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13.March.2002
ハイドパーク 〜 ケンジントン 〜 ダブリン
朝、娘と二人で、また近所を散策。
街の景観を見ているだけで、本当にわくわくするのですもの!
ホテルからハイドパークまで行って、アルバートホールやロイヤルアカデミー辺りを回りました。
可愛いワンちゃんにも、沢山遭遇出来て、ハッピ〜。
好きな建物No1のアルバートホール
さて、荷物をまとめ、いざダブリンへ。
ところが、噂通り、予想通り(?!)、出発時間になっても出発ゲートが閉まったまま。
「もう出てしまったのでは・・」と大騒ぎで右往左往する観光客達と、
「こんなの当たり前よ」という顔で本を読んでいるアイルランド人達のギャップが笑えました!
飛行機は、結局一時間以上遅れて出発。
ダブリンのホテルに到着出来たのが、そんなこんなで午後4時。
閉店前に行かなければ・・と、大急ぎで楽器屋さんへ走り、楽器を調達。
試奏させてもらったり、説明を受けながら、バウロン、ティン笛をゲット。
これで、セッションデビューの準備完了。
Waltonで購入した18インチのバウロンとティン笛
そうそう、アルバイト風の若い店員さんがいたのですが、
会計をしていると、横で机をノリ良く、カッコ良く叩き始めたので、「おぉおおぉおお!」
打楽器をやっている娘の話では、ドラムもすこぶる上手だったらしく、
「打楽器をやるのが嫌になった」そうです。
が、そんなことで驚いている場合ではありませんでした。
帰りに見かけたストリートミュージシャン達ったら・・うますぎ〜。
なんなの、この国の人々は???
■■
さて、同じく飛行機が大分遅れたそうで、愛介さんがホテルに到着したのが夜9時過ぎ。
4人とも夕食をすませていなかったのですが、誰も「御飯を食べに行こう」などとは言わず、
「パブに行こう!、パブに!!」
で、最初に入った所、有名なところらしいのですが、超満員。
2軒目もまた超満員。でも、なんとかわずかな隙間からアイリッシュダンスを観賞。
平日の夜なのに・・
なんなの、この国の人々は???
さて、それからギタリストのSean
Whelanと落ち合い、
いざ、今晩セッションの行われているパブへ!
左端がSean
シェーンは、アイルランド内外で大活躍の売れっ子ギタリストだそうです。
そんな人に付き合って頂いちゃっていいのでしょうか・・
と心配していたのに、とても腰が低く、とても優しい人が登場してくれ、ホッ。
シェーンに導かれ、町外れのパブに近づくと、カッコ良い演奏が聴こえてきました!
びっくり、びっくり、びっくり×1億回。
なんだ、この上手さは!
私は、この時点で今日のセッションへの不参加を決めました・・。
こんな中でやるのは、無理、無理。
中央のピッカリ君、横笛も縦笛も凄腕でした。ちなみに、坊主頭は大流行中らしい・・
右横の女性は、彼氏の膝の上で吹いているのですよ!
けど、愛介さんや夫は、楽器を取り出しやる気満々。
二人とも素面のまま、シェーンの合図を待ちますが、
ほんと、こういうきっかけは難しいだろうなぁと思いました。
セッションしている人達の邪魔になってしまっては興醒めですし・・
・・とその時、シェーンがGoサイン!
セッションの輪とは反対側の席に座ったまま、
一夜漬けで練習した「Christmas Eve」の演奏を開始しました。
すると、どうでしょう。すぐに、あちら側の若者達が一緒についてくるではありませんか!
セッション成立の瞬間です!感動。
でも、それよりもっと感動したのが、シェーンのギター。
キレの良いカッティング、お洒落なコード付け、うねるリズム・・
げげげげげ。世界は広い!
その後、シェーンに伴奏してもらって愛介さんがお得意のブルーグラスを披露したり、
夫がジャズを吹いたりしたのですが、これが大受け。
誰だ?アイルランドで、トラッド以外の音楽をやってはいけないと言ったのは?
皆さん、本当に音楽が好きらしく、どんな音楽も大喜びで聴いてくれたし、一緒に合わせてくれましたよー。
夫(Flute)とシェーンのジャズ
拍手喝采と共に、皆が私達の方に寄ってきて、話しかけてくれたり、楽器を貸してくれたり・・
そうそう、買ったばかりのバウロンも、恥ずかしがらずに担いでいった甲斐あって、
バウロンの名手が、叩き方を懇切丁寧に教えてくれました。
一方、すっかり出遅れてしまった私を気遣って、
優しいシェーンが、何度も「何か一緒にやろう!」と誘ってくれました。
が、この道ウン十年のプロである愛介さんや夫のようにはいきませんよ、やっぱり。
で、固辞。あ〜あ〜、情けない。
でも上手な人が目の前で吹くのをじっくり観察できたので、
ティン笛の吹き方がようやく分かってきたような気がしたし、
とにかくとってもとっても楽しい夜だったので「もうこれ以上は望みません」
明日のロングドライブのことを考え、我らは午前2時に退散しましたが、
ダブリンの街は、眠る様子がありませんでした。
さて、明日は、デビューするぞ〜〜〜!