「そのままにしておく」ということは、「間」を生み出す気遣いに似ているような気がします。
安易な優しさでは、守れない、作れない。
サルや鹿がそこかしこに居るのですが、放っておくことで共存しているのですねー。
話は逸れますが、前回行った時に知り合ったクライマーでガイドのHさんに、
今回、太忠岳登山(縄文杉を希望していたのですが『人のお尻を見て歩き続けることになりますよ。
それよりもマニアックな屋久島らしいところに行きませんか?』とアドバイスされて決めました)
のガイドをお願いしたのですが、いやー、びっくり!あんなに完璧な人、久しぶりに見ました。
人の能力も気持ちも、どんどん上げて下さる方で、一日一緒に居ただけなのに、
登山のことも、スポーツのことも、自然、屋久島、世界遺産、歴史、地理、理科・・etc
全てのことに詳しくなってしまった私。。。いつもはとても記憶力が悪いのに。
学生の頃、あんな先生に、あんな風にして教えてもらっていたら、もっと・・、と思わざるを得ませんでした。
屋久島へ行かれる方は、ぜひ彼にガイドをお願いすると良いと思います。超お薦めです。
あ、おかげさまで1500mの太忠岳、制覇しましたよ!達成感。
勿論、人々だけではなく、自然界のものはどれもみなまぶしいばかりに生き生きとしていました。
創造主がなぜ彼らを各々の場所に配したのか、よく分かりました。
岩盤の痩せた土壌だからこそゆっくり密度を増して育つことにより、何千年も生き続けられた木の話は、
飽食の毎日、情報の洪水の中で生きている私達に対する警鐘とも取れました。
必要最低限で良いのですよね。
私も島に移り住みたいなぁと心底思ったほど、屋久島は素敵でしたが、
恩恵を受けて生きている私達にとって「受け入れる」って大事なことだということも学んだので、
私は私に与えられた場所で、与えられた任務を、与えられた能力を駆使して、頑張ろうっと。
自然・老木といえば、夢笛keiさんの紹介で、
国指定天然記念物である「二見の大ムク」の前で10月30日(土)にコンサートを開かせて頂くことになり、
その会場の下見にも行って参りました。
↑時間泥棒さん撮影
樹齢約1000年の大ムクは、言わずもがなとても素敵でしたが、
古民家の良さをそのまま生かしてリフォームしたお屋敷もとても素敵でした。
その建物を見守るようにそびえ立つ木の前で演奏させて頂けるなんて、本当に幸せ者です。感謝~。
場所が場所だけに、今回、初めてmilly
la foret二人だけで演奏することにしたので、ちょっとドキドキ。
夢笛さんとのジョイントもあり、この木のために作った曲を演奏しますので、
お近くの方はぜひいらして下さい。可愛いワンコ達もおります。
詳細はこちらです。
ライブといえば、10月1日は、シマネ健バンドのデビューライブ&CD発売日でした。
健さんは、知れば知るほど凄い人です。360度見渡し、全てを把握し、気を遣える人。
まとめる能力って先に立って歩けることだと思っていたけれど、違うのね。
掴むのですね、手じゃなくて人間性で。
そして、新メンバー、ベースの六川さん、ドラムの植村さんとも「いえ~ぃ!」ってな感じで
仲間になれました。満員御礼、熱いライブでした。
ライブ後のなんともいえないあの高揚感は、病みつきになりますねぇ。ああ、早くライブしたい。
次は来年5月1日、松江城まで今回のメンバーで遠征します。初島根です!楽しみ。
ライブと言えば、なんと1月の「白道」ライブの打ち上げも行いました。
9ヶ月経ってもしっかり忘れずに打ち上がるところが我らです。
そして、よそ様の犬を独占。皆で独占!遊びまくりー。
次は「白道」のような合同ライブではありませんが、11月29日(月)に、
milly la foretがプロデュースするイル・ライブを開催します。
milly la foretとイルの色は正反対ですし、目指している方向も違います。
が、だからこそ面白いかも。
今回は訳あってmilly la foretの趣向でmilly
la foret主導で行う予定なので、何が飛び出すか乞うご期待!
出会った頃の音源や映像を掘り出してますよー。
詳細は、newsのページに載せておきました。ぜひ!
というわけで、年内に予定していたmilly
la foretの単独ライブは、難しくなりました。
でも、1月下旬~2月上旬頃に例のミュージシャンの面々にサポートして頂く豪華ライブを催す予定です。
今から気合い入れて準備しています。
そうそう、キースに続いてロブもニュージーランドへ帰国してしまいましたが、さっすが前向きロブで、
3月オークランドで行われる夏フェスにmilly
la foretでエントリー交渉中とのこと。
もしかしたら、ニュージーランド遠征もあるかも~。いえぃ!
と、浮かれている場合じゃなく、二人だけで演るライブも、春から定期的に行うつもりです。
なかなか他の仕事に追われていて思うように動けていませんが、
水面下ではいろいろ準備しておりますからね。実は、一番時間をかけているユニットですから。
それから、新しい楽器を二つ購入しました。
一つはU900モデルのウクレレ。可愛いでしょう?音もなかなか良いのですよ。
本当は左のヴァイオリン型が私のだったのですが、持ってみたら巨大女に見えたので、
こっそり俊輔君のパイナップル型と交換しちゃいました。なぜだか、パイナップル型は巨大に見えないので。
もう一つはゲムスホルンという角笛です。これはテナー。
一聴惚れしてからすぐにイギリスの楽器屋さんに注文してあったものが、4ヶ月半経てようやく届きました。
ほぼリコーダーの指使い、吹き方で演奏出来ます。友遊で9本購入したのでアンサンブル出来ます!楽しみー。
シャーっという風の音が混ざったような音色が素敵です。
最後に、数日前の出来事を。
コンソート野ばらの練習が終わり帰ろうとしていたら、訳あって3ヶ月ほどお休みしていたHさんが、
タクシーから降りて走ってきました。
「今日から復帰したかったのですが、どうしても無理だったので、
せめて楽譜だけでも頂こうと思って。」と。素晴らしい~!
私の周りは、こんなふうに「向き合い方が良い人」が多いです。
それを偶然だとずっと思い込んでいたのですが、
手作り餃子とそれを焼くためのフライパンやら楽器やらを抱えて遊びに来てくれたYさんが、
「美織さんと付き合うのは大変なのよ~。」と言いながら、その理由を教えてくれました。
どうも私は無言のプレッシャーを与えているみたいです。
すみませんです。
でもですよ、どんな理由であっても、人のサインを受け止め、
言葉で返すだけではなく、行動出来る人はとても素敵だと思います。
ああ、みんな大好き!・・と思える幸せなこの頃。
追記
・・と書いてアップした途端、アップルストアからTELあり。
「先日お預かりしましたMacBookProの修理代のお見積もりが出ました。
126000円になります。」って。じゅうにまんろくせんえん~??
まだ、購入して1年半ですよ。貧乏でもいい、なんて書いたからかな?
ちーん。
2010年8月の日記へ / HOME