身口意の一致
2017_11/03 updated
「60歳代が一番良かった、楽しかった」と、
年上のお友達が口を揃えて言います。
「60代は、やる気さえあれば、やりたいことが何でも出来る世代」とか。
「それは、金銭のゆとりや時間のゆとりが出来るからかな?
贅沢やラクが出来るようになるってことかな?」
と思っていました。
でも、その60代が近づいてきたら、
「やる気さえあれば、やりたいことが何でも出来る」
の本意が分かってきたような気がしています。
むしろラクする、贅沢をする・・・の反対ですね。
例えば、
冷蔵庫の中にある材料だけで、とびきり美味しい料理を作る、
とか、
こんな雰囲気の曲を作ろう、
とか、
海岸に座ってずっと海を眺めたいなぁ、
とか、
上高地で雨の動画を撮りたい、
などなど、、、
ふと頭に浮かんだ「やりたいこと」を、
最近の私は、力まず、最低限のお道具を使って、難なく楽しくやってのけているのです。
そして、それがとても心地良い結果を生んでいるのです。
身口意の一致って、こういうことを言うのでしょうかねぇ。
昔は、頭の中に描いているものと、出てきたものの違いに愕然としたものでしたが、
知らず知らずのうちに、思ったことをそのまま形に出来る技術や知恵が身に付いていて、びっくり。
今年の前半は、荒波の日々でしたが、
そういう波に対しても、逃げず、逆らわず、叫ばず、受け止め、耐え忍ぶ。
振り返ってみると、身の守り方もだいぶ学んでマシになったような・・
築24年になった我が家は、どんどん工夫して、暮らしやすいように育ててきたおかげで、
古くても、新築の時よりずっと私好みで快適な家になっているのですが、
その家を人生に重ねてみたら、「なるほど!」と頷けました。
きっと「60代は、自分が育ててきたものの恩恵に預かれる世代」
なのでしょうね。楽しみです。
ということは、「育て好き」な私は、
犬も、植物も、野菜やハーブも、私の活動に必須なお道具の数々も、楽器も、
仲間や周りの人との人間関係も、日々育ててきた(つもりな)ので、
それらの恩恵にも預かれるということでしょうかーーー???
わわわ、そしたら、私、近い将来、最強になっちゃうじゃない!
かわいくない。。。どうしよーう?
・・・・と、捕らぬ狸の皮算用的な言葉が、つい、口から出てきてしまうほど、
最近は元気いっぱいになっております。
人生は、山あり谷ありで、本当に面白いですね。
そうそう、人生といえば、
人間には「自由意志」など存在せず、脳が決定を下したのちに
それが「自分の意志」として意識にのぼるのだけ、
という衝撃的な説を聞いたので、
最近また脳の本にはまって読み漁っているのですが、
諸説あるなかで、「人生の始まりと終わりはすでに決まっているが、
どう生きるか、だけは人の自由意思に委ねられている」という説が私は好きでした。
「大切なのは結果だよ」と言う人が多いなか、私は断然プロセス尊重派なもので。
運命や与えられたものは有り難く受けとめるけれど、
やっぱり「自分らしい方法」を編み出し「自分らしい生き方」をしたい
と、改めて思っている今日この頃です。
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急に、
「なんてことはない1片も、一つ一つを大事に紡ぎ、それらを織り成せば、
大きな何かが出来上がる・・・」
という私達が大切にしている思い・姿勢をカタチにしてみたくなったのです。
iPadProのペンシルで描いてみました。
iPadProは、アナログとデジタルの融合で、自分にとてもとても合っていると思います。
耳馴染みのあるクリスマス・ソングなども歌いますが、
ずーっと胸にしまってあったクリスマスの贈り物の思い出を
ようやく曲にすることが出来ましたので、ぜひぜひ聞いて頂きたいです!
形になるまでに長い年月がかかりましたが、作り始めたらあっという間に出来てしまいました。
それだけ伝えたい大きな思いがあったってことですね。
制作最短記録を更新したと思います。