジナル曲にまつわるエピソードなどを、
沢山盛り込んだライブにしようということになりました。

家庭の居心地の良さや、都心の活気もいいと思うけれど、
re:cover live@水上ステージは、新緑、美味しい空気、海、動物達と共に、
家庭や仕事のいろいろから隔離された世界、
都会の喧騒を忘れさせるひととき、リフレッシュ空間、
を提供することを目指していますので、
少々遠くて恐縮ですが、ぜひぜひ騙されたと思っていらしてみて下さい!





2006_06/03 (sat)

普通の日のはずが普通ではなくなった日。

願わくは、一週間無音状態の部屋で過ごし、音に飢えたいと思う今日この頃。。。
やらなくちゃいけないことが山ほどあるけど、
「今日は、ぜっっったいに音を聴かない!誰にも会わない!」と決めて、
独りで静かな1日を過ごす。

無心無音で草取りをしたり、駄犬と遊んだり、本を読んだり‥
忘れかけていた『普通の日』を満喫していたら、
夫から「 ホールインワン、出しちゃったよぉ。」という連絡。
というわけで、結局普通ではない日になってしまいましたー。
おめでと〜!





2006_06/02 (fri)

僕を葬る」鑑賞。

ロマンにもオゾン監督にも、とっても共感できました。
僭越ながら、 ロマンと自分が重なりました。
すっごく似ている。
私も、全く同じように行動して、同じように死ぬだろうなと思いました。

道端に転がるダイヤモンドの原石‥
が、実は、私の理想としている「自分」なのです。
ただの石ころのようにどこにでも転がりながら、
中でキラキラ光り輝やく。美しく、強く。。。
置かれた環境に左右されず、外からみた自分にも振り回されず、
どれだけ自分の思いに忠実に、崇高に生きられるか‥
ですねぇ。

久しぶりにどっぷりハマってしまった映画でした。





2006_06/01 (thu)

コンソート野ばらの練習。

まずは、リコーダー4重奏の定番「チューチュートレイン」を。
白玉やパターン化された伴奏部分をどう演奏するか‥
今日は、それをメインに練習しました。

昔、フラワーアレンジメントを習った時、
背景となる花に愛を注いでこそ、前面の花達が生きることを学びました。
考えてみれば、私の大好きなヒューパジャムさんのミックスもそうなのですよね。
前面に1列に音を並べて迫力を出すのではなく、奥行きを大事にする立体音像派。
音像といえば、映像も、フィルムは、ビデオと違って奥行きがあるからいいですよね。
そう考えると、私は、奥行きがあるものが大好きなのですね。

というわけで、テテッテ、テテッテ‥というのを、横1列ではなく、
前後にグルーヴを作って演奏する練習や、
白玉の音を、どの方向に、どういうスピード感で、何を模して吹くか‥など、
いかに、音を立体的に組み立てて行くか‥をやってみました。




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