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2011_03/08

「ガラス瓶の遊園地」

幼稚園に通っていた頃、帰り道に「ガラス瓶」が廃棄されている場所がありました。
勿論「危ないから拾ってきちゃダメ!」と言われていたけれど、
そんな魅惑的なものを拾わないわけにはいかず、密かに、
破片をアスファルトで少しづつ丁寧に擦って角を丸くし、洗って、磨いて、宝物箱に収めていました。
そして、それが宝物箱に納まりきらなくなるほどたまった時、友達を誘って空き地に積み上げてみました。
そしたら、くすんだ色の破片が、夕陽の力を借りてキラキラ輝き、
地面をもカラフルに染め上げたのです。
予想外の美しさに、私達は狂喜乱舞し、、、他の友達を呼びに走りました。
そして、そこが、その日から私達の「基地」になったのでした。

それから50年近く経ちましたが、先日、ふと、私はその頃と全く変わっていないことに気づいてしまいました。
素敵に変化するであろう「素材」を探し出してきては、手をかけ、磨き、愛を注ぎ・・
「ガラス瓶の遊園地」のような場所を、いまだ作り続けています。
三つ子の魂百まで・・と言われますが、本当ですよね。
「どうして?」と聞かれたら、私には大層な人生の目標などなかったので、
「多くの人と『わくわく』を共有したかったから」としか答えようがないのですが、
きっと大層な目標を掲げていたら、ガラス瓶の遊園地のようなところは築けなかっただろうと思います。
夢を見ることの楽しさ、優しく扱うことの大切さ、手をかけることの面白さ、見守ることの意味、
変化を受け入れていくこと・変化を楽しむことの大事さ、協力する素晴らしさを、味わうことはなかったと思います。
ガラス瓶のかけらに感謝です。

というわけで、「ガラス瓶の遊園地」という曲を作ってみました。
「もっと綺麗で強くてカラフルなものがいっぱいあるのに。」と言って下さる方々に、
くすんだガラス瓶のかけらの良さも知って頂きたくて。
ぜひ、沢山の人に聴いて貰いたいなぁぁぁ。

さて、あんまりにもやることが多すぎて、気づけば、1/29の(あ、、、もう先々月!)のライブの
お礼や感想をまだ述べていませんでした。嗚呼。ですが、
時は止まってくれず、いろいろ差し迫ってきているので、それは、時間ができた時にゆっくりじっくり書かせて下さい。
取り急ぎ、ライブにお越し下さいました皆様、本当に本当にありがとうございました!
いつも皆さんから大きな力を頂いております。深謝です。


その差し迫っているものの一つ、
18日から2週間、milly la foret でニュージーランドツアーに行って参ります。
心配していた地震の影響はオークランドでは全く無いらしく、以下の通り、全部で5本、ライブが決っております。

3/19(sat) Live @ One 2 One Cafe
3/25(fri) Live @ Elementary School
3/25(fri) Live @ 20 Fest 2011, Titirangi
3/26(sat) Live @ The Kings Arms Tavern
3/27(sun) Live @ Auckland International Cultural Festival 2011

オークランドで最も賑わっているというカフェでのライブは、なんと着いたその日の夜。
なので、その日はミュージシャンのサポート無しでやらざるを得ません。
鍵盤楽器は、現地調達ですし、電圧の具合とかモニターのシステムも試せないので、もー、本当に心配。
でも、それを乗り越えたら、次からは現地のミュージシャン、Hugh Nettar, Rob Mayo, Keith Pinney,
Zaine Griff & Many Handsが、がっちりサポートしてくれるそうなので、とてもとても楽しみです。
場所も、野外フェス、ライブハウス、プライベートスタジオ、小学校・・と、
いろいろなところでやらせて頂けるようなので、大いに楽しんできたいと思います。

そうそう、羊の国に行くので、「ハイランド」をセットリストに加えてみたところ、
これがmillyの世界にぴったりハマったので、嬉しくて仕方がありません。
「ハイランド」(=旅立つ場所・帰る場所)も、「ガラス瓶の遊園地」と同じく、
私がそうありたいと思って作った曲だからです。
両方とも 「場所」っていうのが私らしいでしょう?(実は、3つめも場所です。前世は土だったのかも)
「良いものを聴かせるゾ」なんて気負わず、「ミオリ・ワールドへようこそ!」な感じで演奏してきたいと思います。


その後、シマネ健バンドのツアーがあります。
難曲Queenの完全コピーを十数曲やります。 3オクターブくらいあるコーラスも完全コピーなのですよ!
リサイタルの合間をぬって録音に通って下さった健さんのコーラスは、聞き応えあります。
このバンド、かなーり楽しいです。曲も素晴らしいけれど、健さんが本当に本当に素晴らしい人なので。
詳細は後ほどnewsのページに載せるようにしますが、日程は、以下の通りです。

4/28(thu) ライブ@東京・原宿
5/01(sun)ライブ@松江城の特設野外ステージ

そしてそして、
5/14(sat)に六本木Super Deluxeで行われるStill...you turn me onのライブにも
出演させて頂くことになりました。
いつもの重厚なStillサウンドに、つかさ君の長年の夢であった、彫刻・絵画、ダンス、映像、
そして、凄腕ミュージシャン達による生楽器アンサンブルも加わるらしい一大イベントになる模様。
私もその生楽器アンサンブルメンバーにリコーダーで加えて頂けたので、大変に光栄です。頑張るゾ!


他にもいっぱいお知らせしたいことがあるのですが、、、
今日はここまでにしておきます。
ニュージーランドに旅立つ前に、最近頂いた素敵なモノ、最近購入した素敵なモノを紹介したいなぁ。



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