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2011_01/23

おしくらまんじゅう

昔、寒い季節になると、よく「おしくらまんじゅう」をしていました。
ただ押し合うだけで、楽しいし、温まるし、誰とでもすぐに仲良くなれちゃうなんて、素晴らしい遊びですよね。
その反対、ただ引き合うだけの綱引も大好きでした。
といっても、互角で綱が全然動かなくなった時が、私のツボでしたけど。

一人だったら出てこない力が、誰かと共にいると溢れ出てきて、
皆が力を出し切った時に絶妙な安定感が生まれる。
前でもなく後ろでもなく天に向かって昇っていく力・・
あの時の快感が、私をバンド好き、アンサンブル好きにしたと言っても過言ではありません。
そして、そこから、人との付き合い方も学びました。
なので、私の人との付き合い方は、
押して触発する、押されたら押し返す、引いて引き出す、引っ張っられたらしがみつく、のみ。
策略も駆け引きも裏も余計な気遣いや手加減や遠慮も、ナシ。非常にシンプルです。

そのやり方が良かったのか、たまたま良い仲間に出会えたのか、その両方のせいか、、、
昔から仲間運がとても良いのです。そして、それがずっと続いてくれている。本当に有り難いことです。

コンソート野ばらは、メンバーの入れ替わりが全く無いまま12年目に突入しました。
友遊も全く入れ替わり無しで4年目に。
メンバー全員のことが大好きなので、何百回やっても、練習前日はソワソワです。

イル君との活動は8年、俊輔君とも8年、そのうちmilly la foretは4年。
美由紀ちゃんや礼位ちゃんとも、はや5年以上の仲となりました。
若者達が傍に居てくれるおかげで、気力・体力を鍛えられています。

一番新しいユニット、シマネ健バンドは、2年目に突入しました。
健さんはスーパーマンにつき、まだ綱引きを挑めないでおりますが、
素晴らしい刺激をいっぱい頂き、毎度触発されておりますので、そのうち・・・。

さて、これら全てのユニットが、有り難いことに、今年もいろいろなシーンで活躍出来そうなので、
紹介させて下さい。


まずは、シマネ健バンド。

昨年発売した「輝ける7つの歌~Seven Songs of Queen」が、
Lmaga.jpアワードで、2010年度のグランプリ・アルバムに輝きました。ぱちぱちぱち。
各地での評判も良いそうなので、勢いに乗ってセカンド・アルバムを制作中です。乞うご期待!
ゴールデンウィーク中の5月1日には、ついに島根県でライブをします。
しかも松江城の野外ステージで。テンション、鰻上りです~。
その直前に、東京でもライブをやりますので、ぜひぜひ観て頂きたいな。
健さん、いろいろな意味で素晴らしい方なので。


milly la foretも、遠征が決まりました。
ニュージーランドに招待されたのです。日本でまだ4回しかライブをやってないというのに、3連発!

3月25日 House Party at Kevin's place (Milly La Foret - main act)
3月26日 Milly La Foret performance at Kings Arms Tavern - support act for Zaine Griff
3月27日 Milly La Foret performance at International Cultural Festival (supported by Many Hands)

オークランド市役所の方が、私達の動画を見て気に入って下さったらしいのですが、 本当に私達でいいのですかねぇ。
しかも、Zaine Griffさんて、あのnewromanticの貴公子として一世風靡したZaine Griffさんですよー。
まさか、共演できる日が来るなんて・・・。
しかも、私の曲に、今、詞をつけて下さっているとのこと。感動です~~。

日本公演の時にちらっとお会いした超陽気なMany Handsの皆さんが、
私達をばっちりサポートして下さるらしいので、そちらも楽しみです。
ニュージーランドは移民の国なので、バグパイプ、タブラ、二胡などの珍しい楽器奏者が居るのです。
milly la foretMany Handsのコラボサウンド、、、どんなサウンドになるのでしょうねぇ??

RobとKieth、それにZaineの3人は、いずれも身長195cm位とのこと。
Robが「並ぶと迫力あるよー。」と言っていたので、それを見るのも楽しみです。
「私もニュージーランドに行ってみようかな」と思う方がいらっしゃたら、ぜひご一緒しましょう!


その前に、来週「超お薦めライブ」があります。
一年に一度の贅沢ライブ=私達が敬愛しているミュージシャンにばっちりサポートして頂いてのライブです。
どうしてお薦めなのかというと、クリエータでもあるネコさん、JIZOさん、TSUKASAさんが、
私達が「おしくらまんじゅう」をしかけた時、どういう反応をして、何を返してくるか、が、面白いと思うのです。
皆、言葉では返してきません。行動・演奏で返してきます。だから、ぜひとも現場で見て聞いて頂きたいのです。
そこにくっきりと現れるであろう人間性にも注目して頂くと、面白さ倍増だと思います。
きっときっと「早起きして行った甲斐があった」と思って頂けると思います。
カフェ風のライブハウスなので、お気軽に入れますし、美味しいランチもあるそうですよ。ぜひぜひ!

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milly la foret 004 LIVE「冬の薬草」
2011_1/29 (sat) open 12:00 start 12:30
下北沢440(世田谷区代沢5-29-15SYビル1F)下北沢駅下車3分
予約・当日共3000円(予約の方は座って見て頂けます。が、残り少なくなってます、お早めに!)
出演:斎藤ネコ(Vl) 中村JIZO敬治(Gr) TSUKASA (Dr)
国吉静治 (Fl) 荒井俊輔 (Vo & Kb) 国吉美織 (Vo & Kb)
詳細→ http://millylaforet.com/live004.html
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その翌日、1月30日(sun)には、横須賀の公園「ソレイユの丘」のレストランで、
アンサンブル友遊とコンソート野ばらの合同演奏会を行います。
11:15からと14:00からの2ステージ。
友遊が単体で演奏したあと、野ばらのメンバーが加わって、
リコーダーオーケストラ・サウンドを楽しんで貰おうという構成です。
Mさんが「美織ワールドコーナー」を作って下さったので、ノンキー組曲やmillyの曲もやってみることにしました。
というわけで、milly la foretもちょっとだけ参加します。
あ、そうそう、↓ゲムスホルン・アンサンブルもありますよ。まだ不完全なので一瞬で終わりますが。



不便なところではありますが、海が見えて、広々気持ち良い公園で、行く価値のあるところだと思います。
入場も無料ですので、お散歩がてらぜひ。


イル君とは、今年中にアルバムを完成させることにしました。
今まで二人で作り上げてきた世界の集大成=つまり、アルバム版の「羽化」となります。

実は、あることがきっかけで、イル君を信じきれなくなってしまった時期がありました。
結局は私の勘違いと度量の無さが原因だったのですが。
でもそのことがあったから、今後の私達に必要ないろいろを発見することが出来ました。

そうそう、 その時も、例の「おしくらまんじゅう」方式で、本人に真っ向からぶつかっていったのですが、
その時、イル君がこう言ったのです。
「美織さんは、どんどん宝物を増やして、それを磨いていく。そういう生き方にも憧れるけれど、
僕は、いろいろを失っても、僕の一番大事なものを守り続けたいと思っている。」と。
ふと、アイルランドの湖岸を思い出しました。
整備されないで原形が綺麗に残っていたあの湖岸線を。
美しいけれど、未開拓の場所はとても不便で、危険で近づけない。
でも、なぜだかとても惹かれたことを憶えています。
私だってそういう「そのまんま」の美しさに、本当は憧れてますよー。
けど、災害や破綻に繋がると思うと少しは手をかけたくなるし、朽ちていくのを黙って見ていられない。
理想は理想、現実は現実で、それを一致させるためには、努力と譲歩が必要だと思う。
進化は、損失を伴いますが、良いものも一杯生んでくれますからね、つい・・。
あぁ、本当にプロデュースって難しいです。

でも、それこそ考えていても何も起こらないので、
私は私らしく、押して押して、引いて引いてを繰り返しながら、良い力、良いバランスを模索したいと思います。
体当たりしても、この8年で築き上げた信頼関係は、揺るがないと思います。だから大丈夫。
ま、その前に、イル湖岸の(私が加えてしまった)ゴミを除去しなくちゃ。
そのまんまの美しさを、なるべく守ってあげよう。


他にも制作系がいろいろと進行中です。
うおぉおぉおぉぉおぉぉぉー・・と、吠えながら頑張ってます。



ライン

新春

待ちに待った2011年の幕開けです。
まだ喪中ではありますが、年が明けたことにより、少しだけほっとした気分になれております。

昨年は本当にしんどい年でした。
時間にも心にも余裕がなく、何度も自分の「限界」に遭遇し、ギリギリで乗り切ってました。
でも、だからこそ、得たことがとても多い一年でした。
骨や髄までもが震えるような体験は、未熟だった自分を少しだけ成長させてくれましたし、
余裕がなかったところを、友、仲間に助けて頂き、存在の有り難さを実感しました。
その上、大切なモノ・コトをいっぱい教えて頂けました。
めげずに諦めずに乗り切ったことで、ちょっと自信もついたかなー。
でも、何より一番の収穫は、「自分らしさ」を取り戻せたことだと思います。

「ペルソナ研究家」(ついに「ペルソナ」という曲まで書いてきました)の俊輔君によると、
人間は様々な経験をすることにより、適応するために必要な仮面をどんどん手に入れていくのだそうです。
それ自体は勿論良いことなのですが、その仮面が増え過ぎた時、困ったことが起きるのだそうです。
それは、「どれが本当の自分の顔なのか、分からなくなってしまう。」という闇!
ひぃ~~~、恐ろしい。

かくいう私も「こうありたい自分」に近づける努力をし続けた結果、
いわゆる「外界へ適応するために必要な社会的表面的人格」を手に入れてしまっていたような・・・。
それがですね、昨年、幸か不幸か、余裕がなかったおかげで、
その「仮面」状のものを持ち続けられない状況に陥り、剥がれてしまったのです。
昨年の日記を読み返したら、剥がれていく変遷が手に取るように分かって面白かったなー。

まず、善魔に対しての疑問をあらわにし、
自分の物差しで見て変だと感じたことを受け入れず、
賛同出来ない社会の流れに背を向け、自ら脱落し、
人からの評価より、自分が納得出来る生き方を選択してましたね。

この4行だけ見ると、「なんて自己中心的なやつだ」と思われるかもしれませんが、
多分、その「自己中心的な」という言葉が、多くの不幸な仮面を生んでいたような気がします。
「自分らしく」と「自己中心的な」は、全く違うものですよね、よく考えてみると。
人様に迷惑をおかけしたり、不快な思いをさせるようなことは避け、
「自分のためにもなるし、人のためにもなる」ことを、じっくりゆっくり選んでいけば、
一石二鳥になるはず。

で、具体的に私の「自分らしさ」とはどのようなもので、
それをどう守っていこうと思っているか、ですが、
私の「自分らしさ」は、「気長の熟思堪能」に尽きると思います。
読み物も音楽も料理もスポーツも人間関係も物や植物とのつき合い方も、熟思堪能型です。
時間をかけて選び、深く深く掘り下げ、追求し、ゆっくり育て、コツコツ磨き続け、心底愛でる・・
思い返せば、受験勉強も一冊の問題集を何度もやることで乗り切ったのだから、
その兆候は、すでに十代の頃からあったようです。

なのに、残念ながら、世の中は、私の好みと全く反対の方向に進んでしまったのですよねぇ。
濃い人間関係を嫌い、簡単に出来るものがもてはやされ、
値段も内容もチープなものが溢れ、それがどんどん消費され、ゴミとなってゆく。
情報も同じく。まるで「時」のように目の前を通り過ぎていく。

テレビやTwitterも、見れば、「へぇ、すご~い!勉強になる~。」と感心はするのです。
でも、結局その情報は、私の身にはならないのです。
速いからでしょうかね?大量だからでしょうかね?浅いからでしょうかね?
とにかく、入ってきたものがすぐ出ていってしまうのです。
かなりの新しいモノ好きだと思っていたのですけどね、苦手なツールがだんだん増えてきてしまいました。
トシかな。でも、新しくても全然大丈夫なものもありますからね、やっぱり好みの問題ですかね。
そういえば、好ましくない音を自動的にシャットアウトする人がいるというけれど、
私はまさにそのタイプなので、自動的に「見ざる言わざる聞かざる」スイッチが入ってしまっているのかも。あはは~。

とにかく、活字を、ゆーっくり読んで、行間を想像したり、ややこしい音楽を紐解いてみたり、
それについて深く考えたり、自分に置き換えたり、思いを馳せたりして、
十二分堪能する方が性に合っているのでしょうね。
道具選びも同じくで、基本的に「ラク出来るモノ」「速く出来るモノ」には全く興味がなく、
「手強いモノ=自分のスキルが上がるモノ」に魅かれてしまいます。
時々、便利グッズの無かった原始時代に生まれたら幸せだっただろうなぁと思います。
でも、負け犬の遠吠えに聞こえるかもしれませんが、
時間をかけて習得したこと、身体で覚えたこと、愛情を注いだことは、絶対に忘れないし、
見たり、待ったりしているより、行動している方がテンションも上がるし、楽しいし、
ほんのちょっとでも前進すると、励みにもなるし、
やっぱり私は熟思堪能型の性格で良かったと思ってます。そして、薦めたいなぁ、特に若者の皆さんに。


そうそう、年末年始を認知症の母と一緒に過ごしたのですが、
その母の行動からも、同じようなことを感じました。
料理を進んで手伝ってくれたのですが、手順も味付けもスピードも焼き方も、完璧でした。
身体で覚えたことは、何一つ忘れてないということです。
それから、感受性も全く衰えた様子がなく、
「美味しいね」「この器、素敵だね」「嬉しい!」「楽しい!」などと、
いろいろなシーンで自分の思ったことをどんどん伝えてくれました。
スポーツ観戦では、ナイスプレーの度に拍手したり、バラエティ番組を見て大爆笑したりもしていました。
でも、私と一緒で、テレビはあまり好きではない模様。すぐに消してしまう。
人への気遣いは人並み以上です。
とても前向きで、毎日きちっと日記をつけ、「コーラスの本」を広げ、歌を練習します。
「どこが認知症?」と、きっと皆さん、口を揃えて言うと思います。
でも、ちょっと前の記憶は、まるごと喪失していくのです。
それから、良く見られたい、褒められたいという願望も無くなっています。

そんな母を、じっくり観察・分析した私の見解ですが、
「浅い階層にある記憶=知識」をすべて消失し、 本能と「深い階層まで入り込んだ記憶=身に付けたこと」を、
失わなかったのだと思います。

そういえば、母の口癖は、
「物や知識はいずれ消えてしまうものだけど、
自分の身になったことは、一生自分と共にあり、きっと自分を助けてくれると思う。」でした。

本当にその通りになったのだなぁ。


というわけで、今年は兎年ですが、飛び跳ねるのではなく、
やっぱり「亀」のまま、「私らしい」を忘れずに、ゆっくりじっくり、慌てず、
頭と心と身体を一つにして、自分の身にいろいろを刻み込んでいこう・・に、思い至りました。


今年の予定などは、近日中に改めて書かせて下さい。
素敵なお知らせがいっぱいです!
まずは、抱負とご挨拶まで。

本年もどうぞ宜しくお願い致します。



line

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